ライダース・パブリシティがお送りしている「世界のモダンハウス」。第五弾では、インド大陸ケーララ州内陸部のトリチュールという都市ネリッカヌ地区にある「壁が吸収する家」をご紹介します。
インドを連想させる伝統的なデザインが施された白い壁に茶色の格子。傍目には抑制の効いた目立たない印象に映りますが、一歩踏み込むと思わずインドにいることを忘れてしまう程、シンプルでモダンな現代住宅という印象に様変わりします。
中央部分のボイドから差し込む光は内側を明るく照らしています。細長い敷地を三分割し、二つの居住ボリュームを中央のボイド空間でつなぐことにより、周囲に溶け込む穏やかな外観を保ちながら、明るく庭のような内部を演出できるのです。
また、この地方特有のモンスーン気候の荒々しさに耐えうる材質にするため、外装材としてコールテン・スチールを採用しています。天気のいい日には、意図的に開けられたサイズの異なる穴から陽光が漏れ、階段部分に光の円を映しだします。
ライダース・パブリシティが手掛けている「家サイト」では、「世界のモダンハウス」について詳しく紹介しています。他にも住まいのアイデアと称した家づくりに役立つ情報が満載ですので、理想の住まいを思い描きながら参考にしてみてください!