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失敗は次に生かせばいい。そんな環境だから急成長できた、キャリアチェンジWebディレクターの1年半の軌跡

2018年12月にニジボックスに入社し、現在はリクルート住まいカンパニーに参画。誰もが名を知る大規模サービスのWebディレクターとして活躍し、チームや事業側のメンバーから厚い信頼を得ている生田目さん。異業種からの転職だった彼女が、たった1年で大規模案件に携わるまでに成長した理由は、どんなことにも前向きで、失敗を恐れない不屈の精神にありました。今回のインタビューでは、そんな生田目さんの常に前向きな姿勢やサービスに対する熱い想いを聞くことができました。

大規模なサービスに携わり活躍してみたい方や、仕事の幅をもっと広げてスキルアップを目指したいと考えている方にとって、共感できる考え方やヒントがたくさん詰まった記事になっています。自分の可能性をさらに追求したい!と、想いを秘めている方にぜひ読んでいただきたいです。

ニジボックスでなら、自分らしく働ける。弱みを強みに変えられる。そう思ったことが入社の決め手

ーニジボックスに応募したきっかけは、何ですか?

ニジボックスに入社する前は、もともと電子部品の営業をしていました。昔からインターネット全般が好きだったこともあり、前職で日々を過ごす中でもWebディレクターになりたいという思いは日に日に強くなり、「本当に自分のやりたいことをやろう!可能性を確かめてみよう!」と一念発起して転職活動を始めたんです。いくつかの会社を受ける中で、ニジボックスに強く惹かれたのは、一次面接での出来事がきっかけです。面接官は現在の上司でもある、Webディレクターとして活躍していた上野さんでした。彼女はとにかく私の話をじっくりと聞いてくれたんです。他社と比べてニジボックスはまるで印象が違っていました。

ー気になります!ニジボックスの面接はどんな印象だったんですか?

まず私自身に興味を持ってくださり、私の話を聞いてくれるスタンスだったのが印象的でした。
面接では、これまで社会人として仕事をする中で何を感じ考えてきたのかや、これまでの経験が目指すWebディレクターという仕事にどう生かすことができると思っているのかなど、私なりに考えてきたことをお話ししたんですが、上野さんは一つ一つの言葉を真剣に聞いてくれたんです。
そして、私の話にじっと耳を傾けてくれた後に、ご自分の過去の話や、自分の失敗談なども気さくに話してくださって、初対面から心を開いて話せる、その場の空気がすごく嬉しかったのを覚えています。
失敗しても、次に活かせばいい。自分の弱さは強みに変えることができる。
上野さんがご自分の実体験を通して得た、 素直な気持ちや気づきを、今後一緒に働くかもしれない私と同じ目線でオープンに語ってくださったので、とても印象的な面接でした。

ー自分の弱さは強みに変えることができる。深いです!その他、印象に残っているお話はありますか?

評価制度の話が印象に残っています。自分が担当した仕事に対して会社がどう評価してくれるのかは、転職活動をする上で誰もが気になるところだと思います。
ニジボックスでは、マネジャー職のメンバーが一人ひとりに合わせた四半期ごとの評価基準を作ってくれていて、定期的に振り返りの面談もあると聞き、すごく魅力的に感じました。
それから、評価基準に対して上司と相談しながら決められる、ミッション設定の話もすごくいいなと思いました。自分のミッション内容に調整が必要になった場合でも、その都度上長に相談して臨機応変に変えていくことができます。
また、一般的に評価に関することは他の人に見せないのが当たり前だと思うのですが、ニジボックスでは組織によっては、ミッション発表会などを行なったりなど、他のメンバーと目標や成果を共有する文化が根付いています。目標が同じ方向性のメンバー同士で協力し合えますし、過去に同じ内容のミッションを経験した先輩からアドバイスを聞くこともできます。みんなでスキルアップを目指すことができる、他にはない事業貢献への考え方に共感しました。

リモートワーク開始と共に新たな参画先へ。多くの関係者、多岐に渡る業務をこなす日々

ー入社直後は、どのような業務をしましたか?

社内案件と言われる受託制作の案件を担当していました。1年ほど経験を積んで、リクルートキャリアに参画しました。今年の4月からは、リクルート住まいカンパニーにディレクターとしてジョインしています。

ーリクルート住まいカンパニーではどのような業務を行っていますか?

大規模サービスサイトの運用やエンハンスを行っています。現在さまざまな領域を横断しながらディレクションを中心に担当し、多い時には7、8件のプロジェクトを並行で進めています。
ほとんどのプロジェクトは、事業側の企画担当者の「こんな機能やページを作りたい」という、要件に対してのヒアリングから始まります。
実際に制作を行うデザイナーやエンジニアと要件を検討しながら提案書のブラッシュアップを行い、企画担当者に提案します。そして、担当者とすり合わせながら要件定義がまとまったら制作をスタートし、リリースを目指します。

ー組織横断で対応されるケースが多いとのことなので、業務領域の幅も拡がりそうですね

そうなんです。プロジェクトによってはフロントエンド実装で済む場合もあれば、バックエンドへの接続が必要な場合もあります。業務の幅や内容は案件ごとにバラエティーに富んでいて、連携が必要な関係者も大勢います 。マーケティングや編集、広報、ブランディングなどさまざまな部署の担当者から依頼を受け、最適な施策を検討しながら制作を進めています。


