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健全なスクラムは組織と個人を成長させる。爆速成長中の若手エンジニアが推薦したいResilyの開発組織

Resilyで活躍するメンバーにフォーカスを当てたインタビュー。今回は、スクラム開発未経験ながらも、急速なキャッチアップとポテンシャルでスクラム開発のマネジメント、など幅広い役割を担っている若きエースの石川に、Resilyのエンジニア組織における魅力について語ってもらいました。

▼石川の前回の記事はこちら

大手からスタートアップへ踏み出した先にワクワクする毎日が待っていた!!Resilyに入社した若手エンジニアの想いに迫る | Resily株式会社
今回は、2021年3月にWebエンジニアとしてジョインしていただいた石川に「なぜResilyに入社したのか?」「実際に入社してみてどう感じているか?」などをお聞きしたのでご紹介します。 ーーまずはこれまでの経歴を教えてください。 経験社数は、Resilyで3社目になります。 1社目は、金融系のSIerでシステムエンジニアをしていました。FX ...
https://www.wantedly.com/companies/resily/post_articles/327593

▼プロフィール文

愛知県立大学情報科学部情報科学科を2018年に卒業後、同年に金融系SIerに新卒入社。
FXや仮想通貨のtoC向けトレーディングシステムの開発・運用に従事する。
その後、若年層向け人材紹介会社を経て、2021年3月、Resilyに参画。ソフトウェアエンジニアとして、
機能改善・新機能追加開発はもちろんのこと、プロダクト開発の意思決定も担当している。

新卒は金融系SIer。Reactに触れたことがきっかけで、フロントエンドの世界に


ーー本日はよろしくお願いします。まず、Resilyで活躍される石川さんのバックグラウンドを教えてください。

よろしくお願いします。私は2018年に新卒で金融系のSIerであるシンプレクスに入社し、その後人材紹介会社のマイナビワークスにフルスタックエンジニアとして転職。そして2021年3月ResilyにWebエンジニアとして入社しています。

新卒のシンプレクスでは、半年間IT・プログラミングの研修や金融の研修、シミュレーションでのトレーディングを行っていました。IT研修中はWebアプリの開発には触れておらず、CUIで作る債権管理のシステムの開発をしていましたね。研修後、FXや仮想通貨のToC/ToB向けトレーディングシステムの部署に配属されることに。ここではじめてWebアプリの開発に携わりました。

配属されてから2~3ヵ月ほどはバックエンド、フロントエンド問わず、すべての開発や設計、要件定義まで一気通貫で経験しました。その後、フロントエンドの開発だけに特化したチームにアサインされたんです。そこでReactにはじめて触れたことがきっかけで、フロントエンドの世界に興味を持ちました

ーーReactに触れた経験からフロントエンドの世界に興味を持ったのですね。2社目のマイナビワークスに転職された理由は何だったのでしょうか?

はい。1年ほど同じ部署で働いていたのですが、SIerの仕事はあくまでコンサルティングしサポートする立場。プロダクト開発においての意思決定はクライアント側にあり、自分で最終的な意思決定ができないことにモヤモヤを感じていました。自らの意思決定でプロダクトをどんどん良くしていきたい。そう考えるようになり、はじめての転職を行いました。

2社目のマイナビワークスでは、2人目のエンジニアとして入社しました。ビジネスサイドとも距離感が近く「売上を伸ばすために、プロダクトをこうしていきたい」といった提案も快く受け入れてくれる環境でした。1社目に感じていた課題は解消でき、さまざまな経験を積ませてもらったと思います。

ーー2社目のマイナビワークスでは希望の仕事ができていたと思います。そこからどうして転職を考えられたのですか?

「自らの意思決定でプロダクトを成長させたい」という想いは叶ったのですが、2社目で働く中で抱えていた大きな課題がいくつかあったんです。

まず、経営陣が決める全社の目標(ミッション)が非常に抽象的だったこと。その目標だけでは、実際に何をしたら達成するのかがまったく伝わってこない内容だったんです。とくに2社目は営業主体の組織のため、売上目標がもっとも重要な目標。会社が掲げる目標(ミッション)や叶えたい世界観の言語化はほとんどありませんでした。自分にできることで会社に貢献しようと試行錯誤するものの、いかんせん方向性がわからなかった。自分の仕事がはたして会社に貢献できているのか、ずっと不安に思いながら仕事していたのを今でも覚えています。

もう1つが技術について。2社目では10年前~20年前に流行ったレガシーな技術を使っており、「昔からある既存のコードを崩さないように機能をどう出していくか」を常に考えているような組織でした。

課題を解消し、プロダクトを良いものにするためにも、技術はどんどんアップデートされるべきだと思っています。その課題を解消するために既存の技術を使い続けるのであれば意味はありますが、新しい技術を取り入れようとせず、できる範囲で機能開発を進める会社の方針には、正直疑問を持っていました。私が新しい技術の導入を提案してみても、「どうしてもやりたいけどできなくて...」と後回しになりそのまま放置されてしまうんです。メンバーにも働きかけてみましたが、組織としての学習意欲もそこまで高くなく、良い技術を使って良いプロダクトを創っていくモチベーションはそこまで高くありませんでした。

良いスクラムは基本に忠実。Resilyのスクラム体制が自分にマッチした理由

ーーそこからResilyに転職されるわけですが、入社しようと思った理由は何だったのですか?

