こんにちは。
今回からSCIENメンバーインタビュー企画を担当する荒木です!
この企画では、SCIENにどんな人がいるのか。そして、どんな仲間と、どんな風に成長していけるのか。そんなリアルで等身大のストーリーをお届けします。
今回ご紹介するのは、知的好奇心を持ち合わせる「研究者」の側面と、目の前の課題を解き明かす「エンジニア」の側面を併せ持つ河合さん。
大学院でAIを研究しながら、学生生活の中でも自らプロダクトを作り上げています。その圧倒的な自走力と、作るからに使ってもらいたいという揺るぎない信念が、彼の活動を支えています。
技術が社会にどのように活かせるのかを起点に考えながらも、実装の過程での技術的学びをとことん楽しんでいる。話している中でSCIENという環境がのびのび開発ができる場所であるところが見えてきます
そんな、知性と行動力を兼ね備えた河合さんの魅力に、今回はじっくり迫ります!
1. 基礎から最先端までを網羅する、圧倒的な「研究への情熱」
Q1. まずは簡単に、ご経歴と今やっていることを含めて自己紹介をお願いします
河合さん:
現在は大阪大学の大学院で、「世界モデル」の研究に取り組んでいます。具体的には、ロボットが環境とのインタラクションを通じて、自ら「世界の仕組み」を学習し、効率的にタスクを遂行できるようなモデルの構築を目指しています。
現在は、世界トップレベルの国際会議への投稿を目指して、実験に明け暮れています。最近は『Lunar Lander(月面着陸シミュレーション)』を用いた実験を行っていますが、学習の安定化という壁にぶつかりながらも、試行錯誤を繰り返す過程そのものを楽しんでいます。
SCIENに入る前には大学で熱変形予測モデルの開発に携わっていました。あとは友人と個人開発などもしていて大学構内で誰もが使える形まで実装しました。
その後にSCIENに去年9月ごろに入社しました。入社後は自動運転系のプロジェクトに配属され、現在もそのプロジェクトに携わっています。
ー すでに自ら課題を設定して、それに対する開発を主導して回していたこと。研究者としてはもちろんのこと、その積極性もSCIENの中ではトップレベルで持ち合わせて活躍してくれてます!
2. 圧倒的な自走力。大学を巻き込んだ「プロダクト開発」の裏側
Q3. 自己紹介で友人と個人開発を行ったとありました。この開発の経緯を詳しく教えてください。
友人と二人で、「学生がもっと直感的に講義情報を検索できるようにしたい」という想いから開発しました。大学の膨大なシラバス情報をスクレイピングし、RAGの仕組みを組み込んだチャットボットです。
単に作るだけでなく、実際に大学の講義を管理している教授に直接「これ、公式で使えませんか?」と掛け合いに行きました。当時は諸事情でうやむやになってしまいましたが、最近になって「今なら導入できるかも」というお話をいただき、現在再始動に向けて調整中です。
ー 必要だと思ったものを、技術で解決しようとするだけでなく周りに広めていくところに単なる技術者にとどまることなく、周囲への貢献の意識が沸々と感じされます。
Q4. 学部時代には大学内のプロジェクトでも開発を経験されていますね。そこではどのような課題に直面したのでしょうか?
学部3年生の頃、半導体の熱変形予測モデルの開発に携わりました。当時は深層学習だけでなく、XGBoostやランダムフォレストといった古典的な手法も組み合わせながら、いかに少ないデータ(約1,000件)で精度を出すかに苦心しました。
一番の苦労は、ほぼ「ワンマン」での開発だったことです。教授のアドバイスはありましたが、実機の実装や検証は自分一人。しかし、「自分で調べて、自分で形にする」という自走力はこの時期に徹底的に鍛えられました。この経験があったからこそ、「よりハイレベルな仲間と切磋琢磨できる環境」を求めるようになり、SCIENへの参画に繋がりました。
ー 現状に甘んじることなくより良い環境を求めて自分から行動できるという成長への強い貪欲さが垣間見えます!
3. SCIENへの参画と、チームで最大化されるバリュー
Q5. 多くの選択肢がある中で、なぜSCIENを選んだのでしょうか?
