「関わった人全てをハッピーに」を経営理念に、クイックは「はたらく」をテーマに、様々なサービスやプロダクトを提供しています。

この記事では、クイックが手掛けるサービス・プロダクトのなかから、看護師＆看護学生向けメディア『看護roo!（カンゴルー）』発の看護書レーベル「看護roo!BOOKS」を紹介。事業の狙いやユーザーへの想いなどをお伝えします。

【「看護roo!」の所属部署…Web事業企画開発本部について】
既存事業の成長や新規事業の創出を担う社長直轄部門として2017年に発足した、社内ベンチャー組織。さまざまな業界で、トップクラスのシェアを誇るサービスを数多く展開しています。エンジニア・デザイナー・プランナー・マーケター・編集者など、テックやクリエイティブの力で、プロダクトやサービスの開発を担っています。

▼看護師&看護学生向けメディア『看護roo!』とは？
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『看護roo!BOOKS』とは？

『看護roo!BOOKS』は、看護師・看護学生に向けて、「これまでにない、これ1冊で完結する決定版書籍を提供する」コンセプトで立ち上げた、看護書のレーベルです。

レーベル第1弾である、看護実習対策の決定版書籍『ズボラな学生の看護実習本 ずぼかん』は、看護書としては異例の、累計6万部を発行する大ヒットとなりました。

第2弾の『看護がわかルー心電図』も、発売前予約の時点でAmazon新着ランキング「本カテゴリ1位」（※2022/11/18時点）を獲得するなど、大きな反響をいただいています。

看護師を想うからこそ、「決定版」にこだわる

こちらの記事でも紹介している通り、『看護roo!』では、これまで一貫して「世の中にまだないもの」を狙い、狙った成果をしっかり残せるよう、取り組みを進めてきました。『看護roo!BOOKS』でも、その狙いは変わりません。

第1弾、第2弾の書籍に共通する「狙い」は、「どちらも看護師・看護学生がとても困っているのに、1冊で対策が完結する決定版がなかった」という点です。『看護roo!』が日頃大切にしているユーザーヒアリングを通して、その狙いどころが定まり、解決のための本を作ることになりました。

私たちは、ユーザーとなる看護学生にヒアリングする中で、看護実習の準備がいかに大変かを聞いていました。積み上げれば1ｍほどにもなる冊数の教科書から、必要な情報を選び、レポートにまとめなければならない。前夜にその準備をしているので、実習当日には眠気で集中力も途切れがちだと。

「この1冊があればなんとか乗り切れる」決定版の書籍を作ることで、こうした看護師・看護学生の負担を少しでも減らしたい。そんな想いから『看護roo! BOOKS』が誕生しました。

「Web事業企画開発本部」で「書籍」を出版するワケ

『看護roo!』の所属部署は、「Web事業企画開発本部」という名前です。文字通り、Webの事業を企画・開発することがミッションの部署なので、なぜ「書籍」を出版するのか、不思議に思われることがあります。

そんな部署が書籍を出版している目的は2つ。①信頼性の向上と、②マインドシェアの獲得です。

ー①信頼性の向上

『看護roo!』は、開設から12年の歴史あるサイトになり、看護師・看護学生からの熱い支持を得ています。

しかし、看護メディアといえば、老舗の医療系出版社が歴史を作ってきた中で、競合の出版社と比較したときに「信頼性」では劣る部分がある、と感じていました。

「書籍を出版している」という取り組みが、ユーザーからの「信頼性の向上」につながる。その考えのもと、『看護roo!』ブランドの書籍レーベル立ち上げに踏み切りました。

ー②マインドシェアの獲得

2つ目の目的は、「マインドシェアの獲得」です。

「書籍」は、手元にフィジカルで置いておける。その親近感は、ブランディング効果として大きいと考えました。書籍が手元にあるとそのブランドに愛着が沸いてくる、いわゆる「マインドシェア」を獲得した状態にすることが、『看護roo!BOOKS』立ち上げの2つ目の目的です。

マインドシェアを獲得するには、日常の中で通り過ぎてしまうような本ではなく、ずっと手元に置いてもらえるような本でなければなりません。

そのため、「決定版でなければならない」というコンセプト・意気込みで『看護roo! BOOKS』は誕生しました。

ユーザーに、とことん向き合う書籍づくり

決定版となる1冊を作るには、ユーザーのニーズを、高い精度で把握することが不可欠です。

そのため、『看護roo!BOOKS』では、企画段階で大規模にユーザーへのアンケートやヒアリングを実施してきました。著者とともに、ユーザーと直接話し、「業務や実習にあたって、何がわからないのか」「どうすればわかるようになるのか」「どんな不安があったのか」など、生の声を徹底的に集め、課題を明らかにしています。

そのうえで、「実習前に何を押さえればいいかわからない」「教科書と臨床のデータが違いすぎて戸惑う」といった等身大の悩みをどう解決していくか、著者・監修者・編集部で考え抜き、書籍へと落とし込んでいきました。

こんなふうに、著者任せではなく、著者・監修者・講師の方々と一緒に汗をかいて、共にモノづくりする醍醐味を味わえるのは、『看護roo!』で働くやりがいの一つです。

こうした等身大の悩みを深く理解し、わかりやすく解決する姿勢は、ユーザーからも評価され、第1弾・第2弾ともに、看護書では異例のヒットとなりました。

出版から数年経った今でも売れ行きは好調で、狙いどおりの「決定版」としての地位を確立しつつあります。最近では、『ずぼかん』がAmazonの「ギフトとしてよく贈られる商品」ランキングで1位を獲得する（※2024/7/4時点）など、贈り物としてもよく選ばれているといった予想外反響も寄せられています。

クイックでは、ほかにもさまざまなサービスやプロダクトを手掛けています。
くわしく知りたい方は、ぜひ下記の記事もご覧ください。

• 看護師&看護学生向けメディア『看護roo!』
• 看護師向けセミナー配信プラットフォーム『看護roo!まなびチャンネル』
• 製薬業界ニュース解説メディア『AnswersNews』
• 看護師向けカレンダーアプリ『ナスカレ』

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