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デザインを経営戦略に。不動産サービスに革新をもたらすGAのリブランディングストーリー(対談インタビュー)

こんにちは。人財成長戦略チームの三浦です。GA technologiesで人事をしています。

今回は、コーポレートブランドを刷新した背景や意図、また、不動産業界におけるデザインの立ち位置やブランディングにおけるデザインの意義について話を伺いました。

【プロフィール】

株式会社Kuze Studio 久世 将寛
東京都生まれ。早稲田大学国際教養学部卒業後、外資系投資銀行と監査法人にて海外M&Aや資金調達のアドバイザリー業務に従事。従来関心の高かったデザインを、企業の経営課題解決に結びつけるべくデザイナーに転身。2017年1月に株式会社Kuze Studioを創業し、戦略的なブランディングおよびデザインサービスを提供。

経営企画チーム 椎野 康弘
多摩美術大学情報デザイン学科卒業。GUIの個人デザイン事務所を経て、大手電機メーカーのインハウスデザイナーとしてコンセプトデザイン、UXデザイン、サービスデザインなどに携わる。2017年5月よりGA technologiesに入社。

広報チーム 清水 絢子
山梨県生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒業後、イギリスのグラスゴーにあるThe Glasgow School of Artにてプロダクト&サービスデザインを学ぶ。アトリエ系設計事務所にて家具設計を経て、不動産系ベンチャー企業にて広報職に転身。2017年1月よりGA technologiesの広報を担当。


――早速ですが、今回のコーポレートリブランディングの背景や意図を教えてください。

椎野:私は去年の5月に入社して、その頃からブランドを変えるという話はありました。その議論をしている最中に考えていたことですが、デザインに対する知識がないと、単純に「かっこ良くした」とか、「色が変わった」というだけに思われがちですが、ブランディングはアウトプットのビジュアルはもちろんのこと、それによってなされるコミュニケーションとメッセージが大事だと考えています。リブランディングを共に行うパートナーとして、そのような観点をどれぐらい汲み取ってコミュニケーションしていただけるかどうかが重要だと考えていました。

独立されて日が浅かったと伺った久世さんでしたが、久世さんとお話をした時に、そのバックグラウンドにビジネスサイドのご経験がおありで、そのポイントを外さずに的確にメンバーとコミュニケーションしてくれるなと感じ、久世さんをパートナーとしブランディングを進めたいと思いました。久世さんと定例という形で週1か隔週で話をしながら取り組んでいましたが、その中でも特に課題だったのは、テクノロジーのイメージ等を駆使して、この業界におけるちょっとネガティブなイメージをどう変えていくかということでした。テクノロジーを活用しているからこそ、他社との差別化に繋がって信頼を頂けて、顧客になって頂いたりすることもあるので、それが最終的にはしっかり形になり個人的にはすごく納得がいく良いものになったなと感じています。


久世さん:今回のコーポレートリブランディングの目的は3つあります。

1つ目は、従来の不動産のイメージを脱却し、親近感のあるブランドへ飛躍させることです。不動産に対する「体育会系・営業気質の強い街の不動産屋さん」という一般的なイメージが強いなかで、そうしたイメージを払拭し、GA technologiesらしいテクノロジー・革新性を表現するアイデンティティの構築を意識しました。不動産投資は高価な商品であるため、人生で一度きりの買い物と思われがちですが、資産運用という観点からみると、複数の不動産物件を同時に運用されるお客さんも実は多くいらっしゃいます。人生に一度きりではなく、何度も触れることから、不動産との「距離の近さ=親近感」を表現する工夫をしました。

2つ目は、上場を控える「社会的企業」としての姿を反映したコーポレートブランドへ成長させることです。創業5年の急成長スタートアップとしてのカルチャーを最大限に尊重しながら、上場を控える社会的企業として、投資家、お客さま、取引先など各ステークホルダーへ「プロフェッショナル集団」としての誠実な姿勢が伝わるようなビジュアル表現を意識いたしました。

