こんにちは! ラクマでUI/UXデザイナーをしている、名越(なごや)と申します。
今日は、ラクマのデザインチームがiOSDC Japan 2019 のデザインパートナーとして、ロゴやwebサイトの制作を担当した際の制作ウラ話をしたいと思います。
iOSDC Japan 2019とは?
iOSDC Japan とは、iOSの関連技術をコアテーマとしたエンジニア向けの国内カンファレンスです!
2016年から数えて今年で4回目の開催となります。毎年、大盛況のもと終え、今年は2日間のカンファレンスデイに加え、前夜祭もあることから、更なる盛況ぶりが見込めるイベントになります。
デザインスポンサーとは?
iOSDC Japan では、毎年デザインスポンサーがテーマに沿った公式ロゴや告知用webサイトの制作を行います。今年は、私たち「ラクマ」のデザインチームがデザインスポンサーとしてデザインを担当することになりました。
今年のカンファレンステーマは「遊園地」!
実行委員会へのヒアリングをしていく中で、「遊園地」「ワイワイ」「賑やか」といったキーワードが多く出てきました。実行委員会からの熱い想いをカタチにするため、デザイン制作に取り掛かりました。
process1. ロゴ制作
ロゴ制作では、UI/UXデザイナーの名越(なごや)がメインとして担当しました。
1. チーム全員でロゴのデザイン案をブレスト
まず、チーム全員で「遊園地」らしいアイデアを出し合うブレストを行いました。
その上で、いくつかのパターンに絞り込んで、ロゴのデザインに落とし込んでいきました。
2. 初回デザイン提案
初回提案では、「遊園地」らしさを表現した案と、遊園地の観覧車を抽象化したデザイン案の2パターンを用意し提案を行いました。
その結果、「もっとストレートに遊園地感を出していきたい!」「ワイワイしているイメージを伝えたい!」というフィードバックをいただき、以下のデザインを制作し方向性が決定しました。
3. デザインの方向性が決定
大きなモチーフとしてジェットコースターをもとに、「iOSDC」の「O」の文字を観覧車というカタチで表現することで、「遊園地」らしさをユーザーに伝えられるデザインにしました。
カラーは、デベロッパーの堅実さやセキュアなイメージとして深い「ブルー」と、賑やかで明るいイメージの「オレンジ」を掛け合わせたカラーにし、どこか海外のカンファレンスをイメージさせています。
4. ロゴのブラッシュアップ
そして、チーム一丸となりロゴのブラッシュアップ作業を行いました。世界観やコンセプトをなるべく崩さないカタチで、見た目の要素として不要な部分を削り、ロゴとしての認識を高められるデザインにしていきました。
5. ロゴのグッズ展開時のモック案作成
※上記はイメージ画像であり、実際のものとは異なります。
カンファレンス当日には、様々な公式グッズが来場者の方に配布されます。
今回制作したロゴが多種多様なグッズに展開したときにどのような見た目になるのかイメージできるように、予めグッズのモックアップデザイン案を作成し提案書に盛り込みました。
実行委員会からは「モックがあって分かりやすい!」というフィードバックが得られ、+αの提案を行うことは大切だと感じました。
process2. webサイト制作
webサイト制作は、同じチームのUI/UXデザイナーの大島(おおしま)が担当しました。
ここからは、キービジュアルの制作過程を振り返ろうと思います。
webサイト用キージュアルのデザイン遷移
キービジュアルは、web制作の中でも特に議論が盛り上がった要素でした。初期の案では、抽象的なパーツをアニメーションで散らせることで、ロゴを引き立たせ、遊園地の賑やかさを演出する予定でした。
しかし、その時点で実行委員会の「遊園地」のイメージからズレが生じており、じっくりデザインに向き合う必要がありました。
このような過程を経て、相手側の要望をこぼさず丁寧にデザインを反映させることで、最終的なキービジュアルが完成しました。実装の際には、アニメーションを付けたりなどの遊び心を反映し、より魅力的なコンテンツになるように実装しました。
iOSDCチャレンジに参加中!
iOSDCチャレンジとは、当日の会場内外や告知用webサイトに隠された「iOSDCトークン」を探し出す企画にこの記事も参加しています。
詳しく知りたい方は下記サイトより詳細をご確認ください!
https://blog.iosdc.jp/2019/08/28/iosdc-challenge/
#rakuma_iosdc2019
ラクマではデザイナー募集中です!
ラクマ開発グループはECインキュベーション開発部(ECID)という部門に所属しています。ECIDには業務時間の10%を自分たちのスキルアップに充てることができる独自のコミッティー制度があり、今回の案件は全て業務の延長として取り組むことができました。
この記事を読んで、ラクマのデザイナーと話してみたいな、興味が湧いたな、と思っていただけたなら、以下のリンクより、ご応募お待ちしております!