みなさん、ヘルシーですか?
こんにちは。RELATIONSで、健康経営の活動を担当している関口です。
2019年4月より「働き方改革法」が施行され、健康経営の注目が高まっている昨今。弊社では世の流れに先立ち、2017年4月に「チームヘルシー」という名の衛生委員会を立ち上げ、あれやこれやと施策を打ってきました。
(画像粗いですが、現在活動中のチームヘルシーメンバーのみんな。)
産業医の先生から「健康意識低すぎ~!!」と言われた1年半前と比べると、社員1人ひとりの健康意識は格段にあがり、様々なシーンで「ヘルシー」という言葉が社内を飛び交うようになりました。
(日報の所感から日々のSlackコミュニケーションまで「ヘルシー」が飛び交う。)
今では冒頭の挨拶、「みなさん、ヘルシーですか?」の問いかけを社内ですると、「ヘルシーです!!」という声が返ってきます。
なぜ、私たちがこれほどまでにヘルシーになったのか?
それは、この2年間、様々な切り口から「ヘルシーとはナンゾや!」を考え、時には練りに練った施策を、時には思いつきの施策を実行してきたからではないかと自負しております。
今回は、これまで実施してきた施策の中で、特に効果が高かったと思われる取り組みをご紹介させていただきます!
(他にも紹介したいものもあるので、、継続的にみなさんにお目にかかりたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m)
チームヘルシー発足のきっかけ
2017年4月。従業員数47名に対して、休職者が4名という状態。休職の理由は人それぞれとはいえ、当時の私たちは危機感を抱いていました。そこで、メンバーがより生き生き働けるように健康面からサポートするべく、人事の高橋と私の2名でチームヘルシー(衛生委員会)を立ち上げました。
衛生委員会ではなく、なぜ「チームヘルシー」という名前にしたのか?
そこには、立ち上げメンバーの「楽しいチームにしよう」という思いが詰まっているんです。楽しい活動は必ず広がる。楽しい気持ちが心と身体を健康にする。
そんな思いから、チームヘルシーは誕生しました。産業医の先生も、中学校の保健室の先生のような親しみを込めて、リカちゃん先生(※先生も公認)と呼んでいます。
〜第1ヘルシー期(地下活動期)〜
チームヘルシーの活動は、大きく2つのフェーズに分かれています。
第1ヘルシー期のメンバーは、立ち上げメンバー(人事+労務)と産業医の先生に加えて、各事業部から1名ずつの構成になるように人選しました。そこで掲げた2つの目標がこちら。
・ 社員の健康意識を上げる
・ 休職者を増やさない
当時は、土日もSlackがめちゃくちゃアクティブで、長時間労働どんとこい!という健康意識の「け」の字もない状態。そこに健康知識を雨のように降らせても、焼け石に水。
ということで考えたのが、何をしているのかはわからないけど、なんか気になる。というサブリミナル的な状態を作ることと、社員の体調不良の前兆をキャッチして、倒れる前にサポートできる仕組みづくりでした。
▼そこでまず作ったのが、ヘルシーシステム!
これは、全社員の労働時間、出勤状況、slackの投稿数、slackの深夜(午前2時~5時)アクセス状況、wevox(エンゲージメント・サーベイ)のデータを一覧できるシステムです。
例えば、slackの投稿数では、直近3ヶ月の平均値と当月分を比較し、投稿数に大きな変化がないか? を確認しています。
急激に投稿数が上がっていれば業務が忙しいかもしれないし、急激に下がっていれば、会社やメンバーと距離を置きたい、といった心境の変化があるかもしれません。
その要因をヘルシーミーティングで話し合い、「この人ちょっとアブナイかも?」とピックアップしたメンバーについては、所属するチームの責任者に業務状況を確認したり、仲の良さそうな人にヒアリングをしたり、直接本人に声掛けをしたり…ケースバイケースでアクションしています。
このような声掛けを行った結果、「実は・・・」という形で産業医面談につながり、休職を回避できたケースもあったり。反対に、全く問題はなかったけれど「自分たちの健康状態って見られてる?!」という気づきが、健康意識の向上につながっていきました。
▼体制強化のためEAP(従業員支援プログラム)を導入
ヘルシーシステムのウォッチングと声掛けで、少しずつ健康意識が上がってきたところで、2017年10月からEAPを導入しました。
◎EAP(Employee Assistance Program)とは?
アメリカで誕生し、国内でも広がりつつあるEAP(従業員支援プログラム)とは、従業員のメンタルヘルスケアやパフォーマンス向上を目的とした、包括的なプログラムのことです。
EAPの先生は、企業の立場にたった産業医の先生と比べ、より従業員に寄り添った立場からサポートしてくれる、言うなれば「従業員のトレーナー的存在」です。
弊社のEAPの先生は、統合医療を専門にされており、西洋医学、東洋医学、サプリメント、栄養学、アロマテラピー、漢方など、幅広い世界に精通されているすごいお方!
