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自分が最もバリューを発揮できる場所で生きろ。ーー「事業開発」に命を捧げる男が見据える先にある世界とは

今回お話を伺ったのは、新規事業部部長を務める金谷陽平さん(通称よぺさん)です。

金谷さんは学生時代から様々な事業開発に携わり、2019年DeNA渉外統括本部新卒として初めて入社されています。また同年に退職し、2020年1月よりご自身の会社を起業、2期目年商数億円・純利益数千万円の企業を経営されていました。

そして「自身が新規事業開発に100%のリソースをかけられる」「Great Companyになれるポテンシャルがある」スタートアップとしてNateeを選び、2022年11月に新規事業部の部長として入社されました。

今回はそんな金谷さんのキャリアや人生観に迫ります。

「新しい世界を自ら作り出す」ということ

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ーー本日はよろしくお願いします!よぺさんの経歴はかなり異色だと思うのですが、どのような背景があったのでしょうか?

僕は生まれた時から、生来的に「新しい世界に飛び込むことで得られる刺激」を追い求めている人間でした。

地元のお祭りや学校の文化祭・体育祭なども大好きで中高共に応援団長をしたり、大学に上がったら海外にバックパッカーに行ったり、大阪の和牛串屋さんの経営をさせてもらって日販50万円のお店にしたり、「社長」として生きている人に会いまくったりと、とにかくこれまで経験したことがない世界に飛び込み、目の当たりにして、自分が知っている世界を更新・拡張し続けることをしてきました。

これはもう「何か考えがあってのこと」ではないです。自分の欲求が向かう先に進み続けてきた結果、今のキャリアがあるという感じですね。

1stキャリアはご縁があってDeNAに入社したのですが、「自分はもっと色々なことで結果を出せるのに」とどこか物足りなさを感じ、結局早期に退職をし自分で資金調達をして会社を作りました

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ーーものすごい生命エネルギーのようなものを感じます。よぺさんが大好きだと言っている「事業開発」にはどのようなモチベーションを感じているのですか?

僕は新しい世界を体験するには、「消費」する方法「生産」する方法の2通りがあると思っています。

前者は誰かが作り出した既存のものを享受すること、後者は自分自身で新しいものを作ってしまうことを指します。

そう区分した時に、僕にとっては後者の「生産」するやり方が圧倒的にエキサイティングなんです。そして、その「生産」することの最たる例が「事業開発」だと思っています。

だから僕にとって事業開発とは、「誰も見たことがない新しい世界を自分の手で作り出して味わうこと」なんですよね。

これは本当に楽しくて、冗談抜きに休みなしで1日16時間コミットし続けられます。というより、もはや仕事や業務、という概念がないんです。息をするように事業開発をする、みたいな。

Nateeには「美しい事業ポートフォリオ」と「並外れた事業選定眼」があった

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ーー本当に楽しんでいらっしゃいますよね。そんなよぺさんが何故Nateeへジョインすることになったのでしょうか?

自分で会社をやっている時に、ふと思ったんです。

自分は経営ではなく、事業開発がやりたい人間なのだと。

会社をトップとして率いる以上、社長は事業開発だけでなく経営や組織マネジメントなど包括的な事柄に従事しなくてはなりません。

しかし僕は自分の会社で社長をやる中で、そうした事業開発以外のことに対して、自分は得意ではないし、モチベーションもない、と痛感するようになっていきました。

それで、VCにも資金を返し自分の会社を清算した上で、事業開発に100%集中できる環境を探していたところ、とあるスタートアップのイベントで知り合ったりょーけんさん(代表取締役の小島)のことを思い出し、連絡をとってお話をさせてもらいました。

話をした後、「ここしかない」と思いましたね。理由は2つあります。

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1つ目はNateeが極めて美しい事業ポートフォリオを創業4期目にしてすでに持っていたことです。

僕は、事業には

・キャッシュカウ事業(キャッシュを継続的に生み出す安定的な事業)
・中ボラティリティ事業(リスクとリターンが中程度の当たれば旨い事業)
・大変革事業(世の中の常識を変え得る高リスクで大規模投資が必要な事業)

が存在すると思っているのですが、りょーけんさんの目線には綺麗に

キャッシュカウ事業→柱となるショートムービー事業
中ボラティリティ事業→仕込み中のバーチャルタレント事業コミュニティゲーミング事業

がポートフォリオとして並んでいました。

うまくいっている大半のスタートアップが創業事業1本で上場まで漕ぎ着け、その後の伸びに苦戦している中で、Nateeはすでに全く異なるジャンルの事業を複数、上場前に形にしようとしていたのです。