3つ目は、創業当初から掲げていた“ReTech” 企業としてのブランドを醸成していくことです。GA technologies の未来の姿をブランドに反映するため、社外のステークホルダーのみならず、社内のメンバーみなさんが会社の将来像を常にビジュアル理解できるよう、アイデンティティの構築を意識しました。そのために、樋口代表、経営メンバー、多くの担当者のみなさまにヒアリング・対話セッションにご協力いただきました。


――不動産業界におけるデザインの現状の立ち位置について伺いたいです。

久世さん:不動産業界では、本当の意味での「戦略目線」のデザインがまだ浸透していないのかもしれません。

椎野さんともよくお話をするのですが、デザインには狭義と広義があって、単純にきれいなビジュアルを作成する「狭義のデザイン」に留まらず、会社の経営戦略やビジョンを理解したうえで論理的にビジュアルコミュニケーションに落とし込む「広義のデザイン」を理解・実践されている企業がまだ少ないのかもしれません。

売上・顧客獲得に集中するあまりデザイン媒体が部分最適されてしまい、ブランドの統一感が演出されていなかったり、アイデンティティからデザイン媒体への一気通貫のビジュアルシステムが確立されていないケースも見受けられます。ブランドに統一感がないと、顧客のブランド認知が弱くなってしまい、結果的に収益機会を失い売上や集客などに影響することがあります。コーポレートのビジョンや価値感が共有しきれず、お客さまがきちんと会社を理解できないこともあります。

清水:確かに、そうですね。不動産から連想するイメージは、街の不動産屋さんというのもありますが、最近では、リノベーションやデベロッパーを中心にお洒落なブランディングの会社が増えています。しかし、実際には最後のお客様に見える部分だけがお洒落(デザインされている)ということが多く、経営全体にデザインの意識が入っていたり、サービス設計にデザイン思考が用いられていたりする不動産会社は今も滅多にないなと感じています。

椎野:デザインが注目され始めたのは歴史としては比較的まだ浅いですが、不動産業界に限らず、世の中の先進的な企業はデザイン主導でビジネスをどうデザインするかという風潮になってきているなと感じています。Airbnbもデザイナーが創業した会社だったりしますし。特に不動産業界はテクノロジーの遅れと共に、デザインの遅れというのがあると個人的にあるなと思っていて、そこにどれだけ今述べたプロセスを組み込んでいくかというのは、ブランドの認知拡大のためにも、不動産業界の新しさや先ほど述べたような不動産のネガティブイメージを払拭する上でも、すごく大事なことだと感じています。

清水:弊社の不動産オーナー向けのサービスである“Renosy Insight”は、サービス設計にデザインが用いられた1つの事例だなと思っています。家電メーカーでのUXデザインの経験のある椎野が入社された後に、GAの不動産サービスを見直す機会がありました。そのタイミングで、椎野とCTOと一緒にお客様一人一人とお会いし、収益不動産の運用を行う中でお客様が感じている手間や問題点をヒアリングし、そこから新たな不動産管理アプリを開発した経緯がありました。それが実現できたのは、CS(カスタマーサクセス)やセールスのメンバーが繋いでくれたという背景もありますし、また“Renosy Insight”はお客様・ユーザーの声をデザインに反映して設計しているので、不動産サービスの中でデザイン思考が用いられた面白い事例だなと感じています。


椎野:ブランドの対外的なメッセージは、先ほど久世さんにお話して頂いた部分ですが、リブランディングの次のステップとして、社内のメンバーが正しくブランドを理解することだと思います。世の中のサービスがユーザー視点になってきている中で、ユーザーへのアプローチやユーザー中心の設計を学ぶメンバーも増えてきていますが、一方で、まだ不十分な部分もあると思うので、開発のみならずセールス等のあらゆるメンバーにブランドやサービスの意味を周知していきたいです。

久世さん:そう考えると、数多くの不動産企業のなかで、椎野さんの様に戦略的デザインの発想を持ってデザインの上流工程を担っている方がいること自体、稀有なのではないかと思います。先ほどの「狭義のデザイン」としてグラフィックデザインや空間デザインをやっている方はたくさんいらっしゃると思うのですが、戦略的な上流工程を担えるデザイン担当者を抱えているGA technologiesは、そういった点でも先進的だと思います。


