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【トップ対談】SLOGAN伊藤×Regrit Partners山木対談 ベンチャー企業の社長が語る 教育のミライ~これからの若手に必要な「生きる力」とは~

次代を創るビジネスリーダーのためのキャリアサイト「Goodfind」を運営するスローガン代表の伊藤氏と、今急成長を遂げているスタートアップベンチャーRegrit Partners代表の山木の対談が実現しました。今回の対談では、同行したスローガン植田氏とRegrit Partners佐藤の若手2人の視点も交えながら、教育のミライについて語りました。教育に関心が高い両者。次代の人材に必要な「生きる力」とは何か。そして民間の立場からどうやって日本の教育に貢献していくかについて言及していきます。

若手に伝えたい「自分に正直な意思決定を」

伊藤
私は元々、これからの時代に伝統的な大企業にだけ頼っていたら社会が地盤沈下していくことに危機感を持っていました。そのため、新しいモノや産業を創っていく人材の流れが必要だと思っています。スローガンは新産業を創るベンチャー企業を採用の立場から支援したり、若者に対して新しい価値を生み出すイノベーションに興味を持ってもらう働きかけを行っています。学生に対して、イノベーションが社会にどういう影響を与えていくのかというレベルから話をすると、案外「大手に行けば安泰だ」といった価値観が変わる人が多くいます。社会の構造を十分に理解しないまま就職先を決めようとしている学生が多いように感じます。

伊藤豊
栃木県出身
システムエンジニア、関連会社にて新規ビジネス企画・プロダクトマネジャーを経て、本社のマーケティング部門にてプランニングワークに従事。2005年末にスローガンを設立。「人の可能性を引き出し、才能を最適に配置することで、新産業を創出し続ける」をミッションに、新興成長企業への成長支援をヒューマンキャピタルを軸に実施。2014年より投資事業を立ち上げ起業支援もおこなう。


山木
同感です。私も大手コンサルティングファームからベンチャー企業まで様々な企業で働いてみて思いましたが、「自分が見ている範囲って実はかなり狭い」という現実をいつも突き付けられます。学生なら尚更ですよね。今の時代、いくらインターネットで情報収集できるようになったとはいえ、実は社会と学生の間の情報の非対称性が大きいと感じています。「大手が良い」「ベンチャーが良い」と単純な二元論ではなく、メリット・デメリットを見ながら選択肢を増やしていき、いかに自分が納得する意思決定をするかが大切になってきますね。

山木智史
神奈川県出身
外資大手コンサルティングファームや国内独立系コンサルティングファームを経て、Regrit Partnersを
創業。金融・通信・小売・製造業向けに構想策定からBPR・システム開発管理までを一貫して経験。直近では外資系コンサルティングファームの創業メンバーとして、経営企画/営業/採用のリーダーを兼任し営業では年間6億円、採用では年間200人以上の候補者や協力会社との面接/交渉を担当した実績を有する


伊藤
おっしゃる通り、是非フラットな価値観を持ってもらいたいですね。ブランドやネームバリューに釣られるような固定的な価値観はつまらないとされる世の中になってきていますし、「親が喜ぶから」というのはある意味逃げなのではないか、とも思いますね。

佐藤
私も就活している時は、できる限り親が喜ぶところに就職することを考えていました。私の場合、最初「親が喜ぶ」ということが「誰もが知っている大手企業に就職すること」だと思っていました。しかし「元気に活躍している自分を見せること=親が喜ぶ」だとわかった時、大手企業も選択肢にありましたが、自分が最も活き活きと働けそうな職場を選ぶ決意ができました。それを熱量持って説得したら、親は理解をしてくれて、最後は背中を押してくれました。

