(前編)店長と、はたらく人の世界を僕らは変えるーSEEDS COMPANY立ち上げ秘話―
「はたらいて、笑おう。」をブランドタグライン(スローガン)とし、アルバイト求人情報サービス「an」や転職サービス「doda」等を展開するパーソルキャリア株式会社。そんな業界大手の人材サービス企業の中に生まれた社内ベンチャーが「SEEDS COMPANY」です。「HR×テクノロジー」で業界変革に挑む組織はなぜ生まれたのか?改めてその理由をカンパニー長の陳(チェン)さんに聞いてみました。※後編はこちらから
50年前からほぼ変わらないアルバイト/パート人材マーケット
SEEDS COMPANYは、「HR×テクノロジー」で新たなイノベーションを起こすべく立ち上がったパーソルキャリアの社内ベンチャーです。パーソルキャリアが大切にしてきた「人」の力に「テクノロジー」の力を加えることで人と組織の変革を支援し、社会の課題を解決していくことがミッションです。
なぜこのような組織が作られることになったのか、それには過去50年以上にわたってほとんど変わってくることができなかったアルバイト人材マーケットの課題が深く関係しています。
かつてのアルバイト求人のメディアといえば、新聞に折り込まれているチラシでした。それが、皆さんご存知の通り徐々に情報誌やWEBサイトやアプリへと変化してきています。チャンネルはデバイスが大きな変化を遂げたのは事実です。
一方、広告の掲載してくださる企業やアルバイト求職者への提供価値がどれだけ変わってきたのか?というと、情報の検索しやすさ以上の変化がほとんど起きていないのが実態です。
なぜなのか?
多くの場合、企業は広告を掲載し、自社にマッチングする人が一人でも多く採用できればそれでよしとします。メディアを提供する我々のような企業は応募数とそれにかかったコストで評価されます。本来であれば、応募する方の質までを追い求めるべきですが、なかなかそこに至りきらないのが現状です。結果、採用効率が優先して求められるメカニズムがマーケットとしては加速していきます。※この背景詳細を語るともの凄く長くなるので今回の記事では割愛します(ぜひ、面談で聞きにきてください!笑)
そして最近は、さらなる人手不足が声高に叫ばれています。
例えば店長には、店舗運営という本業があります。
とても忙しい上に人手不足、当然採用活動に対して十分な時間を割くことはなかなかできません。採用活動はどんどん非効率になります。そして、人が増えないので店舗運営・経営も苦しくなっていく。そんな負のスパイラルに陥っている店舗が日本中に多くあるのが現状です。
さらに、追い詰められた中での求人は「誰とはたらくのか」というはたらく本質より「猫の手でも借りたい」という効率が優先され、求職者を「誰でもいい誰か」にしてしまうリスクを内包してしまう可能性すらあるのです。採用する側も、採用される側もなかなか幸せなイメージがつくりにくい構造になっています。
これまで人が足りなくなったとき、多くの店長は広告という手法に頼っていました。私たちは広告メディアとしてそのお手伝いを長くしてきましたが、それだけではお役に立ちきれないと改めて感じています。
従来の求人メディアの延長線上でこの問題を解決できるのか?
この店長を誰が救うことができるのか?
この魅力的な人材をどうしたら、もっといい出会いに結び付けられるのか?
人材業界を牽引してきた我々は大きな葛藤を、常に胸にかかえています。
同業他社の皆さんもきっと同じだと思います。
そして私たちは決めました、業界を変えることを。
アルバイト/パート人材市場に向き合ってきた我々だからこそ、変えられなかった難しさを知っています。簡単にはいかないことはわかっています。私たちはテクノロジーによって自らの提供サービスを進化させ、この状況を打破していきたいと思っています。
企業の採用問題を解決すると同時に、はたらく個人個人が正当に評価される世界を目指していきたいと思っています。
それがSEEDS COMPANYが生まれた理由でもあり、目指しているビジョンでもあります。
(後編に続きます・・・)
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