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<前編>二度の転職を経てたどり着いた、「大切な人に寄り添う生き方」プルデンシャル生命・篠崎 侑美の My Rules

保険会社と聞いて、真っ先に浮かぶ職種はおそらく「保険営業」だろう。プルデンシャル生命(以下、プルデンシャル)では保険営業を担う人々をライフプランナー(以下、LP)と呼ぶ。日々お客さまのもとへ足を運ぶLPの所属先が営業所であり、そしてその営業所の責任者を「営業所長」と呼ぶ。

今回お話を伺ったのは、慶應義塾大学卒業後、大手広告代理店、リゾート業界を経て、プルデンシャルに入社し、現在は営業所長を務める篠崎侑美さん(以下、篠崎さん)。篠崎さんは、二度の転職を経て、やっと自分の想いを形にできる仕事に辿り着いたという。

「いつか私は、プルデンシャルを『女性が活躍している会社』の代名詞にしたいんです――」
そう語る篠崎さんのルーツと、自分のチーム作りに邁進する今、そして今後を聞いていく。

幼少期の経験が根底に。 “全員で努力する”というスピリット

「幼いころから歌うことが大好きで、合唱部に入っていたんです。中学のころは個人レッスンも受け、NHKコンクールなどの大きな大会で一番を目指すことを常に考えていました。部員全員で『勝ちに行く』という姿勢を大切に、皆で毎日練習に明け暮れていましたね」

篠崎さんのチーム作りの根底は、この合唱部での経験がある。営業所長として、自らの営業所のLPとともに日々研鑽を積み、理想のチームを作り上げることがミッションだ。合唱部での経験を通じて得た、「全員で同じゴールを目指し、努力する」という考え方は、今も篠崎さんの土台になっている。

そして、このインタビューを通して 強く印象に残っているのが篠崎さんの声質。聞き取りやすく、のびやかな声だった。これは合唱部での発声練習の成果もあるはずだが、「母譲り」なところが大きいのかもしれない。

「母が、関西のラジオ局のアナウンサーをしていたんです。幼少期は母の声がラジオから流れてくるのが当たり前でした。毎日夕方になると、祖母が『お母さんの番組が始まるわよ』とラジオをかけてくれていた。我が家では 母が担当していない番組であってもラジオが流れていたので、耳から得る情報に興味があったんです」

そんな篠崎さんは大学に入学後、「コミュニケーション」の分野にも興味を持つようになる。

「学生時代は読書量も多く、文章を書いて表現することが好きでした。当時は『mixi』などのオンラインコミュニケーションが世に出はじめたころ。遠く離れた人とも気軽にコミュニケーションをとれるのが新鮮で。 自分は“伝えること”に興味があるんだと気付き、就活の軸にも据えていました。第一志望はもちろんラジオ局だったんですが……受けた数社、全て不採用に。夢に見るほどくやしかったですね。でも、何かを伝えるという視点なら広告業界もいいかなと考えて、新卒で大手の広告制作会社へ入社したんです」

二度の転職を経てたどり着いた「自分らしい」仕事

広告代理店での仕事は、刺激的でやりがいもあった。しかし次第に、大きな売り上げがでる仕事やインパクトがある仕事が評価軸であることに違和感を覚えていったという。その後、よりBtoCの営業に力を入れたいと考え、リゾート業界へ転職。こちらでもリゾート関連での営業の実績を上げていたが、わずか1年で篠崎さんは再びプルデンシャルへの転職を決めている。

「前職も楽しかったですし、最初は転職する気はありませんでした。でも『プルデンシャル=営業のプロフェッショナル』という認識はあったので、営業の知識を学んで今の仕事で活かそう!と思って説明会に参加してみたんです」

軽い気持ちで臨んだ説明会で、プルデンシャルの営業所長の目に留まった篠崎さん。半年以上熱烈なアプローチを受けて、少しずつ心変わりしていった。そして、2018年にLPとしてプルデンシャルに入社することを決めた。

入社当初は「強者揃いのプルデンシャルで、一流の営業スキルを学びたい」。その一心だった。
しかし次第に、“目の前のお客さまの役に立ち、一緒に喜べる営業“にのめり込んでいったという。

「ああ、自分が求めていたのはこれだったんだって、やっと自分らしく働ける環境に出会ったと思えました。振り返ってみると、広告代理店で働いていた時も、私が作った広告を見て商品が売れることよりも、小さな案件でも目の前のクライアントが『この広告で表彰されたんです!』って喜んでくれるほうがうれしかった。保険の営業は必ずお客さまと対峙する仕事。喜んでいただけるか否かも、すべて私次第です。目の前のお客さまにどうしたら喜んでいただけるかを考え抜くことにやりがいを感じていました」