そのあり方はスタートアップの雄サイバーエージェント社を彷彿させ、「この会社は本当にGreat Companyになるポテンシャルを秘めている」と思いました。

Nateeに決めた2つ目の理由は代表であるりょーけんさんの事業選定眼です。

先ほど述べた3つの事業はどれも、その裏に社会や人間及びその動き方や速度への洞察が深く折り込まれており、かつNateeのミッションである「すべての人が自分らしくありのまま生きる世界を作る」ことに繋がっていることを、りょーけんさんとの会話の中で強く感じました。

正直「事業選定力においては全く敵わないな」と思いましたね。そして、「この人が船頭を務める船でなら、自分は安心して事業づくりにコミットできる」とも思いました。

こうした理由が重なって、Nateeにジョインすることを決めました。

イーロン・マスクをベンチマークとして

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ーーよぺさんの持っているピースの形が、Nateeにピタッとはまったんですね。よぺさんが今後Nateeでやっていきたいことは何ですか?

とにかくGreat Companyを作りたいです。それしかないです。

お金が欲しいだけなら、自分でやっていた時の方が、今の10倍くらいはお金を使えていましたが、そこには大きな価値を感じないようになりました。

僕がベンチマークしている存在としてイーロン・マスク氏がいるのですが、まずは彼と同じ土俵で戦える事業・会社を作りたい

僕は「事業開発」を人生のセンターピンとして置いている人間ですが、今世界で最も「事業開発」で突き抜けているのはイーロン・マスクだと思っています

これだけ世の中に必要とされているものを作っていて、やったことがなかったり、難易度が高すぎる領域でも大きな結果を残している。

そんな彼との間にある途方もない差分を見て、僕は毎日自分のレベルの低さに苛立ちを感じているのですが、そのレベルの人と10年以内に同じレベルで戦っていたいと、本気でそう思っています。

イーロンと同じレベルに辿り着いた時に、自分は何を作るんだろう、そこではどんな世界を見られるんだろう。こう考えたときに感じるワクワクが、毎日の僕の原動力です。

だからまずはNateeをそのレベルまで引き上げたい。そして、そこまでいく過程において自分は「組織内で一番大きな熱量を保ち続けられる人間」でいたいです。

実際、僕が持っている熱量が他の仲間に伝播している実感値が、入社してまだ2ヶ月程度ですが、確かにあります。

その方は、本当にここ最近、コミット度合いや、もっと言えば目つきやオーラすらも変わってきたように思います。

そんな風にして、自分という存在が組織に熱を伝播させ、組織にいる人をポジティブな方向へ変えていくこと。これが僕にできることであるなら、Nateeにいる限りずっとそうあり続けたいなと思います。

自分が一番バリューを発揮できるところで花を咲かせる

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ーー実際によぺさんが来てから組織は大きく変化したと思います。体感温度が5℃くらい上がったような。(笑) 最後になりますが、この記事を読んでいる人にメッセージをお願いします!

まず僕が思うのは、「自分が一番バリューを発揮できるところで花を咲かせてください」ということです。

人には誰しも、寝食を忘れて本気で取り組めて、かつそれが堪らないくらいに面白い、と思える領域があると思うんです。

僕にとってはそれが「事業開発」だったわけですが、すべての人にそうした領域は存在します。だからその自分の天職とも呼べるものを見つけて、そこで生き切って欲しいなと、全人類に対してそう思います。

そうすれば、周りがどうこうみたいな話なんて一切しなくなると思うんです。どうせ比較するなら、自分の天職である領域で世界一の人とだけ比較するのが健全だと思います。

本当に僕は今が人生で一番楽しくて、何度も言いますが休みなしで1日16時間働くことが全く苦ではありません。それは、自分が最もバリューを発揮できる領域で生きることができているからです。

ですから、皆さんにもそうした感覚を、人生を通じて味わって欲しい。

それともう1つは、もし僕と同じように事業づくりが大好きでスタートアップをやっている方がいるなら、ぜひNateeで一緒に働きたいということです。

そもそも事業を立ち上げた時点で、熱量や行動量は常人のそれとは比べ物にならないと思うのですが、それでも90%以上が失敗に終わるというのが、スタートアップの現実です。

タイミングや運、経営の力量など様々な要因があってうまくいかないことは、かなりの確率で発生してくると思います。ですが、それを理由に諦めて欲しくない。

僕みたいに、経営はやりたくなくても事業開発には命を懸けられる、という人も中にはいるでしょう。それでいいんです。自分が花を咲かせられる場所は必ずあります。

僕はそうした尖った人たちが大活躍できる土壌が、Nateeにはあると思うし、そのような熱の塊みたいな仲間達と一緒に、とんでもなく高い頂を目指してみたいと、心からそう思っています。


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Photo by Kaito Kobayashi

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