こんにちは! パクテラ・テクノロジー・ジャパンの採用担当です。
2024年最初のストーリーは、昨年12月、門前仲町オフィスにて表彰式が行われた、PMO(プロジェクト・マネジメント・オフィス)が主催する社内アワード「ベストプラクティスコンテスト2023」についてお届けします! 本コンテストは2022年からスタートし、2023年で2回目となります。
ベストプラクティスコンテストの目的は、会社からプロジェクトの成果を称えることと、社員が実務で獲得した知識・ナレッジをまとめ、発表することで「自身の仕事の価値を再認識してもらうこと」、そしてそのナレッジを「他プロジェクトの応用に活かしてもらうこと」という、全社的なスキルアップの側面もあります。
対象となるプロジェクトは日本向けビジネスを推進する国内外のチームから広く募集されます。応募は社員の自主性に委ねられていますが、積極的な応募があり、今年は全17プロジェクトが集まりました。
まずは各部門から推薦された審査員チームが9つのプロジェクトを選出。プロジェクトの代表は、審査会で小早川社長を審査委員長とする審査委員会に対面でプレゼンテーションを実施します。最終的に「アジャイル部門」「チームパフォーマンス部門」「品質部門」の3部門から、1位と2位のチームが選ばれました。
今回は、1位に選ばれた各プロジェクトの概要・評価ポイントと、受賞者からのコメントをご紹介いたします!
「アジャイル部門」1位 現:通信流通事業開発部/旧:産業事業開発第一部 事業開発1部部長 川島 智郎さん
左から)西村 紘輔さん、川島 智郎さん、欧 贇さん、セリク オウズハンさん
アジャイル部門の1位に選ばれたのは、大手通信系クライアント企業が自社で販売する「統合認証基盤ソリューション」で、ユーザー企業が自ら申し込み、問い合わせ、マニュアルダウンロードまで実行できるポータルサイトを構築するプロジェクトです。
川島さんのチームが、AWS構築・導入、業務機能開発、UI/UXデザインまでの全ての工程をプライムで契約し、要件定義が不確定な中、本格的なアジャイル手法を用いてシステム構築を達成、また今後のビジネス拡大にも貢献した点が評価されました。
コンテストの表彰式後に、川島さんから受賞についてお話を伺いました。
■川島 智郎(かわしま ともお)さんのコメント
今回正直なところ受賞できると思っていなかったので、評価いただき大変嬉しく思います。
本プロジェクトはゴールが明確で、技術的にも充分に開発可能でしたが、アジャイル開発のプロセスについては試行錯誤しながら進めた部分があり、そういった意味でチャレンジングだったと思います。
これまでにない試みで、技術力に長けたメンバーを他部門から召集したり、デザインチームとも協業したりするなど、社内の新しいつながりの中で達成できたことは大きな収穫でした。幸いにも新しいプロジェクトのお話をいただき、プロジェクトを継続することができており、知見も積み重なってよりよい開発推進の道筋が徐々に明確になってきています。
新しい技術や手法を実践で活かすには、現場の状況に合わせたアプローチが必要です。理想的な開発に向けては、まだまだ改善する点がたくさんありますので、今後も実践を重ねてプロジェクトをより成熟させていきたいと思っています。
▼川島さんのインタビューはこちらの記事でもご紹介しています!