伊藤
いいですね。私はそうしたフラットな意思決定をできるようになるためには知識が最も重要だと考えています。

知識が無いから納得した意思決定ができない

伊藤
例えば、ブロックチェーンに興味があると言う人は、その分野について勉強しているからこそ興味を持つことができています。逆に全く興味がないと言う人に同じ質問をすると名前くらいしか知らず、勉強したことがないという人がほとんどです。新しいものに興味がないときは、単純に知識がないケースが多いのです。これは知的に怠惰なだけで、自分の興味が本当にそこにないのか疑いをもって勉強すれば選択肢の幅はかなり広くなると思います。ベースの知識がない故に伝統的な古い価値観に興味を持った気になっているだけで、それは本当の自分ではないのかもしれません。

山木
その通りだと思います。パブリックイメージや親の影響は特に私たちの意思決定に大きく影響しています。それは悪いことではないのですが、我々はそうした影響を受けて意思決定しているということを客観視できるといいですね。そのためには何でもとにかく勉強してみる。そこに興味がなければ他を当たればいいし、興味があるならとことん突き詰めていく。こうした積み重ねが自分の判断軸を形成し、納得した意思決定をできるようになっていくのだと思います。

これからの社会で必要な「生きる力」

植田
ところで、山木さんは現在コンサルティング事業をされていると思いますが、将来は教育事業を見据えているのですか?

山木
そうですね。現在はコンサルティング事業を行なっていますが、実は将来的に教育事業へ繋げていきたいと思っています。これからの教育では「生きる力」を教えていく必要があると思います。「生きる力」とは、社会の荒波の中をピンでも生き抜いていける力です。

私が将来的に教育事業をやりたいと思ったキッカケでもありますが、私は今まで外資系企業で様々な国の人と仕事をしてきました。その時強く感じたのは、外国人に比べて日本人は膨大な分析や資料作成までしっかり行いますが、主張する力や言い切る力が劣っているばかりに大きな機会損失をしているということです。こうした現状を少しでも変えるためにどうすれば良いか考えた時、教育の必要性を感じました。そのため、海外のように幼少から子どもたちが公的機関や様々なコミュニティの支援を受けて育つ環境を作りたいと思っています。

日々複雑になる世の中で、企業はいい人材がいないと嘆いています。ただ、いい人材がいないということを学校に押し付けるのはナンセンスですし、そこで我々の果たす役割もあるかと思います。教育機関と民間で手を組んで、日本の国力を底上げする取り組みができたら嬉しいですね。現役でビジネスの最前線で闘っている我々のリアルな経験やその中で培った知識や技術を惜しみなく伝えていきたいと思っています。

伊藤
素晴らしいですね。私は大学生くらいの年齢からでも間に合う、変われることを示すのも大事だと思っています。Goodfindにはそうした想いもありますから。今後は幼少期から大人まで多面的な教育アプローチは重要になってくるかもしれませんね。

ちなみに山木さんはそうした教育を子どもたちにどれくらいの年齢から受けさせたいですか?

山木
しっかりと理性が働く小学校高学年くらいからでしょうか。基本的なことですが、嫌なことは嫌とちゃんと言えたり、何がやりたいと発信できたりする人は多くありません。こうした生きる力の基本を身につけていけるよう、我々が実際にやって見せていけたらいいと思います。

あ、これは社員に対しての教育も同じことが言えるかもしれませんね。(笑)

伊藤
確かに会社経営をしていると人材育成は永遠の課題ですね。若手を前に話すのは少し恥ずかしいですが。(笑)

植田・佐藤
(苦笑)

社員の教育方針について

山木
この流れで。(笑)社員の教育方針はありますか?

伊藤
教育方針といったほどのことはありませんが、社員には「学び続けてほしいと思っています。」そのため、創業期からどれだけお金がないときでも本を1万円分買っていいという制度を設けています。これから我々は若い世代に語っていく立場になっていくので、本を読んで知識をつけ、常にアップデートしていく意識を持って欲しいという願いがあります。

山木さんは教育方針ありますか?