きっかけは、松尾研究所発のスタートアップという背景に惹かれたことと、何より「正当に評価される環境」だと感じたからです。以前のワンマン開発では、どれだけ成果を出しても評価が一定でしたが、SCIENの面接では面接担当の方から非常に鋭い技術的な質問をいただき、「ここなら自分の実力をしっかり見てくれる」と確信しました。
また、SCIENには優秀なメンバーが集まっており、自分が得意な領域以外の知見にも触れられることが大きな魅力でした。自分一人の限界を超え、チームとして大きなプロジェクトを動かす経験を積みたいと考えたのが、最大の決め手です。
ー SCIENであれば成長だけでなくて誰かがずっと見てくれて、自分の成長に対する正当な評価をしてもらえる。そういった環境はとても大事ですよね!
Q6. SCIENでのチーム開発を通じて、どのような変化や成長を感じていますか?
最大の変化は、情報の透明性と共有に対する意識です。個人開発では一人で黙々と作業するだけで済みますが、チームでは「自分が何をしたか」を他者にわかりやすく伝える必要があります。
SCIENでは、Slackでの「Work Out Loud」が推奨されていますが、私はこれを非常に大切にしています。自分が試行錯誤している過程を画像やデータと共に発信することで、メンバーからフィードバックを貰えたり、逆に誰かの助けになったりします。
ー ワンマンな開発では体験できない情報共有による他者への貢献や自分の学びといった経験を人一倍しているんですね!
Q7. 現在担当している自動運転プロジェクトでの挑戦について教えてください。
自動運転という、安全性と高度な制御が求められる領域に挑戦しています。最初は自動運転専用のソフトウェアの扱いに苦労しましたが、ここでも「自分で徹底的に調べる」というのを心がけました。その中で得た知見を周りに共有し、それでもわからないことがあればミーティング内で相談するなど自分のできることは全て誠意一杯やり切ることを常に意識しています。
最近では、自分の専門領域である強化学習の知見を活かせるフェーズに入りつつあり、非常にワクワクしています。研究で培った基礎理論を、いかにして自動運転という複雑な実世界の課題に落とし込むか。理論と実務の架け橋になることに、大きなやりがいを感じています。
4. 将来の展望:フィジカルAIで「ブルーカラーの未来」を変える
Q8. 河合さんが描く「将来の夢」や、エンジニアとしてのビジョンを教えてください。
フィジカルAIの分野で、社会に大きなインパクトを与えたいと考えています。現在はLLMなどの進化により、ホワイトカラーの仕事の代替が進んでいますが、私はその技術を現実世界に応用し、ブルーカラーの仕事をサポート・代替できるシステムを構築したいです。
例えば、家事や清掃、建築現場など、身体性を伴うタスクをAIが安全にこなせるようになれば、労働力不足という深刻な社会課題を解決できます。そのために、現在は大学院での博士課程進学も視野に入れ、より深い専門性を身につけたいと考えています。
ー 自らの成長だけでなく今後の社会の展望にまで目線を向けているところにSCIENのメンバーの中でも高い視座を持ち合わせているように感じます!
5. 技術的探究心、その先にある成長と未来
Q9. 最後に、Scienに興味を持っている方へメッセージをお願いします。
SCINEは、自分を「正当に評価してくれる」場所です。学生アルバイトという枠に収まらず、一人のプロフェッショナルとして技術を磨き、アウトプットを出せば、それに応じた対価と成長の機会が得られます。
新しい技術に触れたい、自分を試したい、そして何より自走しながらチームで高みを目指したいという人にとって、これ以上の環境はありません。ぜひ、一緒に未来を創りましょう。
知らないことは恐れずに、調べ尽くして突破する。今の環境に甘んじずにさらなる成長の機会を追い求めて自ら行動することを当たり前とするところに河合さんの強さを感じました!
SCIENには多様な分野を研究するスペシャリストたちが日々切磋琢磨しながら働いています。個性豊かなメンバーの中で成長したい!という方がいましたらいつでも気軽にご応募してください!
次回のインタビューも、どうぞお楽しみに!