自分の実力を試す思いで大規模案件へジョイン。試行錯誤しながら走り抜けてきたこの半年間

ーリクルート住まいカンパニーに参画することが決まった時の心境を教えてください

参画先が決まり業務内容を上長に聞いた時、これまでよりも業務の幅がかなり広いことを知って少し驚きました。私がこれまで経験してきた業務よりも、難易度がワンランク高く感じましたね。でも、後ろ向きな気持ちは全くありませんでした。私の性格的にも仕事をどんどん任せてもらい、自分の裁量で責任を持って仕事を進めていくことが好きでしたから。
なので、お話を聞いた時は、プレッシャーに感じるというよりは、逆にワクワクしました!

ー今の業務を行う上で、苦労していることや大変なことはありますか?

企画担当者の中には、紙媒体を中心に担当されて来た編集者の方もいらっしゃいます。コミュニケーションをする中で、私の常用しているWeb用語が伝わらなかったり、私自身も紙媒体の編集では一般的とされるような用語でも意味が分からなかったりします。ですので、専門職域の間で話をする時は、お互いに共通の表現に言い換えることを意識的に行なっています。「この言葉、知らないからあとで調べなくちゃ」と思わせてしまうのはコミュニケーション効率がよろしくないですよね。

ー奇しくもリクルート住まいカンパニーへの参画スタートと同じタイミングで、コロナ対策のためにリモートワークが始まったそうですね。その点で、不安や苦労はありましたか?

参画先の担当者や関係者の皆さんと、実際にお会いすることが無いままスタートしたので、最初の頃は少し不安でしたね。先ほどお話したようにさまざまな関係者がいるため、無駄なコミュニケーションコストをかけないようにすることを大切にしていました。
従来であれば口頭で済んでいたようなことも、SlackやBacklogなどでのテキストコミュニケーションを介して伝える必要が出てきますので、これまでよりも文章表現にもかなり気を使うようになりました。
リモートワークの場合、業務で関わる方達と常に一緒の空間にいる訳ではないので、お互いのワークスタイルやリアルタイムの状況を把握しづらいですよね。なので、意識的に相手の立場や状況の把握をするように心がけ、一人ひとりに合わせた接し方をするようにしています。
一見障壁に感じることでも、より良い結果に結びつく糸口は必ずあると思うんです。課題解決思考を強く意識し続けてきた結果、何とかここまで来られたのかなと思います。

やると決めたら、何としてもやりきる。おせっかいすぎるくらいがちょうどいい!が私のモットー

ーWebディレクターになって約1年半。生田目さんが仕事をする上で心がけていること、大切にしていることはありますか?

自身でやると決めたら、最後まで必ずやりきることを心がけています。
そのサービスやプロジェクトが良い方向に進むためなら、どんなに大変なことでもディレクターは挑戦するべきだと思っています。私は、物事をより良くするために乗り越えるべき困難には躊躇なく飛び込んじゃいます(笑)
仕事を進める上やサービスサイトを運営していく上で、今は困らなくても1年後や3年後を見据えた時にどうなるだろう?と考えることってありますよね。そういう時、自分が苦労をすることは目に見えているけど、一時の苦労でサービスがもっと良くなるのなら…という思いで「今やろう!」とすぐに動き出すようにしています。
私、おせっかいなんですよね。でも、ビジネスの上ではおせっかいすぎるくらいがちょうどいいんじゃないかな、と思っています。

ー仕事に対して、誰よりも熱い思いを持っているのですね。具体的には、どのようなおせっかいをしたことがありますか?

最近では、サイトの基準となるデザインガイドラインの一部をアップデートしました。
具体的にはサイトをデザインする際に基準としている画面サイズを、最新のデバイスでも適切な表示ができるように変更したんです。
理由は、既存のガイドラインが少し前のデバイスのトレンドに合わせたままになっていたので、ユーザーの利用環境によっては、サービス提供側の想定した適切な表示バランスが実現できなくなってしまう懸念があったためです。
今すぐ不具合が生じるわけではないと思うですが、後々サイトを使うユーザーのことを考えたら…。さらには、そのサイトを2年後、3年後に運営していく事業側のことを考えたら…。と、いてもたってもいられなくなって、担当デザイナーの方に相談をしました。
すると、デザイナーさんもそこには前々から「なんとかせねば」と感じていたらしく、「生田目さんがやるなら、私もやります!」と協力してくれて、ガイドラインを最新デバイスのトレンドにアップデートすることができました。
このことは、誰もが気づいている課題だったと思うんです。
でも、いざそれを改善するとなると、担当者もいなくて誰に話したら良いか分からず先送りになってしまうことって良くあると思うんですよね。そこで、主体者が居ないのなら、私が手を挙げよう!と。
私が動いたことでメンバーの仕事のやりやすさに影響したり、これまでよりもほんの少しサイトが使いやすくなったり、ちょっとした改善を積み重ねて行くことって、私の関わるような大規模なサービスの品質の維持や価値を拡大し続けるためには、とても大切な姿勢なのかなと考えています。

ー生田目さんには、周りのメンバーを巻き込む力があるのですね!やはり、サービスを良くしたいという気持ちが、そうさせるのでしょうか?

