私の中の真田丸はまだ終わっていない!
ということで、司馬遼太郎氏の「城塞」を読んでいます。
長い。。
現在(中巻)の真ん中あたりです。。
年末にNetflixなど見始めてしまったためにさらに進みが遅くなっております。。
それはおいておきまして、その中で
『城の石垣を積み上げるとき大石ばかりでは崩れてしまうので、河原のゴロタ石を隙間々々に詰め込む。徳川家康は第九子義直を、そのゴロタ石になる人物であるとして溺愛した。』
と書かれています。(一部要約)
確かに。
組織をうまく機能させようと思案するとき、とかく経営者は「大石」の組み合わせばかりに目が行きがちですね。
しかし誰が「ゴロタ石」の役割を担うか、というのも非常に大事だったりします。
会社が小さいうちは社長がやるしかないでしょうね。
少し大きくなると、「大石」が兼務するのでしょうか。
それは持ち回りでやるのでしょうか、それとも一番得意な人にやってもらうのでしょうか。
平等性を重視するのがよいのか、専門性を育むべきなのか。
あるいは専任の人間を入れるのでしょうか。
そのためにはある程度の仕事のボリュームがないといけません。1日1時間しか仕事がないようだとコストも無駄になりますし、本人のモチベーションも維持できません。
一般に「大石」の力量のある人間は「ゴロタ石」の仕事を軽視しがちなので、そのあたりの教育も必要だったり。。
いろいろと考えるところがありますが、弊社では、「ゴロタ石」の仕事を3つに分け、極めて専門的な知識が必要な業務は専門の人間にまかせ、技術が絡む業務は数年固定の専任制とし、誰でもできることはルーティンワークとしてポイント管理、、、というスタイルで落ち着いています。
また組織が大きくなっていくと変わってくるんだと思いますが。