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映画『体操しようよ』に見るプロデューサー魂

ゲーム、CG、映像、舞台、映画、教育、飲食、ヘルスケアと、ポリゴングループの事業領域は幅広いですが、いずれも「笑顔の創造」というミッションでつながっています。

映画で言えば、ポリゴンでは中華圏を中心としたアジア映画の買付け・配給事業と、日本における劇場作品の企画・制作事業をしています。それぞれ徐々に実績を出しつつありますが、中でも今年の11月9日に公開される映画『体操しようよ』に、とても感心しました。

映画を企画するのにも歴史を学ぶ?

公開前にあまり舞台裏を話すのはいけないかもしれませんが、まぁ、ここはWantedly内のブログなのでよしとして・・・(^^)  まず、企画のあり方です。2018年は、なんと、ラジオ体操制定90周年の年なんです。知ってました? 自分はプロデューサーに聞いて初めて知りました ^^;

1928年(昭和3年)に逓信省簡易保険局によって「国民保健体操」として制定されたのが始まりなので、今年でちょうど90周年。そこで「体操」というテーマの可能性を考えたと。さらに、体操≒健康(ヘルスケア)/スポーツという関連から、協力してくれる団体・企業を獲得しやすいだろうと。実際、『体操しようよ』には特別協賛としてかんぽ生命さんがついてくれています。ちなみに、このかんぽ生命さん、ラジオ体操を制定した逓信省簡易保険局が発祥なんですよね。歴史を感じる!

さらに、体組成計で有名なタニタさん、長谷工グループでシニア向け住宅事業をてがける長谷工シニアホールディングスさんも協賛されています。さらにさらに、文化庁の文化芸術振興費によって助成されていたり、東京オリンピックでスポーツテーマの啓蒙を強化している東京都と広報で連携していたり、全国ラジオ体操連盟さんが特別協力してくれていたりと、仲間の多いプロジェクトなんです。すごい・・・。

映画もマーケティングする商品?

さらに、マーケティング視点にも感心させられました。様々なビジネスにおいて、シニア世代の消費が重要であることは頻繁に聞きますよね。でも、単に「シニア向け◯◯の企画」って、実際にはそんなに簡単じゃないですよね。すっかりレッドオーシャンだし。でもでも、映画の世界に目をやると、ここのところの変化として「若者の映画鑑賞率が増えている」というデータがあるんです。まぁ、確かに、アニメとかの大作がヒットしたり、思い当たるフシがありますよね。こう考えると、「映画=若者」の時代になっている感じがするんですが、これを「60-70代の見る映画が無い/不足している」と考える人がいるんですね。なるほど!

そこで、60-70代向けも楽しめる映画という側面が『体操しようよ』には備わったわけです。いやぁ、マーケティングの教科書的にはSTPってヤツがあったり、当然かもしれませんが、リアルなコンテンツビジネスでの実例を目の前で見ると、なんだか、「ほうーっ」ってなりますよね。ホント、「ほうーっ」なんです。そんな学びをくれている菊地健雄監督、春藤忠温プロデューサー、坂野かおりプロデューサー、川端 基夫プロデューサーには、感謝ですm(_ _)m

こんなことが学べるポリゴングループってことで、無理やりWantedlyネタにしました!(*^o^)/\(^-^*)

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