こんにちは、パクテラ・テクノロジー・ジャパン（以下、パクテラ）の採用担当です。

パクテラは、グローバルで４万名を超える社員が在籍するグローバルITファームの日本法人です。ビジネス/ITコンサルティング、ソリューション、アウトソーシングサービスを数多くのクライアントに提供しています。

今回は、産業事業開発部 マネージャーの富井 学（とみい まなぶ）さんにインタビュー。

ERPシステム導入プロジェクトのほか、面接官として採用活動にも携わる富井さんに、現在の業務内容や仕事のやりがい、候補者へのメッセージを伺いました。

ぜひ最後までご覧ください！

大型案件の上流工程からリリースまで一気通貫で対応。少数精鋭のチームで、プロジェクトを成功へと導く

ーー はじめに、パクテラでのキャリアについてお聞かせください

2021年4月に入社し、最初は大手テレビ通販会社のシステム開発にPLとして従事しました。その後、2022年8月から産業事業開発部に配属となり、現在はERP導入プロジェクトのマネージャーを務めています。

配属された当初、オンサイトメンバーは私一人でしたが、事業拡大に伴い、現在では10人以上のチームに成長しています。

さらに中国側には約170名のメンバーが所属し、案件ごとにチームを編成しています。

ーー 現在はどのような案件がありますか？

会計および販売系のERPシステムの導入をメインに、10社ほどの大型案件を抱えています。現在は小売業のお客様が中心で、大手食品メーカーやキッチンメーカー、文具メーカーなど多様な業界に対応しています。

エンジニアとして開発に携わる案件もあれば、マネージャーとしてフォローに徹するプロジェクトもあり、関わり方は様々です。

ーー 担当しているプロジェクトについてお聞かせください

複数のプロジェクトを横断的に担当していますが、営業段階から携わっている大手食品小売メーカーのプロジェクトには特に注力しています。

この案件の課題は、店舗数が多く処理が複雑なため、既存システムでは決算書の作成に相当な時間を要してしまうことでした。新規システムの導入とカスタマイズを私たちがサポートすることによって、数時間かかっていたものを数分で完了できるように改善することができました。

カスタマイズのポイントとなったのは、店舗と本社の連携部分です。企業ごとに報告のラインや承認のワークフローは異なりますが、このお客様においても、部長クラスの承認が必要なものから、暗証番号の入力によって承認不要となるものまで、様々なフローが構築されていました。それらに対し、一つひとつに丁寧に対応できたことが成果につながったと思います。

ーー 困難だったのはどのような点でしょうか？

従業員8,000人規模の企業に対し、少人数のチームで対応することですね。

２〜３人のメンバーで要件定義からテスト、最終納品、リリース後の対応まで、まさに上流から下流まで一気通貫で担当するため、多くの工数と時間を要するプロセスがあり、困難が伴います。

プレッシャーもありますが、壁を乗り越える度に経験値が上がり、それがやりがいや達成感につながっていると思います。

最適解を導くためのコンサルティング力、理解力、そして提案力。エンジニアとしてスキルを磨ける環境

ーー プロジェクトの成功事例についてお聞かせください

最近の成功事例としては、石油卸企業の既存会計システムの刷新プロジェクトがあります。この案件では、従来のシステムと導入するシステムの操作性の差異が課題でした。

お客様からは既存のシステムと同様の操作感を求められるケースが多いため、できる限りシステムのカスタマイズで対応していきますが、限界もあります。その場合は、お客様側の業務プロセスを洗い出し、包括的に業務フローの改善を提案し、マニュアルにまで落とし込みます。

お客様と緊密に連携して、細かな認識合わせを行い、最適なソリューションを提供できたことが、プロジェクトの成功につながりました。

ーー 改めて、成功のために必要なことはどんなことでしょうか？

お客様ごとにニーズも運用方法も大きく異なるため、同じシステムであっても、提案内容は毎回違うものになります。ベストな提案のためには、当然ですが、プロダクトの深い理解は重要なポイントです。

それに加えて、最善の結果を導くために必要なのは、お客様が求めることへの理解力や、説得性のある提案力だと思っています。理解力と提案力を伴ってお客様に寄り添い、納得いただける結果を出すことが、プロジェクトの成功を左右する重要な要素だと考えています。

ーー やりがいを感じる瞬間について教えてください

お客様に満足していただき、高い評価をいただいた時ですね。

例えば、先ほどの石油卸企業のプロジェクトでは、一次フェーズが完了した際の最終判定会議で「二次開発もぜひお願いしたい」とお声がけいただいたときには、非常に嬉しく感じました。

