昨日、代表の誘いで京セラコミュニケーションシステム㈱代表取締役 大田嘉仁さんの講演を聞くチャンスがありました。ありがとうございます。
日本航空(JAL)再生の役目を任された一人です。
JALが会社更生法適用申請を行ったのは2010年。12年には営業利益2,000億円というV字回復を果たし、その経営手法は、まさに「全員経営」。
一人ひとりが経営者意識をもつ社員に育っていったそうです。
例えば、荷物が軽くなれば燃料の節約に結びつくとの考えから、キャビンアテンダントたちは機内に持ち込む自分たちの荷物の重量を減らすことに取り組んだ。パイロットは、飛行機の操縦の仕方を工夫して、無駄な燃料を消費しないように心がけた。地上スタッフたちも同様に、壊れた備品などを自分たちで修理して経費削減に努めたとのこと。
こうしてJALは、たった2年間という短い期間で見事なV字回復を遂げることができたそうです。
講演の中で一番心に残ったものは、JAL再生プロセス「6つの原則」です。
① 自社の文化は、自社でつくる
② リーダーから変える
③ 全社員の一体感を持たせる
④ 現場社員のモチベーションを少しでも高める
⑤ 経営の本気度を示す
⑥ スピード感を重視する
※写真は、休暇で西伊豆に行ったときに撮った富士山です。