入社理由は2つあります。まずは、OKR市場でのプロダクト開発をしていることに興味を持ったこと。OKR自体は1社目の時、別部署で試験的に導入していたため概要については知っていました。あらためてOKRについて詳しく調べてみると「まさに今の会社の課題を解消できるフレームワークではないか」と感銘し興味を持ったのを覚えています。

そして、大きく惹かれたのが技術環境。非常にモダンな技術を使っていることも大きな決め手の1つでした。選考時にstack shereでResilyの技術一覧を見せていただいたのですが、まったく古い技術がないことに驚きました。スタートアップ×SaaSだからこそかもしれませんが、技術的なアップデートをもとに課題をどんどん解消していくことに意欲的な会社だと当時強く感じました。

▼Resilyの技術スタック
https://stackshare.io/resily/resily

ーーResilyのスクラム開発における体制にも興味を惹かれたとお聞きしました。

はい。実は、Resilyに入社するまでスクラム開発を経験したことはありませんでしたが、昔からメリットは感じていました。スクラム開発は、組織・チームとして強くなる考え方・概念の1つだと当時から思っていました。そのため、「いかにして組織の力で、1×1を1×10〜100にして、プロダクト開発に貢献していけるか」の視点でスクラムを回す経験をしたかったんです。そのため、選考を受ける会社のスクラム体制は気にして見ていました。中でもResilyスクラム開発は、基本から忠実に開発を回していて、非常に魅力を感じました。

選考で話を聞いたり知人の転職話を聞いたりしていると、スクラムのセレモニーやルールを一部省略していたりして、あくまでスクラム「ライク」な手法をしている開発組織が一定あるという印象を受けました。

対してResilyの場合、スクラムガイドに沿ってスクラムを回すことに重きを置いていることがわかったので「基本から忠実に課題を洗い出して、自分なりに解決策を考えていくのかな」と自分が組織の中で働いているイメージが持てました。基本に忠実でなければ、応用に取り組んでもなかなか成果はでないと思っています。Resilyのスクラムに対する考え方と自分の思考がマッチした感覚がありましたね。

はじめてのスクラムマネジメント。健全なスクラムは組織と個人を成長させる

ーーOKRの興味はもちろん、Resilyの技術環境や開発体制も入社の大きな決めてだったのですね。そこから2021年3月にResilyに入社され、すでにスクラム組織におけるマネジメントも担われているとお聞きました。

はい。Resilyのスクラムチームは現在2つのチームがあり、スクラムマスターでもあるCTO西方が2つのチームを兼任しています。実際に細かくマネジメントしているのは各チームのメンバーに任せる体制のため、私がそのマネジメントを担っています。具体的には、リソースの空き状況をウォッチし、スプリントでの優先順位を都度確認し、「誰に何をアサインするべきか」を判断していますね。

ーーはじめてスクラム開発を経験する中で、難しさややりがいを感じる瞬間を教えてください。

まずは、プロダクトをMVPとして、頻度高くリリースできるような体制にしたいと思っています。組織としてはまだまだうまくできていません。MVPで細かく出すことのメリットは、フィードバックをすぐ受けて改善できることです。経営陣やPdMだけではなく、エンジニアからも「どのような計画や戦略を持ってMVPをリリースするべきか」の提案は、率先して実施していくべきだと思っています。

また、スクラム間での共通認識をつくることは日々難しさを感じています。組織が急激に成長していることもあり、さまざまなメンバーが入社してくれています。入社する新メンバーは、私のようにスクラムを経験したことがなかったり、Resilyがメインで使っている技術を使ったことがなかったりする場合もしばしば。経験値や知識量がそれぞれ異なる中で、一人ひとりがいち早くプロダクトの全体感を把握する必要があります。ここは、スクラムをマネジメントする自分の実力が試されている感覚がありますね。

ーーバックグラウンドの異なるメンバーが次々入社される中、共通認識をつくるためにこだわっていることがあるとお聞きしました。

リモート間でもコミュニケーションを絶やさないことは常にこだわっています。元々私が入社する前から文化として染みついていました。Resilyのエンジニア組織は、自分が入社した時からコミュニケーション頻度は高く、迷った時や相談したい時があれば、Slackのチャンネルで「これについて相談いいですか?」と気軽にZoomをつないで話し合える環境があります。この文化は非常に魅力に感じましたし、こだわって続けられるようにしたいです。

スクラム開発の特性上、コミュニケーションは比較的多く発生してしまいます。それがコストに感じる人も多いでしょう。ただ、このコストは払うべくして払うものだと思っています。コミュニケーションを増やすことで正しい視点を持てたり、視座を高められたりする。意味のあるコミュニケーションはメンバー、組織の成長を促進させると思っているので、スクラム開発は組織、個人の成長においてもメリットが大きいんです。

入社半年でスクラムにおいて数々の仕事を任されるまで成長できた理由。石川の次なる挑戦。

ーーはじめてのスクラム開発にもかかわらず、非常に多くのことを考え、実行に移されているのがわかりました。スクラム開発のマネジメントの他に、現在Resilyではどのような役割を担われているのでしょうか?

