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Akerun(アケルン)に込められた想い ~プロダクト名のネーミングの苦悩の末〜

フォトシンスCOOの渡邉です。

「Akerun」はその名の通り「開ける」を想起するので、鍵を開ける製品の名前として、分かりやすくていい名前(一部のおじ様には可愛すぎて発音するのが恥ずかしい)と評価いただいています。
本日はこの名前に込められた想いとエピソードをお伝えしたいと思います。


・一般的なサービス・プロダクトの名前の決め方
本題に入る前に、一般的なサービス・プロダクトの名前の決め方を整理してみましょう。

まずはテクニカルな側面として、
①ドメイン名が取れる(ドメインを取れないと信用力が上がりません)
②Google検索上位になれる(Web無しでサービスを広げるのは不可能、SEO大事です)
③商標を取れる(商標権を侵害すると、経済的ダメージが大きく発生してしまいます)
④アルファベット or 50音順で並べた時に早い(電話帳が最初とか、イベントに出た時の並び順とか優位になることが多いです)

マーケティング・プロモーション側面として、
⑤プロダクト、サービスを想像できる(上位概念のプロダクトコンセプト決めがめちゃ重要ですし、そこが尖っていると名前を出しやすいですね)
⑥覚えやすい(長すぎたら覚えられない、聞いたことあるものだと覚えられない、ユニークさが必要ですね)
⑦発音しやすい、発音の心地がいい(マジンガーゼットいう音は強そうだし、ポケモンという音は親しみやすいですよね)
⑧日本以外でも変じゃない(もはやグローバルは当たり前、海外展開も意識しましょう)

辺りを抑えるべきですね。

プロダクト・サービスのコンセプトを決めて、ブレストしまくって、判断基準を決めていいやつを選ぶっていうのが基本的な手法ですね。


・Akerun(アケルン)の場合
幾つかのメディアで誕生秘話がありますが、Akerunはもともと週末プロジェクトで始まりました。
そんな中で、当初はAkerunを「スマートロックロボット」とも言っていましたが、
鍵って不便でそれをスマホ化できたらいいし、それだけじゃなく人の出入りに関わる行動をアシストするロボットになったらいい、というコンセプトがありました。

いよいよプロダクトの名前を決めるタイミングで、先ほどのコンセプトを基に各自がブレストし合い、評価軸も定め幾つかの候補に絞られました。・・・しかし、どれもどうもしっくりこない..!というよくある行き詰まりに陥りました。
ちなみに当時の私のイチオシはAkeru(アケル)
んー、アルファベットにするとカッコ悪いし、どうも音感も良くないな...

そこで、たまたまあった女性の友人に、


渡邉「今こんなプロジェクトをやっていて、こんな名前の候補があるんだよ。オレ的にはアケルがオススメなんだけど、ちょっと微妙だとは思ってるんだよね。」
友人(女性)「えー、私だったらアケルンがいいな、なんか可愛いじゃん!」
渡邉「え、アケルン?・・・え、可愛すぎない??(・・・ん、いや、なんだろうこのシックリ感...)」

そう、Akerunが誕生した瞬間です。

アイディアは会議室だけでは生まれない。このとき改めて実感しました。

その後、プロジェクトのメンバー(今となっては創業メンバー)にAkerunという新しいネーミングを伝え、みんな気に入ってくれてめでたくAkerunが正式にプロダクトの名前となりました。

・Akerunの場合から学ぶ、やってよかったこと・やればよかったこと
今、Akerunのネーミング決めのプロセスを振り返ると、振り返りとしてこんなことを考えます。

<よかったこと>
-プロダクトの名前を決めることに、かなりの時間を割いた
-プロダクトのコンセプトから言語化してネーミング決めをした

<やればよかったこと(結果そうなったこと)>
-プロダクトが広がる最終ゴールを意識して名前を決める(イノベーター以外が使うことも意識する)
-女性の意見を取り入れる(世の中半分は女性、プロダクトの性質にもよるが女性が好きにならないと製品は広がらない)

そんな愛のつまったAkerunを、世の中に広げ、未来の当たり前にしてくれるメンバーを大募集中です。

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