リクルートグループで働いている人達の間でよく使われている表現に「圧倒的当事者意識」というものがあります。物事を良くしてゆくには、自分が関与することに対して当事者意識を持つことは大切だと思っています。誰に頼まれたわけでもないのですが…。良く言えばエネルギッシュ、悪く言えば我が強いとも言えるのかもしれません。でも、その信念があるおかげで、周りの協力者を巻き込むことができたのかなと思います。


ピンチな時こそ、プラスに考える。失敗しても次に生かすことで成長していきたい

ー今の仕事をする中で、嬉しい瞬間ややりがいを感じる時はどんな時ですか?

事業側の関係者や制作チームのメンバーに「ありがとう」と言ってもらえる時が何より嬉しいです。
先ほどお話したように、おせっかいがすぎることもあるのですが、そのことがきっかけで結果につながることも多いので、そんな時はやってよかったなと思いますね。

ー自分の仕事が誰かのためになる。これは嬉しいですよね。生田目さんが仕事をする上で楽しいと感じるのはどんな時ですか?

私はわりと、何でも楽しめるタイプです。
携わっているサイトで不具合が生じてしまった時など、側から見ればピンチだと思える状況でも、新たなチャレンジと受けとめて内心で奮い立っている一面もあります。
もちろん、サイトの修正をしなければいけなかったり、施策を考え直さなければいけなかったりするので大変ではありますが、1回失敗をしておけば次に同じような状況になった時に、生かすことができます。失敗から得ることはとても大きいと思っています。

ー誰もが知るサービスサイトに携わっていることに対しては、どう思いますか?

これだけの大きな案件に携わることができる機会は、あまりないですよね。ニジボックスに入社しなかったら、こんなチャンスは訪れなかったと思います。
仕事を進めていく上でまだまだ知らないこともありますし、ピンチに陥ることもあると思います。ですが、その全てが自分を成長させるための機会だと思っています。
ちょうど今も、プロジェクトに関わる中で感じた課題に対して「これはやるべきだ!」と思い、制作フローの立て直しを提案し、挑戦しているところです。周りをうまく巻き込みながら、より働きやすい環境に、より使いやすいサービスサイトになるように頑張りたいですね。失敗は成功のもと。どんどん挑戦していきたいです。

強みを増やし、メンバーに頼られる存在へ。目標は、UXデザインから制作まで担当できるWebディレクター

ーこの先、どんなWebディレクターを目指していきたいですか?

Webディレクターと言っても、必要なスキルは案件によって多岐にわたります。新しい機能を追加する時、既存ページの改善を行う時、その時々によっていろいろなスキルが必要だなと感じます。
例えば文章力を高めたり、コーディングの知識を深めたり、一見するとWebディレクターには必要のなさそうなスキルでも積極的に習得していき、あらゆる場面で関係者のみなさんから頼られるWebディレクターになりたいです。

ー確かに、さまざまなスキルを持つWebディレクターは頼りになりそうですね

はい。最近は仕事を終えた後の一定時間、必ずインプットする時間を作っています。これまでは、通勤時間などのすきま時間に読書をしていたのですが、リモートワーク中心の今ではそういった時間がなくなってしまったので、意図的に時間を作るようにしていますね。だいぶインプットできたかなと思うので、これからはどんどん仕事でアウトプットして、スキルとして自分のものにしていけたらいいなと思っています。

ー今後、Webディレクターとして挑戦してみたい領域があれば教えてください

UXデザインから制作まで全て一貫して携わることです。なぜそう思ったかと言うと、少し前に参画先の担当者の方が「UXデザインもわかる人がいると便利だなあ」と何気なく言っているのを聞いたからです。次にそういう機会があれば、期待に答えられるように準備しておきたいですね。ニジボックスにはUXデザイナーもいるので、そういったメンバーから知見を得て、勉強してみたいと思っています。


ニジボックスは、未知なる自分に挑戦できる場。前向きに取り組める人と一緒に働きたい

ーニジボックスで働くことを選んだ理由を教えてください

ニジボックスは、自分の腕を試すチャンスがあちらこちらに転がっている会社です。
「こんな仕事をやりたい」「こんな風になりたい」という声を、面談などを通してきちんと拾い上げてくれ、挑戦する機会を与えてくれます。また、上司がしっかりと私自身を見てくれていることも信頼感やモチベーションに繋がっていると思います。

ー今後どんな人と一緒に働きたいですか?

向上心を高く持って、前向きに頑張れる人。どこまでも上を目指していける人と一緒に働きたいです。一緒にスキルアップを目指していけたらと思っています。
そういう人に対して、会社はどこまでも寄り添って、応えてくれます。
私もより良いサービスサイト作りを目指して、これからも頑張ります。

☆ニジボックスメンバーのQiita記事も更新してます!
Redux Container Components のテストの必要性を身をもって知った

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