うちには出戻り社員が2名います。
出戻り社員とは、『こんな会社辞めてやる!』と飛び出して行ったにも関わらず、何年かして弊社に戻ってくるという社員です。
もちろん『戻りたい』と言っても戻らせないことも可能なので、『出戻り社員』というのは一様に優秀なのは間違いないですが、実際のところはお客さんにもチームにも迷惑は迷惑ですね。
突然担当が変わると成果物のクオリティは確実に下がってしまいますし、後任の担当者はお客さんに詰められて苦労しますし、引継ぎ工数も馬鹿になりません。
しかし、私はそれもまぁいいと思ってます。
私もそうですが、人生迷いがあって当然です。始めから最適解のルートを歩むことなんて出来るわけがないので、いろいろ試行錯誤をしてそれに近づいて行けばいいと思います。
辞めた社員から『島田さん、ちょっと折り入ってご相談が』とメールが来ると、『なんのこと?』ととぼけつつも、内心とても嬉しいものです。
会社を続けていれば辞める人は必ずいます。
ある人は、うちを飛び出して『あー、今の会社最高!辞めて正解だわ』と思う人もいるでしょう。そういう人からそういった主旨の連絡は来ないので推測ですが、逆に『私が間違ってました』と戻ってくる人もいますし、『フリーランスでやりはじめたので仕事ください』という人もいますし、『転職した先の会社からプラムザに発注したい』と思ってくれる人もいます。
人生いろいろ、会社もいろいろ。
たまに私はtwitterなどで『雇用流動化はいいこと』などと言ってまして、なんだか冷たい社長みたいに思われるかもしれませんが、みんないろいろ『あがく』ことはいいことだと思うんですよね。
一時的には痛いですが、マッチしない人を無理矢理つなぎ止めておくよりはきっと前進していると思います。