「チームパフォーマンス部門」1位 現:Resouce Center/旧:Application Development Maintenance 李 文麗さん
左から)滕 洪詩さん、李 文麗さん、趙 嘉田さん
チームパフォーマンス部門の1位に選ばれたのは、技術開発部門の新卒入社社員への教育プログラムのプロジェクトです。
新たなプロジェクトが日々進行するパクテラでは、毎年数十名入社する新入社員がいち早く現場で活躍してもらえるよう、社員の育成にも力を入れています。李さんのチームは、効率化を目的としたオンラインの研修プログラムや、プロダクト開発とプレゼンテーション研修を組み合わせた実践トレーニングなど、即戦力を養うトレーニングを多く導入した、新たなプログラムを2年がかりで構築し、成果が出ている点が評価されました。
受賞した李さんからコメントをいただきました。
■李 文麗(リ ブンレイ)さんのコメント
継続的に行ってきたことが評価されて嬉しく思います。今回の受賞をきっかけに、目の前のことをしっかりやっていけば成果が出ることを実感しました。
プロジェクトでは、新入社員の方がいち早く現場で即戦力となれるよう、効果的なスキルアップの機会を用意することに注力しました。実践を多く取り入れることによって、新入社員の方々に現場での自信を培ってもらえる機会になったと思います。
また新たに、メンター制度を導入して先輩に相談しやすい環境を整えたり、さらに部長クラスを招いた最先端技術について学べるセミナーを定期的に開催するなどして、サポート体制も充実させました。今後もさらにブラッシュアップして、社員のスキルアップに貢献していきたいと考えています。
「品質部門」1位 現:DX Digital Commerce Solution Center 2/旧:Digital Solution Digital Commerce & Cloud IT Transformation 李 哲さん
左から)馬 騰龍さん、姜 年華さん、李 哲さん、玄 克軍さん、馮 宇峰さん、肖 夢寧さん、王 立夫さん
品質部門の1位は、電気水道工事、家事代行といったローカルサービスを提供するC2Cサービスのウェブサイトの開発プロジェクトです。予算や時間的制約が厳しい中で、新技術を上手く活用し、生産効率を向上、リスクを回避してコストを削減し納期を短縮した成果が評価されました。
設計プロセスでの理解不足や誤解を軽減するためチーム内でのコミュニケーションを徹底し、またサーバエラー追跡ツールの導入によりトラブルを発見しやすくすることで、トラブルシューティングの時間を短縮するなど、時間的コストを最小限に抑えました。
■李 哲(リ テツ)さんのコメント
まずは、リーダーのサポートに非常に感謝しています。評価いただけたことはとても光栄で、今後の仕事への励みになっています。
今回のプロジェクトでは、4名の開発者メンバーのうち3名が大学を卒業したばかりで、ベテラン技術者と経験の浅い技術者との志向性の違いや、技術力の差もチーム運営の課題でした。しかしながら、適切なトレーニングとサポートを心がけたことで新入社員も成長し、一緒に目標を達成することができたことは私自身にとっても大きな自信になりました。
新技術を取り入れることは、開発者にとってチャレンジングな半面、プレッシャーや不安も感じることもあります。しかしながら、チームの長期的な成長には非常に重要です。今後も、クラウドネイティブ、アジャイル開発、マイクロサービス、DDDなどの新技術を取り入れながら、新しいプロジェクトで貢献していきたいと思っています。
最後に、ベストプラクティスコンテストを主催するPMO(プロジェクト・マネジメント・オフィス)の魚谷さん、衡さんにもお話を伺いました。
「今回受賞したチームに共通しているのは、新しい環境や課題に積極的にチャレンジし、逆境を力に変え、成果を出していること。コンテストに出品されたプロジェクトはPMOからナレッジとして社内に発信しますが、発信すると他部門からすぐさま反応や問い合わせがあり、情報交換の場が生まれ、様々なプロジェクトに活かされています。
技術開発の方法論が急速に変化する中で、いち早く現場での実践に活かせるのはパクテラの強みです。またパクテラには、自分が所属しているチームだけでなく全社的に社員を支える仕組み、プラットフォームがあるので、誰でも成長できる機会が用意されています。
ナレッジを自ら吸収しながら新しいことにチャレンジできる方、また自身が得たナレッジを発信していける方がパクテラに合っていると思います。まさに社員たちで作っている会社なので、一緒に会社を盛り上げようと思ってくださる方にぜひ、どんどん加わっていただきたいですね。」
いかがでしたでしょうか? ベストプラクティスコンテストを通じ、パクテラの事業やカルチャーに触れていただけたことと思います。パクテラに興味を持ってくださった方、一度お話してみませんか? ご応募、お待ちしております!