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ニューロマジックで働く仲間を紹介!
学生時代からニューロマジックの仲間として活躍し、現在はサービスデザイングループ内でひとつのチームのリーダーも任されている永井菜月さん。
サービスデザイナーとしてだけでなく、最近フリーランスのキャリアもスタートさせた彼女に、ニューロマジックの魅力や働きやすさについて語ってもらいました!
ーーニューロマジックに入社した理由や経緯を教えてください
最初は大学院に通いながらインターンとして入社しました。
大学院では文化人類学という分野を専攻していて、縁あって知り合ったニューロマジックのメンバーに声をかけてもらったんです。当時サービスデザイングループは立ち上げたばかりで、まだ3人しかメンバーがいませんでした。
英語ができてサービスデザイン的手法に親和性がありそうな人材を探していると聞いて「まさに自分の研究手法を生かせる!」と感じ、思い切って飛び込んでみることにしたんです。
ちなみに私が学んでいた文化人類学とは、フィールドワークを通じて特定のコミュニティや文化を持つ人々と一緒に生活をしたり、インタビューをしたりしながら、その同異性を発見し社会に伝える学問です。この分野を選択した当時は、まさかピンポイントでその経験を活かせることになるとは思っていなかったので驚きました。
1年間インターンとして在籍し、大学院を卒業したタイミングで正社員になりました。
ニューロマジックの企業文化も自分にフィットしていて非常に働きやすかったので、このご縁に感謝しています。
ーー現在はどんなお仕事をしていますか?
サービスデザイナーとして、主にはユーザー調査の企画や実施、またその結果を基にしたプランニングですね。加えて「デザインスプリント」というワークショップ形式のプログラムのファシリテーターをしています。
これらのコンサルティング手法から生まれるアウトプットは多種多様で、ニューロマジックだからこそのWebサイトだけでなく、医療器具などのプロダクト開発、教育関係やエンタメなどのサービス開発の場合もあります。
また、サービスデザインやデザインスプリントの考えについてレクチャーをしたり、手法を教えるトレーニングを行ったりと、講師のような立場でお仕事させていただくこともしばしばあります。
きちんと自分の積極性に応じて評価してもらえる会社
ーー入社する前と入社した後でギャップはありましたか?
最初は学生だったこともあり、不安な点は「ブラックな会社じゃないか」という一点でした。
結果的にはブラックではなかったので安心しました!きちんとお休みも取れていますし、キャパオーバーだと思った時にはすぐ相談できる環境にあるのでよかったです。
実は、入社前に「ニューロマジック 評判」で検索したことがあるんです(笑)
転職の口コミサイトでは「きちんと面倒をみて欲しいタイプの人は合わないかも」「積極的に自己アピールをする必要がある」といった内容のものがありました。
会社がそういうスタンスであることに全く不安はなかったですが、良い意味でその口コミは本当だと感じています。
年功序列で伝統的な評価スタイルを持った企業ではなく、きちんと自分の積極性に応じて評価してもらえる会社なので、それは事前のイメージ通りでしたね。私にはとても合っています!
誰が言うかでなく、何を言うか
ーー永井さんから見てニューロマジックの魅力は?
企業ミッションにもある、「あらゆるコミュニケーションにおいて、もっともふさわしい解決を実現する」ための組織構造や企業文化など、必要な要素が備わっている点だと思います。
その中で私が最も魅力的だと思う要素は「誰が言うかでなく、何を言うか」という企業文化です。この言葉は社長の黒井さんが私の面接でも他の方の面接でもずっと言っている言葉で、会社全体でそれが実践できています。
例えば、当時学生だった私がポンとミーティングに参加して自分なりの視点で発言すると、皆がそれを真摯に受け止めてくれるんです。あれは感動しましたね。
働いている皆がその空気感=「誰が言うかでなく、何を言うか」という企業文化を体現してくれているので、どんな立場であっても発言できる環境があるのはとても働きやすいです。
一言にまとめると、とにかくみんな優しいです。先輩方は自分にとってお兄ちゃんお姉ちゃんみたいな感じです!