同じメンバーで今後もプロジェクトを進めてほしいという依頼を受けることは、お客様からの信頼と評価の表れですよね。大きなやりがいを感じた瞬間でした。

サポートが充実し、ワークライフバランスが取れた環境。リリース専門チームの新設に向けて積極的にメンバーを採用したい

ーー 現在の事業部において、課題に感じていることはありますか？

コンサルティング力があり、上流工程を担当できるオンサイトのメンバーがまだまだ不足していることです。

特に、企業ごとのスタイルが多様で、求められるものが異なる販売系のERPシステムでは、多くの場合、複雑なカスタマイズが求められます。プロジェクト全体を見通して、お客様と良好なコミュニケーションを保ちながら提案を行える人材を求めています。

さらに現在は、既存の３チーム、製品開発、導入、保守に加えて、リリース対応に特化した専門チームの設立も視野に入れています。

プロジェクトの拡大に向けて、積極的に採用活動を進めていきたいですね。

ーー 新入社員のサポート体制についてお聞かせください

新入社員に対しては、約１か月間をかけてOJTを行います。基本的にすべてチームで対応しているため、お客様に常駐する案件もメンバーが一緒に入ってサポートします。週１回の１on１で進捗状況を細かくフォローし、必要に応じて私も同じ案件に入ってサポートしています。

さらに、週１〜２回の頻度でERPパッケージの会計分野に関する講習会を開催しています。これは新入社員だけでなく、既存のメンバーも自由に参加できる形式ですが、参加率も高く皆でスキルアップを図っています。

また、毎月最終水曜日の帰社日には、現場の状況や課題について自由に意見交換する場を設けています。この時に、外部講師を招いたプロジェクト管理の講習会を実施するなど、積極的にスキルアップの機会を設けていますね。

ーー キャリアアップのサポートはありますか？

キャリアアップに関しては、部署内でいくつかのキャリアプランを用意しています。例えばPLを目指す社員には、必要な業務やスキルをフォローし、実際の管理業務の一部を担当してもらい、具体的な目標設定を行っています。

さらに全員に対して年に２〜３回面談を行い、今後のキャリアの目標、アクションプランを設定します。もし達成できなかった場合は、原因や必要なサポートについて話し合うようにしています。

パクテラはオープンでフラットな組織なので、どんなことでも相談しやすい環境だと思います。

ーー 働き方やワークライフバランスについてお聞かせください

IT業界の中では、残業は非常に少ないと思います。例えば私の場合、今月は本番リリースのため６時間ほど時間外作業が発生しましたが、月の平均残業時間は20時間ぐらいです。プロジェクトによって繁忙期と閑散期の波があるので、定時退勤ができる時もあれば、残業が多い時もあります。

またプロジェクトによりますが、私の場合、平均週２～３日リモートワークをしています。フレキシブルな働き方により、仕事とプライベートの両立を図りやすく、ワークライフバランスを取りやすい環境です。

ーー 産業事業開発部で求める人物像について教えてください

最も重視しているのは人柄です。指示された作業をこなすだけでなく、それ以上に改善や効率化のために自ら行動する姿勢が重要だと考えています。

それらを見極めるために、面接では技術スキルや実績そのものよりも、背景にある自主的な取り組みやプロジェクトにおける工夫、質問に対する反応力を見ていますね。

明確なキャリアプランを持ち、それに向けた努力があれば理想的です。もし現時点でスキルが不足していたとしても、そういった努力が見られれば大きなチャンスがあると考えています。

ーー 最後に、候補者の方へメッセージをお願いします

パクテラはサポート体制が充実し、働きやすい環境が整っている組織です。困っているメンバーがいればチーム全体でフォローし合う文化が根付いており、安心して業務に取り組むことができます。

部署内ではアクティビティも活発で、昨年は有志メンバーでアーチェリーを楽しんだり、BBQを行ったりしました。日常業務でもチームでランチに出かけるなど、温かく協力的なカルチャーがあり、夢や目標に向けて努力できる職場です。

大手企業向けのプロジェクトを多数手掛けており、長期的に上流工程からキャリアを積むことが可能です。管理業務に挑戦したい方には、責任ある案件を任せる機会を豊富に提供しています。実現したい夢がある方の参加をお待ちしています！

いかがでしたでしょうか？ パクテラは豊富な大型案件と万全のサポート体制が整っています。さらにワークライフバランスが取りやすく、オープンかつフラットな環境で働ける職場です。興味がある方はぜひ一度お話ししてみませんか？ ご応募をお待ちしております。