お客さまから教わった、仕事への「使命感」

篠崎さんには忘れられない経験がある。LP時代のエピソードだ。

ある日、電車での帰宅途中に、お客さまから「胃がんの可能性が高くて、入院することになりそうです。保険の手続きとかどうしたらいいかな?」とメッセージがあった。
「全身の血の気が引く感覚がありました。急いで電車を降りてご契約内容を確認し、すぐにお電話をしました。具合が悪いとは聞いていましたが、『お若いし、ちょっと調子が悪いのかな』とあまり深刻にはとらえていなかったんです」

当初、お客さまのがんはステージ4で、腹膜にも転移がみられたが、抗がん剤治療を経て手術ができるまでに回復し、現在は加療期間に入られている。

「ご病気になってしまったことはとてもお辛いことです。私にできることは、まずそのお気持ちに寄り添うこと。お客さまとのご家族とも連絡を取り、入院の準備や給付金請求の手続きも手伝いました。幸い、治療にかかる費用を賄える保障をきちんとご提供できていましたが、もしそうでなかったら……、私は一生後悔したと思います」

その後、お客さまからこんなメッセージをもらったという。

「篠崎さんはいつも明るく、元気で、出会ったときからずっとパワーをもらっています。30代前半でがんになり、仕事もできなくなり、すべてが不安でしょうがなかったとき、篠崎さんが支えてくれましたね。病気の治療に立ち向かえるお金をいただけたことも本当に有難かった。これからも末永く、よろしくお願いします」

篠崎さんはこう振り返る。「LPは周りにいる人の“万が一”に寄り添うことができる仕事だということ、だからこそ「使命感」をもって保障を提案する責任があるんだとお客さまから教えていただきました」

可能性が1%でもあるなら早く経験したい。選んだ管理職への道

プルデンシャルのLPは、ある一定の水準に達すると2つの道を自ら選択できる。

「LPとして保険営業の道を極めるか」「営業所長になりマネジメントの道を進むか」だ。篠崎さんはLPを2年半経験したのちに、管理職への道を選択している。これはなぜだったのか。

「いつかやるかもしれないと思っていたんです。管理職として、 “女性リーダー”になる可能性がゼロではないと思っていた。LPとしての毎日が充実していたので、もちろん迷いました。でも、迷っているヒマがあるなら早くやったほうがいい。女性リーダーとして成功できる可能性が1%でもあるなら早く挑戦して、もしも管理職に向いていないなと感じたら、もう一度大好きなLPの仕事に戻ればいいって思ったんです」

相手の役に立つことができるという「ぜいたく」

篠崎さんに営業所長としての仕事の楽しさはどこにありますかと問うと、「人と会うこと。LP時代もそうでしたが、この仕事の醍醐味は人と会えることです」と即答してくれた。

「例えば私のLP時代のお客さまに、日本を代表する企業の役員の方や、有名アスリートの方もいらっしゃいます。LPだからこそ出会えた方々です。そんな方に信頼していただくために、もっと自分を磨こうと強く思いました。これは営業所長でも同じなんです」

「例えば、前からお話を聞きたいと思っていた方の講演会に伺い、その足で今後LPへスカウトしたいと思っている方とのランチに出かける。午後は、尊敬する女医さんとの合同セミナーを開催して、『この方とこの方を繋いで差し上げたい』と思っていた方々をご招待する……。その中で人脈を築いていくという楽しさがあります」

「貢献したいと思える方とコンタクトが取れて、その方の役に立てる。そして、ポジティブな変化があれば一緒に喜ぶ。お客さまと共に人生を歩めるんです。こんなにぜいたくな仕事、私はほかに知りません」と篠崎さんは自信をもって語る。

「相手に対してなにかができるって、自分が満たされていないとできないですよね。つまり、だれかになにかをできる状態って、すごくぜいたくで幸せなことだと思うんです。だから、まずは自分を満たすためにできることはちゃんとやるし、自分が『好きだ』と思うことに対しては貪欲です。それがお客さまの幸せにもつながっていくと信じていますから」

▲「腕時計はこの1本だけ。私の営業時代すべてを知る相棒です」と篠崎さんが大切にする腕時計。「営業で生きていく」と決めた時、その決意を形にするために清水買いしたそうだ。

<後編>では、営業管理職として奮闘する篠崎さんの働き方や、将来の夢、大切にしている言葉などをご紹介します!

<後編>二度の転職を経てたどり着いた、「大切な人に寄り添う生き方」プルデンシャル生命・篠崎 侑美の My Rules - MIMOSA MAGAZINE(ミモザマガジン)
保険会社と聞いて、真っ先に浮かぶ職種はおそらく「保険営業」だろう。プルデンシャル生命(以下、プルデンシャル)では保険営業を担う人々をライフプランナー(以下、LP)と呼ぶ。日々お客さまのもとへ足を運ぶLPの所属先が営業所であり、そしてその営業所の責任者を「営業所長」と呼ぶ。 ...
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