ーーU30 (30歳以下の若手チーム) の発起人は永井さんだと聞いています。若手でチームを作ろうと思った理由はなんだったのでしょうか。
前提条件として、現在ニューロマジックは新卒採用をしていないので同年代の同期というのが皆いないんですよね。
そこに不満はないのですが、同世代での繋がりや刺激し合う環境がもっとあるといいなと思ったんです。あとは、自由にチャレンジする場をつくりたかったというのもあります。受託でいただくお仕事以外でも、自分たちが興味のある分野にチャレンジできる機会があってもいいんじゃないかって。
自由にチャレンジ、というのは業界や案件の内容の自由度もありますし、本来はディレクターだけどコピーライティングをやってみたいとか、プランナーをやってみたいとか、そういった職種的な意味での自由度もあります。
上に掛け合ったらすぐに「やっていいよ」とOKの返事をもらえたので嬉しかったですね!
ーー永井さんはニューロマジックの業務とは別で、フリーランスで翻訳、出版に挑戦されますが、フリーランスに挑戦しようと思った経緯を教えてください。
現在は金曜日だけフリーランスとして活動しています。
先ほどのU30の話でもありましたが、挑戦したかった分野と使うスキルの自由度を上げる、という話をもっと方向性を絞って追求したいと思ったんです。それに加えて「お金にならなくてもいい」という自由度も追加したかったので、本業とは別枠でやらせていただくことにしました。
フリーでは翻訳や出版に関わっており、利益を気にしすぎることなく、自分の思想や価値観を体現する場として活用しています。
ーーその決断を伝えるのは勇気がいったんじゃないですか?
上の人に伝えるときは緊張しましたね。個人をとても尊重してくれる会社ということは理解していたのですが、勤務形態が変わってしまうので伝えたときの反応が心配でした。
でも、最初に伝えたときのリアクションが「全面的に応援できる形を考えます!」だったので、あったかすぎて泣きそうになりました。
もちろん、今まで真摯に業務に取り組んできたからこそこうして応援してくれるのだと思います。
ニューロマジックの永井としてだけでなく、一個人としての存在も応援してくれていて、会社には本当に感謝しています。
サービスデザイナーは人々の声や視点に寄り添える
ーー今後どういう仕事に挑戦したいですか?
toCの案件にサービスデザイナーとしてより多く関わっていきたいと考えています。
どのような領域でも、昨今はテクノロジーの発達で新しいものを生み出すのが本当に難しくなってきました。なので、画期的な「イノベーティブ」なものが生まれにくい。
しかし社会を見てみれば、様々な格差やマイノリティの生きづらさ、with コロナ時代の生活様式など課題は満載です。
そのような中で、サービスデザイナーという職業は人々の声や視点に寄り添い、「イノベーティブ」ではないかもしれないけれど、きちんと本質的な課題に対応するサービスやプロダクトを生み出すお手伝いができる職業だと思っています。
自分の能力によって、そういった社会の絡まりや淀みをスッと解いたり、生活者の背中を押せるようなサービス開発のお手伝いができたら…….と考えています!
あとはチームリーダーとして、チームメイトがハッピーに仕事ができる環境を提供できるように頑張りたいと思っています。
「仕事のために生きている」わけではなく、「生きるために仕事をしている」と私は思っているので!
ニューロマジックの社員としてその人の人生が、ちゃんとプラスになっているように伴走していきたいです。
ーーサービスデザイナーに大切なことはなんだと思いますか?
とても大事ですが難しい質問ですね……悩みます(笑)
やはりユーザーの声に耳を傾けること、ユーザー体験が価値あるもになっているか常に問い続けることが大切だと思います。
クライアントさんとお話をしていると自分もサービス提供者側の視点に引っ張られそうになることがあるので、本来の原点に立ち帰れるかは本当に重要です。
これはサービスデザイナーに限った話でないと思うのですが、問題の本質を見極め取り組む力もとても大切です。特にサービスデザイナーというのはセクショナリズムをなくし、部門横断的に問題提起をしたり、ユーザーや企業いろんな人を巻き込んで一緒に課題解決に取り組むことを支援する職業だと思います。
そういった状況のなかで、何が問題の本質か適宜議論を整理したり、そもそもそこから逃げない姿勢をもつことが大切だと思います。