結婚式場・レストラン運営の(株)ノバレーゼ(本社:東京都中央区、荻野洋基社長、資本金:100 百万 円)は、全国の婚礼施設17会場を一般開放し、約1000本のキャンドルと、ランプシェード、話題のハーバリウムなどを使って、館内を“幻想的な光のアート空間”として装飾するイベントを開催しました。
いまブライダル業界では、婚礼の閑散期(6-8 月)や披露宴のない日に、結婚式場を実際の用途以外に有効活用する取り組みが、広がっています。平日に全国20カ所で映画の上映イベントを開催する企業や、式場を女性用シェアオフィスとして提供する会社なども出ています。少子高齢化や結婚式をしない“ナシ婚層”の増加といったマーケット状況に対して先手を打ち、施設の稼働率等を向上させようと、各社工夫しています。

7月8月は名古屋・大阪・石川・京都・福岡・愛媛・栃木・青森で開催

幻想的な“万華鏡アートミュージアム”として披露宴会場を貸切演出

開催するイベント「キラメキナイトミュージアム」のメーンは、ランプシェードと照明を使い、“万華鏡アー トミュージアム”として、披露宴会場を貸し切る演出です。披露宴会場の天井の高さや広さを活かしま す。
バンケットには、細かな花柄の透かし彫りを施した、直径約 1.5 メートル程度の MDF(中質繊維板)製 のランプシェードを 6 個ほど立てます。ランプシェードには色の着いたランプを入れています。灯りをつ けると、幾何学模様のカラフルな光と影の万華鏡のようなアートが、天井や床、壁一面に広がります。直径 1.8 メートル程の透明のバルーンも設置し、そのバルーンめがけてプロジェクターで万華鏡の映像を 投影します。
会場に一歩入ると、実際の万華鏡を覗いたような、色鮮やかに整然と輝く光の世界が、空間全体に広がります。
また会場内には、オイルを入れたガラス瓶にドライフラワーなどを飾り付ける今人気の「ハーバリウム」 も設置します。高さ 1.9 メートル・45 センチ四方の大型のものを7カ所に設置します。さらに、各オブジェ の周辺に花びらを敷き詰め、美しい“フラワースポット”を造ります。
万華鏡のような幻想的な空間のなか、花を随所に散りばめた、異次元の“アート空間”を体験していた だきます。
別会場のチャペルには、高さ14センチから72センチまで大小異なる、様々な形をした約50個のステンドグラスと、約300本のキャンド ルを設置します。優しい灯りとカラフルな光に 包まれた、荘厳で幻想的な世界を創ります。キャンドルは館内各所や庭などに計1000本を灯します。
また建物内には、ランタンとフラワーで装飾 するフォトブースも最大5カ所、設けます。「和」 や「Sphere(球)」「ヨーロピアン」といったように、 演出テーマを分けるので、ブースごとで異なる 雰囲気の写真が撮れます。バンケットやチャ ペルとともに、館内を散策、撮影しながら、“いいね巡り”をお楽しみいただきます。
その他、ラウンジまたはチャペルでは、ミュージシャンによるアコースティックライブも行い、光と音の共演も織り交ぜます。

大阪の施設は国の重要文化財!雰囲気からムード満点

大阪の会場「旧桜宮公会堂」は、1935 年に 「明治天皇記念館」として建設された歴史的洋館で、その正面玄関は、国の重要文化財 (1956 年指定)に指定されています。外観はロ ーマ神殿風の石造りで、青竜山石を使った 6 本の列柱が重厚感ある趣を与えます。建物は 2007年3月に閉鎖していましたが、当社が2013年4月から婚礼施設兼カフェ・レストラン として再生しています。
今回、天井高最大5.3m、面積約210m²の披露宴会場を“万華鏡アートミュージアム”として貸し切りました。約1000本のキャンドルは館内のチャペルや敷地内の芝生スペースなどで灯します。

前回は1.9万人を動員、結婚式場を身近な存在に

当社が、こうしたキャンドルナイトのイベントを行うのは、今回で4 回目です。第一回(2016 年 7-10 月)は 5会場(計10日間)で開催し約5700人が参加。第二回(2017年3-7月)は 16 会場(計 27 日間)で 12,000 人以上を、第三回(2017 年 10 月-2018 年 5 月)は 15 会場(計 15 日間)で 19,000 人を超える人数を動員するなど、好評を博しています。
普段、馴染みの薄い結婚式場を、「身近な施設として感じていただきたい」と企画したご招待イベント ながら、参加したカップルが婚礼の実施を決めたり、SNS 映えすることから来館者の投稿が増え施設の 知名度向上につながったりと、想定以上の反響も得ています。