1つはスクラムチームでのさまざまなタスクを巻き取りながら、ソフトウェアエンジニアとして動いています。テックリードは、入社して5ヶ月経ったぐらいに任せていただきました。はじめは一メンバーから入りつつ、徐々に機能開発における設計の意思決定も自分で行っています。

とくにスクラム開発においては、プロダクトのコードを少しでも早く世に出していくことが肝心です。半ば無理やり出してしまうケースも少なくありません。すると技術的な負債がどんどん溜まっていき、その後の開発に対するコストが大きくなってしまいます。それを事前に防ぐためにも、スクラムのプランニングをする前に自分が設計方針を固めるようにしています。

もう1つ所属しているのが、タスクフォースチームです。プロダクト全体における緊急度の高い改善に尽くすチームのことで、プロダクトを健全にしていく活動をしています。実際にやっていることは、運用観点でパフォーマンスのモニタリングです。たとえばフロントエンドの場合、コンポーネント毎にCore Web Vitalsなどのメトリクス*をうまく取得できていなかったりするため、そこを正確に取れるようにする活動を行いパフォーマンス情報の参考情報を増やそうとしています。

*ソフトウェアの様々な側面を定量的に示す指標

ーーここまでのお話で、石川さんが非常に多くのご活躍をされていることがわかりました。ここまで率先して多くの役割を担っているのは、自ら手を挙げて役割を取りに行っているのですか?

基本的にはそうです。自分に期待されている役割だと思うものは意図的に仕事を取りにいっています。このように動けているのは理由があって、選考中オファーレターをいただいた際に、テックリードになるためのロードマップを頂いたからなんです。自分にどのような役割を期待されているかが理解できたので、ロードマップに沿って自ら意識して動けていますね。

後から人事に聞いた話ですが、Resilyでは候補者と企業の期待値を明確にするために、内定オファー面談で期待値を明確にした文章を渡しているとのこと。私もオファー面談での内容があったからこそ、「3か月後にどうなっているべきなのか」がイメージして入社してこれまで仕事ができています。Resilyの採用は、「組織の一員となるメンバーの成長」に着目して見ていると思います。「この環境だったらものすごく成長できそう」と感じたのを覚えています。

ーー採用の段階からキャリアステップがクリアになっていたからこそ、自身のやるべきことが明確になっていたのですね。これからさらに成長されていくと思いますが、Resilyのエンジニア組織における今後の展望をお聞かせください。

OKR市場はまだマーケットが発展途中です。プロダクトドリブンで市場を切り開いていくことが、これからやるべきことだと思っています。「どのような機能を追加すればクライアントがOKRに馴染みやすくなるのか」や「いかにストレスを感じずにOKRを導入できるようにするにはどうすればよいのか」など考えるべきことや課題はまだまだ山積みです。

OKRは企業ごとに運用が違います。OKRはあくまでフレームワークであり、考え方の1つです。スクラムと同じで企業ごとにアレンジはされて当然。私たちはOKRのサービスの中でもプロダクトを提供するサービスのため、1社に合わせて機能を提供できない、してはいけないものだと考えています。全体最適を考え、すべてのクライアントが課題として感じているものをキャッチアップし、それを機能に落としていく難しさとやりがいを日々感じています。

ーーさいごに、Resilyで働く中でもっともやりがいに感じること、意識されていることを教えてください。

個人的には、0から1を作ることは非常に難しいと感じながらも、常に挑戦していきたいと思っています。Resilyのエンジニア組織では、0ベースから機能開発することを得意としているエンジニアも多く、非常に尊敬しています。

やはり、0to1でプロダクトを創っていくことは、マーケットを切り開いていく感覚があり、やりがいを感じられますね。「このプロダクトを世の中に出したらどういうフィードバックをもらえるのか」や「どれだけ貢献できるんだろう」と考えている時が働いていて一番ワクワクしますね。

このやりがいを得続けるためには、自身のスキルアップが必要不可欠。とくに基礎力を固める勉強は重要なので、率先して実施しています。たとえば、私自身、元々インフラのバックグラウンドがない中で業務として関わることもあるため、基本は理解できるよう自主的に勉強しています。

個人的に、基本から学ぶことをかなり意識しています。基本は一次情報に入っているものです。たとえばライブラリから派生し二次情報、三次情報ではなく、実際の公式ドキュメントや一次情報を参考にライブラリの考え方、概念をキャッチアップするように意識していますね。

ーー今後も石川さんの活躍でResilyが飛躍的に成長しそうです。本日はありがとうございました。

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