楽天エンジニアから見た旧Fablicチームの雰囲気
こんにちは。楽天ラクマ開発グループ所属のJay(チャン・ウンス)です。
私は韓国でウェブ開発の業務に2年半関わった後、2016年の春に来日し、楽天に入社しました。今年の4月からは、楽天グループに新たに加わった旧Fablic開発チームと一緒にお仕事をさせていただいてます。
楽天では、ダイバーシティを推進していて、開発部門でも経歴、国籍や文化など異なるバックグラウンドを持つメンバーが集っています。雰囲気もチームごとにだいぶ変わります。
旧Fablicの開発チームと一緒に仕事をし始めて、3ヶ月が経ちますが、
楽天のエンジニア、そして外国籍エンジニアという私の立場から見て、新鮮でいいなと感じたところが多くあったので、皆さんにご紹介したいと思います。
1. 仕事の環境に新しい技術を積極的に取り入れる
Fablicチームに合流する以前から、FablicではSlack上でbotを使ってリリースをしていると聞いていました。
私自身、もともとあまり詳しくなかったのですが、実際に仕事をするうちに、botを開発プロセスに応用する事への理解を深めることができました。
本番や開発などの各環境で、誰がどのブランチで作業をしている状態なのかすぐ分かるようになっていますし、また、リリース作業を始めると開発ブランチにロックがかかるため、意図しない変更のリリースを防げるなど、安心して開発ができるのです。
2. 開発者一人ひとりが担当者意識を持つ
旧Fablicチームと一緒に仕事をして感じたのは、開発者一人ひとりが当事者意識をしっかりと持って仕事をしている、という点でした。
開発者と事業の人が、何度も話し合いながら要件をすり合わせ、仕事を進めていくのですが、その過程では、開発者が考えたことを事業側に提案し、共に議論し合うことができます。当初は、仕事の自由度が高すぎるのではないかと、少し心配をしていましたが、各自が自分の仕事について当事者意識を持っていて、お互いを高め合いながら仕事をしていける環境だと感じました。
プロジェクトのエンジニア、デザイナー、プロデューサー、全員が集まって提案や議論をする機会が多くあります。
3. メンバー自身のスキルアップを図る
私は今までテック系のカンファレンスや勉強会にもほとんど参加した経験がなく、楽天主催の「楽天テクノロジーカンファレンス」でスタッフをやったことがあるという程度でした。
しかし、旧Fablicチームは、カンファレンスや勉強会に定期的に通ったり、発表者になったり、スタッフをやるメンバーが多く、その積極性に驚きました。
そして、つい先日から、自分が最近興味を持ったことや、共有したい知識を発表する社内LT(ライトニングトーク)大会「MakiTaniNight」を毎週開催することになりました。私もまずはオーディエンスとして参加してみたのですが、とても充実した会で、いずれは発表もしたいと思いました。
向上心のあるメンバーと仕事をしていると刺激を受けますし、技術に対する勉強意欲も湧きました。
これは良い環境だなと改めて感じることができました。
4. とにかく明るい職場の雰囲気
コードレビューで他のメンバーの仕事を確認したり、ミーティングで話し合いをする時など、意見がぶつかってしまうこともあるものだと思いますが、旧Fablicチームはとにかくみなさん優しくて、気づいたことを教えてくれます。コードレビューへのLGTM(Looks Good To Me)の代わりに、面白い画像を使う、お茶目な風習にも驚かされました。
個人的に面白かったLGTM画像を紹介します。
(作業者本人がワークアウトしている姿を盗撮(?)してLGTM画像に使っちゃう)
(ちなみに私も大丈夫でした。)
最近は私もコードレビューをする際には、面白い画像を探していて、すっかりハマっています(笑)
開発チームも事業チームもみんな仲が良く、毎日楽しい雰囲気です。こうした風通しの良さを維持することによって、仕事の環境も嫌にならず、前向きに仕事をすることができるのでいい文化だと思いました。
思いつくことをざっと紹介してみたのですが、いかがでしたでしょうか?
これからも一つのチームとして一緒に仕事ができることが楽しみです。
以上、Jayでした!