――リブランディングする上で気を付けた点や大変だった点を教えてください。

久世さん:大変さというのは成長や挑戦の裏返しですので、大変さという目線ではありませんが、今回のリブランディングを通じて感じた挑戦やエキサイティングな点がいくつかありました。

まず1つ目に、初めて樋口代表とヒアリングをさせてもらったときに、代表の生い立ち、価値観、ビジョンや志、創業5年で急成長を遂げる背景などを聞かせていただいたのですが、そのときに標榜するブランドとして Google、Apple、Airbnb、Tesla といった名だたるシリコンバレーのテクノロジー企業が当たり前のように出てきたことは驚かされました。世界のトップ企業を創るという姿勢が本気であることを、このときに確信しました。

椎野:代表の樋口は、GAを不動産業ではなく、テクノロジー企業だと当初から言い続けているので、そういう企業の名前が出てきたのだと思います。一方で、ビジネスとして形になっているのが不動産なので、リブランディングの際は、そのギャップをどう埋めていくかが大きな課題でした。

久世さん:テクノロジー領域に本格シフトしていくという経営方針は前々からお伺いしていたので、グローバルに通用するテクノロジーブランドを目指すことをご提案させていただくつもりでした。ところが、代表自らがすでにそうしたブランドづくりを目指していたため、我々としても非常にエキサイティングな支援となりました。

2つ目に、2017年8月の案件着手から今年2月のブランド公開まで約7ヶ月間のあいだに、いくつもの新規事業・チームが立ち上がり、多くの新入社員が増え、オフィス増床もあり、GA technologies の成長スピードには本当に驚かされました。みなさんのスピードについていくだけでも正直なところ必死でしたが、経営メンバー・社員のみなさんが非常に協力的であったため、我々も大きく成長させてもらいました。

3つ目は、ブランディングとデザインプロセスを通じて約40名近くのメンバーとコミュニケーションさせていただいたのですが、メンバー一人ひとりの熱量の高さとビジョンへの誠実さにとても驚かされました。みなさんの意気込みや熱意に触れるごとに、アイデンティティ刷新という仕事に一層の責任感を感じたのを今でも覚えています。これだけの熱量を持っている会社があるのだなと素直に感動しましたし、樋口代表が圧倒的に熱かったですね(笑)。


清水:たくさんの社員にヒアリングして頂き、それぞれの会社への想いを汲み取って頂いただけたことはもちろんですが、各部がどうやって働いていて、各部でどういうことが出来るのかというところまできちんと向き合って頂いたので、新規事業などが立ち上がり組織が変化し続ける中でも、この短期間でブランドを変えることができ、また実際に社内に最小限の負担でオペレーションに落として頂いたのはすごく感謝しています。時々、久世さんは私より各部のことを知っているのではと感じています。(笑)


――最後に、今後のGAのブランディングの展望について教えてください。

椎野:これからコミュニケーション媒体が更に増えていく予定なので、新しくしたブランドに基づいて、積極的にメッセージングを設計していかなければならないと感じています。広報やマーケティングを通じて、作り上げたものを正しく対外的に発信していくこと必要だと思っています。

久世さん:ブランドを作るのは、実はデザイナーではなく、その顔を代表していく社員メンバーみなさん一人ひとりだと考えています。まずはメンバーみなさんがブランドを理解していただくことが大切です。実際に、椎野さんのようなデザインの上流工程を担う方が陣頭を切って、ブランド価値とコミュニケーションが社内で浸透するような取り組みをされています。

その上で、ブランドを中心軸に据えながら、外部ステークホルダーに大小様々なコミュニケーションを地道にしていくことが大切だと思っています。お客さまとの会話も、メールを通じたやりとりも、名刺やウェブサイトといったデザイン媒体を通じた情報伝達も、すべては GA ブランドから発信されるコミュニケーションの連続です。

GA の社員メンバーは大きな挑戦に果敢に取り組める努力家タイプの方が多いため、こうした重要性をきちんと理解され、コミュニケーションを重ねていかれると思っています。小さな努力の積み重ねによって、GAブランドにより親近感が生まれ、世界に通用するテクノロジーブランドに飛躍していくのだと確信しています。

株式会社GA technologies(GAテクノロジーズ)'s job postings
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