最初に全社員との1時間の面談を実施したのですが、1人ひとりの相談にピンポイントでアドバイスをいただけるので、実施後の満足度もとても高かったです。
(毎日提出される日報にも、喜びの感想が多く寄せられました。)
▼社員の健康を気遣う「ヘルシーおやつ」を導入
また、先生のアドバイスをもとに、ヘルシーおやつを導入!
以前は普通のお菓子を置いていたのですが、今では社内で共有される様々なお悩みに合わせたヘルシーおやつを用意し、効能を書き添えて設置しています。
(常時15〜20種類ほどのおやつを、取り揃えています!)
非常にパワフルで、それでいて妖精のような雰囲気をまとった、まっすん先生。(※マスダ先生なので、まっすんと呼んでいます。こちらは非公認)。
まっすん先生の驚くほどの知識の広さに、RELATIONSの社員は支えられているんです。
〜第2ヘルシー期(地上活動期)〜
約1年半にわたる第1ヘルシー期の活動を通じて、wevoxの健康に関する数値は、チームヘルシー立ち上げ前に比べて10ptもアップ!!
そして、健康リテラシーが上がっているこのタイミングを逃さず、次のフェーズへと進むため、メンバー募集をかけて第2期へと突入しました。
第2期は、全員が「やりたい!」と自ら手を挙げてくれた、7人の仲間とスタート!
初回のミーティングでは、まずチームの目標から話し合いました。そこで決まったビジョンが、こちら↓↓↓
SELECKは自社が運営するビジネスメディアで、世の中の「仕事に関する最先端の取り組み」を紹介しています(役立つ記事が盛りだくさん)!
自社メディアかと思われるかもしれませんが、SELECKには厳しい取材基準が定められているので、自社内の活動であっても簡単には取り上げてくれません(笑)。
なおさら頑張らないと!!ということで、”数撃ちゃ当たる”くらいの勢いで、活動のアイデア出しをしてみると、アイデアが出る出る・・・
その中から今までに実現したものを、いくつかご紹介したいと思います!
▼朝ヨガでスッキリと1日をスタート!
ヨガ大好きのヘルシー女子が提案してくれた「朝ヨガ」。月に1度、ヨガの先生にオフィスに来てもらい、毎回なにかしらのテーマを決めてヨガをやってます。
これまでにやったのは、「正月太り解消」「巻き肩改善」「家でもできるヨガ」などなど。
仕事前のヨガは、頭がスッキリして集中力が増すとの声も多数!!生産性アップにつながってます。
▼浴びるように飲もう?!「ヘルシー懇親会」
こちらは「ヘルシーって何?」ということを、新たな切り口で考えた活動。その時に、社内に共有したアナウンスがこれ。
3時間飲み放題で、心理的安全性の高い環境でわいわいするという、とてもヘルシーな企画(お値段もヘルシーでした)。
しかも、産業医のリカちゃん先生が「私も!」とまさかの参加表明! 先生の飲みっぷりにRELATIONSメンバーも盛り上がり、「先生とまた飲みたい!!」との声が多数。新たな産業医面談の形をさぐるものアリかも?!
▼実行委員長はエンジニア!社内運動会(企画中)
こちらは鋭意準備中の企画。これの面白いところは、社内最年長のエンジニアが実行委員長を務めているところ。(第2期チームヘルシー発足時から、「運動会やりたい!」と手を挙げていました。)
エンジニアらしく、運動会のノウハウ本を買ったりなど、準備が緻密なところがまた面白いんです!詳しくは、こちらのブログでご覧ください♪
ヘルシー活動は果てしない
休職者が4名の状態からスタートしたチームヘルシー。紆余曲折ありながらも、2年かけて休職者ゼロの状態を実現することができました!
社員の健康状態によって、仕事の生産性も集中力も違ってきます。
例えば風邪をひいている状態と元気な状態では、風邪をひいている時のほうが生産性が落ちますよね。そんな状態が月に数日、社内に数十人発生したら、会社の大きな損失につながります。
(私のぼやき↓↓↓)
健康を他人からとやかく言われるのって、みんなイヤがるんですよねー。若いと健康に興味ないし。みんな仕事をたくさん抱えてるし・・・
ヘルシー活動は本当にむずかしいなぁ、、と思いますが、経営の一旦を担っているんだという気概を持って、果てしないヘルシー活動に精を出す所存でございます。
他の企業さんにも、きっと同じような悩みを抱えた担当者の方がいらっしゃると思いますので、ぜひ一緒に健康経営について考えていきたいですね。
ヘルシーなお店で、3時間飲み放題で!!
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