フォトラクションでは先日、半期に一度の締め会を開催しました。
締め会の中のコンテンツの一環として、フォトラクションValuesを最も体現しているメンバーを表彰しました。
フォトラクションのValuesは、その価値観に基づいた行動を重ねることで事業が成長していくように設計された5つの価値観から形成されています。その大切にしている価値観を体現しているエピソードを推薦形式で全社から集め、そのうち合計9名をノミネートし、その中から受賞者を表彰しました。
Valuesに関しては以下をご覧ください。
前回に引き続き、ノミネート者のエピソードと共に社員のインタビューを記事として公開します。最終回は「知財共有」というValueの体現者エピソードです。
知財共有とは
知財共有とは、誰でも必要な情報にアクセスできるようにすることで、メンバーが主体的に判断して前に進んでいくことをよしとするValueです。
経営陣だけ、営業だけ、エンジニアだけ、特定のメンバーだけが知っている情報があり、情報の非対称性が存在している中では正しい判断を行うことはできません。情報にアクセスできるように知見を公開・シェアしたり、整理したりすることで、メンバー間の知識差、情報格差を取り除いていきます。
「知見を共有することで、組織の考え方の共通認識を醸成したい。」テクノロジーサービス部モバイルグループ 久木田 陽
推薦者の声
- 久木田さんに集約していた社内の効率化ツールの運用を、誰でもできるようにしたいという思いで「tool dev」という取り組みを開始し、GASの使い方をレクチャーするなどバス係数を改善するために知財共有していた
- 自分のチームに限らず、外部の取り組みや技術的なキャッチアップを積極的に展開してくれている
- LT会の開催や職種を超えた積極的な情報の共有など、フォトラクションを盛り上げていこうという思いを感じる。等
久木田さんは普段から情報を意識的に発信するだけでなく、LT会を主催したり社内の効率化を推進するツール開発のグループを作るなど、自然体で知財共有を体現している印象があります。どのようなことを考えて活動されているのですか?
知財共有というValueができる前から情報共有には意識的に取り組んでいて、その根底の目的は会社が成長して上場したり、その先に大きな時価総額がついたりすると良いなあと思っています。
自分達だけで気付いて解決できる問題ってそんなに多くないと思っていますし、フォトラクションが直面している課題の多くはすでにどこかの会社が過去に解決して上手くいっている事例も多いです。
その過程をきれいなアウトプットとしてまとめている記事を見つけたら、皆とシェアすることでチームが新しい考え方に触れて、解決方法の引き出しが増えるので結果的に僕も皆もハッピーになれると思っています。
先日も他社の開発速度の秘訣が書かれた記事をSlackのオープンチャンネルでシェアして問題提起していましたよね。みなさんが「自分たちもこういう風に考えよう」と追随していたのが印象的でした。
シェアすることで周りも良いね、やろうよという風になることも多いですね。読んで「いい記事だったな」で終わると勿体なので、少なくとも社内にシェアして、できれば実践するところまで主導して進められると良いなと思っています。皆が同じ記事や書籍を読んでいることによって、考え方の共通認識ができて仕事がしやすくなりますしね。
先日シェアした「開発の速度が早いのは、手を動かすのが早いのではなく作るものを厳選している」みたいな考え方も、共通認識が持てているかどうかで”説得から始めないといけない”のか、”「どうやったら作るものを厳選できるのか」という本質から始められるのか”という違いが出てきます。
久木田さんは常に「みんな知財共有していこうよ」と働きかけていらっしゃいますが、知財共有を体現する際に気をつけていることがあれば教えて下さい。
正しく知財共有をするには、情報への感度を高く保つと同時に「今社内でどんなことが課題になっていて、どんな情報が求められているのか」を把握している必要があると思います。
社内の課題にアンテナを張っていると、その課題の解決策となるような記事や書籍に触れる機会があった時に「今度フォトラクションでもやってみよう」となりますし、共有した先に実際の価値に繋がりやすいです。
知財共有の第一歩目は、まず自分たちや他の部署の課題についてよく知ることではないでしょうか。
素敵な考え方ですね!ありがとうございました!
「”俺のほうが良い解決方法知ってるぜ!”と楽しく知識自慢できる開発チームにしたい」テクノロジーサービス部Webグループ 下川原 輝
推薦者の声
- WEBチームの定例やグループチャットで、率先してメンバーに対して技術的な知見を共有してくれる。おかげで生産性の高い議論ができ、チームメンバーの技術力底上げにもつながっている。
下川原さんはWebチーム定例での積極的な知見共有をされていると伺いました。どのような目的で情報発信しているのですか?
正直に言うと、僕自身が他のヒトの技術を盗みたいので、皆が話しやすい空気を作ろうとしているんです。他の人が課題に対してどういうアプローチをとっているのかは、エンジニアとして聞いていて面白いですからね。
Web定例では日によって話題を決めて話す感じなのですが、発言がなかなか出ない時はまず自分が話し始めて、話しやすい場の雰囲気を作るようにしています。
なるほど、エンジニアチーム内で知見共有されることが、巡り巡って自分の為になるんですね。
エンジニアイベントや外部のLT会など技術者が交流する場では「どういう課題に対してどういう風にアプローチして、結果どうだったか」というのをよく発表してるんですよね。強くて良い開発文化を持つ会社ほど特にその傾向が強いと思っています。
僕自身技術力の向上に貪欲なタイプなので、フォトラクションでも気軽に普段から「俺のほうが良い解決方法知ってるぜ!」というように楽しく発信しあって、お互いに技術を研鑽できるチームになったらいいなと思っているんです。
いいですね、確かに優秀な開発者が集まる会社ほどイベントでの登壇やブログでの発信などアウトプットが活発な印象があります。
なので場としてはWeb定例でもいいし、社内で技術書の輪読会や勉強会をやってもいいと思っているんですが、開発陣がお互いに課題に対する解決方法を共有し合うようにしていきたいです。
お互いに知識自慢をして、気軽に「自分はこういう風に解決しているんですが、皆さんどうですか?」という会話が当たり前にされるようなチームのほうが楽しいですし、技術力も自然と高まっていいチームになると思っています。
とても素敵だと思います!最後に一言お願いします!
せっかく技術力を高めるなら楽しくやるに越したことはないので、自分の解決方法を積極的に知財共有して結果的に会社の成果に繋げられるように頑張っていきましょう!
ありがとうございました!
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