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Quipperの情報共有とteaming

フラットな組織作り。

スタートアップではよく耳にする言葉ですが、実現できている会社は多くはありません。

Quipperではダイバーシティのある組織にも関わらず、本当の意味でフラットな組織が実現できています。今回はどのように透明な情報共有を行っているのか、松島に話を聞きました。

なんのためにサービスを作るのかその答えがQuipperにあった

松島 史秋
Quipper Ltd.ウェブエンジニア

中学時代、ゲーム好きが高じてプログラミングの道に進むべく地元長野の高等専門学校に進学。授業カリキュラムの一環で訪れたインターン先でRubyと出会いました。その後、東京の受諾開発会社に就職します。

松島:新卒で入った会社で配属となった部署は、Ruby on RailsのWebアプリケーションを得意としていました。当初は、こんなに書いていて楽しい言語があるのかと驚くばかり。技術力の高い方も多く、アジャイル開発に関しても、第一人者がいる会社だったんです。

主に toB向けのWebアプリケーションの開発を担当し、長いものでは1年以上のプロジェクトに携わった松島。5年ほど在籍したのち、Quipperに転職します。

松島:転職した理由の1つとして、事業会社に行きたいと思う気持ちが強くなったからです。もともとサービスを作るよりも、目の前にあるプログラムに集中して書くことが好きだったので、新卒の時は事業会社か受諾の会社かはあまり気にしませんでした。しかし、開発現場でプログラムを書き続けていくと、なぜそのサービスを作りたいのか、根底にある想いと向き合わざるを得ないと痛切に感じました。お客さんからの要望を満たすのならば、コーディングをしないことも考えられるんじゃないかと思うようになっていました。もし、コードを書く必要があるなら、なぜそれを書かなければいけないのか、要望通りに書くのが正解なのか自問し続けていました。その疑問に答えてくれたのもまたお客さんで、そうやって自分が考えていることを伝えたところ、自分の会社の企業理念に照らし合わせて、サービスの必要性を教えてくれたんです。それを機に、自社のことを考えることになりました。このことをきっかけにして、意思ある開発ができる事業会社で働きたいと思うようになったんです。

Quipperを知ったのは、友人の紹介。思いがけない出会いは、松島がかねがね抱いていた、自分のもうひとつの悩みを解消する糸口でもありました。

松島:コードを書く上で、英語はできたほうがいいなと思っていました。情報をいち早く得ようとすると、だいたいの一次情報が英語です。日本語に翻訳されるものもありますが、タイムラグが発生するので、できるだけリアルタイムで情報にキャッチアップしたいと思っていたんです。

情熱的なメンバーの気質とオープンでフラットな企業文化

英語を身に着けたいものの、いきなり全てのコミュニケーションが英語の企業で働くことにはハードルがあります。海外拠点をもち、グローバルでサービスを展開するQuipperは理想的な環境でした。日本語でメインのコミュニケーションをとることができ、当時は英語のネイティブ話者のメンバーが多く在籍していたからです。

加えて、メンバーの気質と企業文化に魅力を感じたと話します。

松島:Quipperには情熱を持って仕事に取り組む人が多いんですよ。そして、それを許容する企業文化があるんです。具体例をあげると、面白いコードを書くことに情熱を傾けていたエンジニアがいました。コード内容には議論があったのですが、最終的には採用されたんです。熱意ある大人たちが本気で議論している雰囲気、議論の範囲が国さえも超え、日本とアジアのメンバーが喧々諤々する様子は、なんだかすかっとさえします(笑)。

ポジションを問わず、それぞれが良いものに向かって自分の意見を交わし合う、日本では珍しいディベートの場に心が踊った松島。フラットなコミュニケーションの実現には、デジタルツールの利用も一役買っている。

松島:Quipperではエンジニアも、非エンジニアも全員GitHubで議論をすすめているんですよね。多くの場合、二者それぞれが別のプラットフォームで管理することが多いと思うのですが、全ての情報をGitHubのissue機能に集約しているので、社内のどんな情報もGitHubで検索すると見つかるようになっているんです。それまで、GitHubはエンジニアのコミュニケーションツールだと思っていたので驚きました。採用情報に関してもオープンになっていて、どんな人が応募しているかも関係者には全て見ることができます。そこまでやっているので、情報に透明性があるように感じますね。これさえあれば、社内のおおむね全ての情報にアクセスできる安心感もあります。

松島:フラットな組織構造もQuipperの特徴のひとつかもしれません。VP of E(Vice President of Engineering)やエンジニアリングマネージャー、シニアエンジニアなど様々な役職はありますが、誰が上司だとか、上下関係を意識することはありませんね。また、以前は流動的な組織編成がされていて、知識が偏らないようにプロジェクトごとにチームを組んでいましたが、現在はチームを固定しています。ドメイン知識が深くなるからです。自分の守備範囲が明確なので、たとえばプロダクトユーザーである先生は何に困っているのか、個人で申し込む受験生にはどんな課題があるかなど、プロジェクト型の組織では気づけなかった課題にも気づけるようになっていると思います。

地味な仕事もしっかり評価される環境

個性的なメンバーが多く面白い人がいっぱいいると笑う松島にとって、Quipperの仲間と働くのは、かなり居心地がよいことだと言います。

松島:チーム一丸となっていいものを作っていく姿勢の人ばかりなので一緒に働いていて楽しいですね。ただ盲目的にやるのではなく、「なぜそれが必要なのか」という視点を持っている人は、Quipperが合っていると思います。みんな本質的な理念追求から始まり、それぞれがちゃんと納得した状態でタスクを落とし込んで開発に向かっています。また、華々しい新機能ばかりではなく、当然ながら運用する以上は泥臭い問題もたくさんあります。そういう地味でも大事なことをしている人はあまり目立ちにくいように思いますが、そういう人の頑張りが認められ、称え合ったり、社内でMVPを獲得することもある、そんな誰かが必ず頑張りを見ているような視野の広い文化も好きですね。寡黙でもしっかり頑張っている人が評価されています。

したくないと思うことを行動に移すのは、どんな大人でも嫌なもの。
必要なのは、納得感であり、自分で決めたと言う満足感。
そうした、個々人を尊重するフラットな環境で働き、一緒に教育を盛り上げていきませんか。

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