【想いをつなぐ。|第4回】現場での悔しさが、全社のノウハウになる。——事業推進・俣野がつくる、“うまくいく”仕組み
「視野も、頭の使い方も、ガラッと変わりました」——そう話すのは、Dr.stretchの新規出店を支える事業推進部の俣野です。
トレーナー、店長を経験した俣野が、いま担うのはDr.stretch全体の「土台づくり」。出店や育成で積み上がった成功の型を整え、“うまくいく”を再現していく仕事です。
“いちスタッフ”から、仕組みで現場を支える側へ。「もはや、転職くらい仕事が違う」と笑う俣野が、どんな視点で“うまくいく”をつくっているのかを辿ります。
プロフィール/キャリアステップ
・2018年4月 新卒入社|京都・河原町店 配属
・2019年2月 京都・寺町通り店 異動
・2021年10月 大阪・クリスタ長堀店 店長
・2025年1月 事業推進部へ(新規出店サポート・予実管理・ナレッジ整理に従事)
肯定される場所から、すべてが始まった。
専門学校を卒業して、トレーナーを目指して就職活動をしていました。いろんな会社を見る中で、「どんな環境なら自分は頑張れそうか」を考えていたんです。そんなときに出会ったのがnobitelでした。
代表の黒川(現会長)の話を聞いて、自分の意見をシェアする。すると、周りのみんなが否定せずに受け止めてくれる。「価値観が広がるって、こういうことなんだ」と初めて実感した瞬間でした。
黒川がよく言う「この指とまれ」。会社が合う・合わないは人それぞれ。でも、合うと思った人と働きたい。一度握った手は離さない。その言葉が、入社の決め手になりました。
数字に悩んだ新人時代が、いまの原点。
入社当初は、周りの熱量に圧倒され、自分とのギャップを感じていました。
現場に出ると、数字がはっきり出ます。担当した人数や指名数が見えるぶん、どうしても比べてしまう。正直、しんどい時もありました。
それでも、「自分に足りないものは何か」を考えて、ひたすらやる。悔しさも、ちゃんと言葉にしていました。
そんな時に救われたのが、当時の店長やメンバーでした。頑張る人をバカにしない。困っている人がいたら助ける。いまでも関係が続いているくらい、あたたかいチームでした。
「恩返し」をしたくて、店長に。
店長になるまで3年半。当時のスピード感で言うと、遅い方だったと思います。
それでも手を挙げたのは、自分が伸び悩んでいた時期に、マネージャーや店長が何度も壁打ちして、フィードバックをしてくれたから。支えてくれた人たちに恩返しがしたかった。自分と同じように悩むスタッフを助ける側になりたかったんです。
「ギブアンドテイクじゃなくて、ギブ」——そんな空気が、現場にちゃんと根付いていたからこそ、自然と“次は自分が”と思えました。
そして、忘れもしない店長昇格の瞬間。
当時は、社長ブログで店長昇格が発表されていました。更新は夜9時過ぎ。営業後にもかかわらず、メンバーが残ってくれて、みんなで携帯を囲みながら結果を待っていたんです。
スクロールして、自分の名前が出た瞬間——「うわあ!」って。嬉し泣きしてくれたメンバーもいて、あの夜の景色は、今でも忘れられません。
店長になって、初めて見えた景色。
ただ、店長への昇格はゴールではなく、ここからまた新しい挑戦が始まろうとしていました。
店長として現場に立つようになると、売上だけでなく、育成やチームづくりにも責任が増えました。自分の一言で空気が変わることもあり、うまくいかない日は何度もありました。
正直、「自分はちゃんと恩返しできているのかな」と悩むこともありました。それでも、スタッフの成長や「相談してよかったです」という言葉に、自分も少しずつ誰かを支えることができている実感を持てるようになったんです。
悩んでは相談して、振り返って、またやってみる。そうやって少しずつ、「チームで勝つ」感覚が身についていきました。この店長経験が、いま事業推進で「仕組み」をつくるヒントになっています。
“うまくいく”を、つくる側へ。
入社して7年目に、事業推進部へ異動となりました。
きっかけは、京都時代から気にかけてくれていた当時の店長であり、現在の上司の後藤の存在です。「1人では回らなくなってきた」と聞き、「だったら、ぜひ一緒にやりたいです」と手を挙げたんです。
事業推進部の役割は、各店舗でうまくいった取り組みを「誰でも再現できる形」に整え、全体へ広げていくこと。
物件、人事、マーケティング、現場の店長やエリアマネージャーなど、多くの関係者と連携しながら進めます。
その中でも自分のミッションは、新規出店がうまくいく流れをつくること。出店前の予測からオープン後までを追い、改善のサイクルを整えています。
現場での悔しさをバネに。
この仕事で、いちばん支えになっているのが現場経験です。
「お客様に来てもらう工夫」と一言で言っても、ショッピングモールと路面店では全然違う。数字だけで判断すると、現場の実感とズレてしまうこともあります。
だからこそ、「実際どうなの?」と、一度立ち止まって考える。数字だけでは見えない部分まで想像しながら判断できることが、自分の強みです。
複数店舗を見る立場になった今、現場で培った感覚が、判断の軸になっています。
“新人の教科書”を、つくる。
会社が大きくなるほど、育成は「気合い」や「その人の経験」だけでは回らなくなる。だから、「どうしたらもっと効率よく成長できるんだろう」と考えるようになりました。
研修や成功事例はたくさんあるのに、忙しさの中でノウハウが属人化して埋もれてしまう。それが、もったいない。
だったら、迷った時に立ち戻れる場所をつくればいい。そう思って、自分から「新人が伸び悩んだ時に立ち戻れる教科書をつくりたい」と提案し、形にし始めました。
自分自身、スタッフ時代に伸び悩んだからこそ、新人がどこでつまずくのかが分かる。「こんなんあったらめっちゃいいのに」——当時の自分が欲しかったものを、今度は次の誰かのために残していきたいんです。
悩んだからこそ、残せるものがある。
現場で悩んだことも、店長として空回りしたことも、全部がいまの仕事につながっています。
だからこそ、自分が経験したことを、自分だけのものにしたくないんです。
誰かがつまずいた時に、「自分もそこ通ったよ」「こうしたら立て直せるよ」って言えるものを残したい。
現場で生まれた悔しさや試行錯誤を、誰かの成功につながるノウハウに変えていく。誰かが安心して挑戦できる、そんな土台をつくれたら嬉しいですね。
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次回は、マーケティング事業部マネージャー・岩井のストーリーをお届けします。デザイナーとしてnobitelのブランディングを確立するために歩んだ物語——。どうぞお楽しみに。
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