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キャッシュレス決済戦争のカギを握る「信用スコアリング」とは?

政府による推進のもと、急速に盛り上がりを見せているキャッシュレス決済。キャッシュレス先進国である中国の最新事情をご紹介するとともに、“キャッシュレス決済戦争”の先に待ち受ける「信用スコアリング」について探っていきます。

中国のキャッシュレス最新事情

現在、中国都市部のキャッシュレス決済比率は、100%に近い比率に達していると言われており、「支付宝(アリペイ)」と、「微信支付(ウィーチャットペイ)」がキャッシュレス決済市場を牽引しています。

そして、中国社会のインフラとなりつつあるキャッシュレス決済は、現在新たな展開を見せています。その中心となっているのが、「信用スコアリング」です。信用スコアリングとは、AIなどを活用して信用レベルを数値化する仕組みで、「個人格付け」とも言うべきものです。

とりわけアリペイとデータ連携した信用スコアリングサービス「芝麻信用(ジーマクレジット)」は、中国社会に大きな影響力をもたらしています。

「芝麻信用」では高スコアを獲得すると、各種金融ローンの金利が優遇、シェアリング系のサービスやホテル予約の際の保証金免除、シンガポールの個人観光ビザ申請手続きが簡素化されるなどのサービスが受けられます。他にも、企業の採用に活用されているほか、一定以上のスコアを持つ人を対象とした会員制婚活サイトも登場しています。

中国で信用スコアリングが成長した背景

実は、中国は銀行口座を持たない国民が世界でもっとも多い国です。銀行口座がなければ、ローンを組むこともできません。こうした層が、「芝麻信用」などの信用スコアリングサービスを活用することで、社会的な信用を築けるようになってきています。

「芝麻信用」の仕組みとは

「芝麻信用」では、5つの領域でスコアを算出し、これらの合計スコアで格付けを行っています。点数は最低350点、最高950点で設定されており、600点以上から多くの優遇措置が受けられるようになります。

身分特質(社会的地位・身分、年齢・学歴・職業など)
履行能力(過去の支払い状況や資産など)
信用歴史(クレジット・取引履歴など)
人脈関係(交友関係及び相手の身分、信用状況など)
行為偏好(消費の特徴や振り込みなど)

信用スコアリングは日本でも普及する?

信用スコアリングへの取り組みは、既に日本でも始まっています。

例えば、ソフトバンク系列のPayPay(ペイペイ)は、日本でいち早く信用スコアリングを手がけたJ.Score(ジェイスコア)と連携しており、メルカリが手がけるメルペイは、信用スコアリングをもとにしていると考えられる「メルペイあと払い」を提供しています。

しかし、信用スコアリングは大きなメリットがある一方で、利用者の行動履歴の管理が必要となります。中国では既に信用スコアリングが、就職や結婚といったライフイベントに大きな影響を及ぼしていることから、「監視社会」につながりかねないとの指摘もあります。

こうしたサービスが今後、どの程度日本で浸透していくかを見極めるには、キャッシュレス決済事業者各社の動向を注視していく必要があるでしょう。


株式会社Samuraiでは、QRコード支払機能を搭載した「Samurai Order」で“キャッシュレス決済戦争”へ参戦します。本コラムをお読みいただき、興味をお持ちになった方は、ぜひ一度、お問い合わせください。

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