今回インタビューしたのは、自動車の内装設計を手掛けるエンジニア、Aさん。
30歳の節目でキャリアを見つめ直し、慣れ親しんだ職場を変えることなく所属会社だけを変える「転籍」という選択をしました。
「会社に存在感なんてなくていい。」と語るAさんに、転職の経緯から現在のリアルな働き方、そして手に入れた自由な生活についてお話を伺いました。
目次
プロパー社員との待遇差に感じた「違和感」
業界の常識を超えて。「職場を変えずに待遇を変える」唯一の選択肢
生活の景色が変わった
フレックスで働く、ある1日のスケジュール
「会社に存在感はいらない」という価値観
これから実現したいこと、そして読者へのメッセージ
プロパー社員との待遇差に感じた「違和感」
── まずは、Aさんのこれまでのキャリアについて教えてください。
A: 現在は自動車の内装部品の設計開発を担当しています。昔から車が好きで、今の仕事にはとてもやりがいを感じています。特に内装は、ドライバーや同乗者が常に目にする部分ですし、実際に自分が設計した車が世の中を走っているのを見かけたり、レンタカーで乗ってみたりして仕上がりを確認できるのは楽しいですね。
── エンジニアとしての仕事には満足されていたんですね。では、なぜ転職(転籍)を考え始めたのでしょうか?
A: きっかけは30歳を迎えたタイミングでした。仕事内容や職場の人間関係には全く不満がなく、むしろ恵まれた環境で働かせてもらっていると感じていました。ただ、どうしても引っかかっていたのが「待遇面」です。
同じ職場で、同じようなレベルの仕事をしているメーカーのプロパー社員(正社員)の方々と自分を比べた時、どうしても待遇に大きな開きがある。「仕事内容は変わらないのに、なぜ?」というモヤモヤが消えませんでした。
30代という年齢を考えた時、このままではいけない、待遇を変えたいと強く思うようになりました。
業界の常識を超えて。「職場を変えずに待遇を変える」唯一の選択肢
── そこで「転職」ではなく、今の職場に残ったまま所属を変える「転籍」を選ばれたのですね。
A: はい。職場自体は気に入っていたので、あえて環境を変えるリスクは負いたくありませんでした。そこで「職場を変えずに、派遣元(所属会社)だけを変える」という転籍活動を始めたのですが、これが想像以上にハードルが高かったんです。
この業界では「同じ職場での転籍(派遣会社の乗り換え)」は嫌がられる傾向にあります。実際に他の派遣会社にも相談しましたが、「期間を空けないと無理」「トラブルになるので受け入れられない」と断られてばかりでした。一般的には一度退職して3ヶ月ほど期間を空ける「3ヶ月ルール」のようなものを設けている会社が多いんです。
── そんな中で、リツアンを選んだ決め手は何だったのでしょうか。
A: 一番の理由は、リツアンだけが「期間を空けずに、リスクを取って転籍を受け入れてくれたこと」です。
実は、リツアンに問い合わせる前にホームページを見て、マージン率(手数料)のシミュレーションを自分なりに行いました。
リツアンは仕組みが非常にクリアで、派遣単価のうち会社が取る分が明確に決まっています。「ここなら待遇が確実に良くなる」という確信を持って、自分から電話をかけました。
── 面接などはどのような流れでしたか?
A: 電話の後、ビデオミーティング形式で面談を行いました。といっても堅苦しい面接というよりは、簡単なエントリーシートを書いて、世間話をして「じゃあ今後お願いします」といった感じで、あっという間に決まりました(笑)
生活の景色が変わった
── 実際にリツアンに転籍して、一番の目的だった待遇面はどう変わりましたか?
A: 劇的に変わりました。 月ベースで見ると、以前の倍近くになった月もあったと思います。
── いきなり倍近くですか! それはすごいインパクトですね。
A: そうですね。さらにそこから3年ほど経ち、プロフェッショナル契約(プロ契)という形態に移行した現在は、さらに上がっています。
── ここまで収入が上がると、生活や心境にも変化があったのではないでしょうか。
A: そうですね。仕事をする上で、生活費や将来の不安といったノイズがなくなり、業務に集中できるようになりました。また、プライベートでも、以前は買い物や食事に行く時に「ちょっと高いから我慢しようかな」と躊躇することがありましたが、今は本当に欲しいものや体験にお金を使えるようになりました。趣味のゴルフや、長期休暇に行く海外旅行も、予算を気にせず楽しめるようになったのは大きな変化ですね。
フレックスで働く、ある1日のスケジュール
── 現在の働き方についても教えてください。普段はどのようなスケジュールで動いていますか?
A: フレックスタイム制なので時間は日によってまちまちですが、平均的な1日はこんな感じです。
── 英語の勉強をされているんですね。
A: はい。3年ほど前にアメリカとの協業プロジェクトに参加した際、資料が全て英語になり、全く言葉がわからなくて悔しい思いをしたのがきっかけです。そこから1年半ほど独学で勉強し、TOEICの点数もかなり上がりました。 今は現場で英語が必須というわけではないですが、将来の可能性を広げるために続けています。
「会社に存在感はいらない」という価値観
── リツアンという会社の「社風」についてはどう感じていますか?
A: 良くも悪くも「会社っぽさ」がないのが気に入っています。 僕個人の考えですが、エンジニアにとって派遣会社というのは、過度な帰属意識を求める存在である必要はないと思っているんです。
立派な本社ビルを建てたり、過剰な社内イベントにお金を使ったりしてエンジニアの待遇に影響があるくらいなら、会社としての存在感は薄くてもいいから、しっかり還元してほしい。
── リツアンはその点、徹底していますよね。本社も豪華さとは無縁の場所にありますし(笑)
A: 「エンジニアに還元する」という姿勢と言動が一致していると思います。ドライに見えるかもしれませんが、僕にとっては非常に心地よい距離感です。
これから実現したいこと、そして読者へのメッセージ
── 今後、挑戦してみたいことはありますか?
A: 一番の目標は、アメリカで働いてみることです。やはり自動車産業の中心ですし、エンジニアとしての市場価値や待遇水準も高い。今の環境に飽きているわけではないですが、長く同じ場所にいるとどうしても刺激や学びは減ってくるので、新しい環境に飛び込んでみたいという気持ちは常に持っています。
設計だけでなく、企画や評価といった別の職域にチャレンジするのも面白そうですね。リツアンは社内公募で他の求人も見ることができるので、タイミングを見て新しい経験が積める場所を探していきたいと思っています。
── 最後に、転職や転籍を迷っているエンジニアの方へメッセージをお願いします。
A: 僕自身、初めての「転籍」には不安がありましたし、元の会社を辞める際には引き留めにあったりと、面倒なこともありました。正直、パワーは要ります。
でも、「一瞬の面倒くささ」や「変化への不安」さえ乗り越えてしまえば、その先には想像以上に自由で、納得感のある生活が待っていました。 動かないでモヤモヤし続けるより、勇気を持って動いてみて、後悔するほうがいい。
結果として僕は動いて本当に良かったと思っています。
もし今の待遇に疑問を持っているなら、ぜひ一歩踏み出してみてください。