山木
私は2つありますね。1つ目は環境と立場を与えること、2つ目はプロフェッショナルになってもらうことです。私の場合、前提に人を育てるなんておこがましいという考えがあるため、「立場は人をつくる」という言葉があるように環境を用意して与えるのが上司の役目だと思っています。どんどん部下に任せて、もし失敗しそうになった時は上司が責任を持ってカバーする。これが当社のスタンスです。また、こんな激動の世の中なのでジェネラリストは淘汰されていくと考えています。そのため、プロフェッショナルになってもらうべく、サポートしていく体制を整えています。お互いの強みで弱みを補完し合う健全な利害関係を目指しています。

伊藤
「任せるのはいいですね。やはり何事も経験していかなければ成長できません。若いうちは好き嫌いせず、全部やってみることが大事ですね。」そういえば、私は若い頃どうすれば効率よく成長できるのか打算的に考えて仕事を選んでいたことで、失敗したなと思った経験があります。ギブアンドテイクという言葉がありますが、私はどうすればテイクできるのかということばかりを考えていました。テイクすることばかり考えていると、不思議なもので全然テイクできない。何かに貢献しようと必死にもがいてギブしようとした結果として、気づいたらテイクしていることがほとんどです。最初から「どんなスキルがつきますか?」と考える人はテイクが前提になってしまっているのでもったいないです。だから当社ではギブの循環を作る心掛けはしていますね。社員にはどんどんギブというチャレンジをして欲しいです。

山木
ギブの循環…。いい言葉がたくさん出てきますね。

人育てる上で「叱る」ということ

佐藤
さて、少し話は変わりますが、お二方「経験」というキーワードが出てきました。社会人になって印象に残っている経験は何かありますか?

山木
チャレンジした結果として、躓いたことや成功したことはほとんど覚えています。中でも特に挫折経験は覚えています。実は若い頃、天上天下唯我独尊みたいな自己中心的な人でした。(笑) 良い言い方をすると、そんな状態の私を先輩たちは徹底的に叩き直してくれましたが、これは私にとって大きな挫折でした。実際このような時は周りから人が離れていき、何より全く楽しくない時期でした。大人になると真正面から叱ってくれる人はいなくなりますが、私の場合恵まれていました。人を育てる時、叱ることも大切だと気付かされた瞬間でもありました。

伊藤
私の場合叱られた経験はほとんどないのですが、唯一近所に住んでいた経営者に相談した時「そんな小さなことでウジウジ悩んでるんじゃない!」と物を投げつけられて叱られた経験は鮮明に覚えています。(笑)

佐藤
強烈ですね…。最近何でもパワハラと言われる世の中でそうした叱られる経験というのは少なくなってきそうですが、お二方は経営者としてその点どう考えていますか?気をつけていることとかあれば教えてください。

山木
切り込みますね…(汗) でも、良い質問ですね!

我々の世代はいろいろな意味でガンガンやられていましたが、今の時代は叱る時に論理的に伝え、理解度を測ることが大事だと思います。私も時に感情を出してしまうことはありますが、論理と感情を切り分けて話すよう心掛けています。「すみません。」で終わらせず、最後は自ら解決策を提示して終われるよう心がけています。

伊藤
私は叱る前に一旦受け止めてみることだと思っています。ジェネレーションギャップのようなこともあるので、「これを叱る私は古いのかもしれない」と一旦考えます。こうして一呼吸おくことで落ち着きますし、自分の物差しがアップデートされていきます。結果として、多様性を受け止められるようになるので、あまり怒ることもなくなりました。

山木
「これを叱る私は古いのかもしれない」と考えるのはいいですね。みんな一生懸命やっている結果なので、まずはそれを認めてあげることが大事だと思います。大変な世の中ですが、会社では不満なく皆が活き活きと働ける環境をこれから作っていきたいですね。

伊藤
そうですね。頑張りましょう。

最後に

今回はスローガン代表の伊藤様当社代表の山木による対談を実施させていただきました。

バックグラウンドが異なる両氏ですが、将来思い描く日本教育の未来は互いに通じるものがありました。

また、このような機会を設けてくださったスローガン渡辺様、誠にありがとうございました。


ライター:佐藤 写真:新田

Regrit Partners's job postings
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