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プロジェクトデザイナー 清水美紀さん
随時配信しているネイキッド先輩社員インタビュー企画。今回は、イベントの総合ディレクターとして、そのクオリティー管理の責任を担うプロジェクトデザイナーの清水美紀さんにお話を伺いしました。
ネイキッドに入社した経緯を教えてください。
美術系の大学でグラフィック、いわゆるポスターとかの平面デザインの分野を学んでいたのですが、在学中に映像にも興味をもちまして。映像系の授業に潜り込んだりしながら、独学していました。
就職活動でも映像関連に絞っていろいろな会社の入社試験を受け、中でもネイキッドを気に入って今ここにいるという感じです。
ネイキッドを選んだ決め手はなんでしょう?
ネイキッドには、サウンドやテクニカル、デザインチームなど、通常の映像関連の会社にはない多種多様なセクションがあります。そのため、自分と違う業種の人と関わりながら仕事をすることで自分自身の視野を広げることができると思いました。
さらに、仕事の幅も広いので、映像に限らずイベント全体の空間設計であったり、自動生成の開発、会場やキービジュアルのデザインなど、多様な分野の仕事を学ぶことができる点にも魅力を感じ、ネイキッドへの入社を決めました。
映像制作の仕事を経て、今では案件全体をディレクションするプロジェクトデザイナーへとステップアップしているそうですね。
入社後は案件の中で映像部分を担当する部門に所属。先輩に付いて映像制作の勉強をしながら、自分の担当部分を作っていくという業務からスタートしました。
プロジェクトデザイナーの仕事は、入社して4年目ぐらいから徐々にやらせてもらうようになりましたね。プロジェクトデザイナーとは、企画全体の責任者というか、企画提案やクオリティー管理など、案件の総合的なディレクションを担う業務。案件の一部である映像制作を経験する中で、もっと上流工程から企画全体に関わりたいという思いが強くなっていったんです。さらに、社内の様々なセクションとより連携して仕事をしたい、コミュニケーションも取っていきたいという思いもあり、それなら全体のディレクションや設計の方に関わっていく必要があると考え、ノウハウを学びながら徐々にプロジェクトデザイナー寄りの仕事へとシフトチェンジしていきました。
プロジェクトデザイナーとして手がけた案件で印象に残っているものといえば何でしょう。
青森県弘前市にある弘前公園にて紅葉を楽しみながらのナイトウォークを演出するという案件は、プロジェクトデザイナーとして独り立ちして一番初めに担当した仕事ということもあり、とても印象に残っています。
お客さんの動線に合わせたコンテンツの設計や、弘前ねぷたまつりをモチーフにした演出を企画。中でも、コロナ禍でのソーシャルディスタンスを参加型アートにしたネイキッドオリジナルの「ディスタンス提灯®︎」では、弘前市が誇る伝統文化“ねぷた”とコラボレーションし、江戸時代に津軽藩で誕生した金魚「津軽錦」をモチーフにした金魚ねぷた提灯を地域の人たちの協力の下に制作。地面には金魚の影が浮かびあがる仕掛けを施しました。
この金魚ねぷたは、実際に現地へと視察した際にその工芸品を資料館で見て、これは提灯に使えるのではとひらめいて提案したもの。ニュースにも取り上げていただくほど評判になったのは、やはり地域の人と一緒に作り上げたのが良かったのかなと思っています。
社内でどなたか目標にされているような方はいますか。
ネイキッドを代表するアートディレクター、衞藤一郎さんは目標であり、尊敬している先輩です。
一郎さんのすごいところは、常にポジティブであること。社内外のいろいろな人とやり取りする中で、時には難しい調整をしなければならない時もあると思うのですが、機嫌が悪くなるといったことも一切なく、いつでも元気って感じです。
いろんな人と関わって最終的なゴールにもっていかなくてはいけないディレクターというポジションの人がネガティブになってしまうと、周りのスタッフみんなも一緒に気持ちが落ちちゃうってことありますよね。その点、一郎さんは機嫌が悪くなるといったこともなく、いつでも元気かつ前向きで、壁に当たった時でもけっして腐らないところは本当にすごいなと。どんな状況にも柔軟に対応し、何事も前向きに捉えて仕事を進めていく姿勢をとても尊敬しています。
▼衞藤一郎の過去インタビュー記事はこちら
https://www.wantedly.com/companies/naked-inc/post_articles/87409
今後の目標について聞かせてください。
最近の世界的なWithコロナの潮流から、ネイキッドでも海外案件がかなり増えてきています。私自身もベルギーでのアートイベントを終えたばかり。今後も海外での仕事を積極的に手がけていきたいと思っています。
海外案件をディレクションする上で重要となるのが、現地スタッフとのコミュニケーション。ダメ出しや要望を国内での仕事以上にはっきりと相手に伝えなければなりません。少しでも遠慮していたら、相手の良いようにされてしまうケースも少なくなく、どんな時でもぶれずに自己主張できるスキルをさらに磨いていく必要を感じています。
さらに、語学力も今後の課題です。私は英語が苦手なため、現場に通訳の方がいない時には単語と身振り、手振りでなんとか要望を伝えていますが、よりスムーズに意思疎通を図るべく、語学の勉強にも力を入れていくつもりです。
エンターテインメント分野において世界で戦える日本の会社はそう多くありません。ネイキッドではそれが可能なため、このチャンスを存分に活かしたいと考えています。
では最後に、清水さんが一緒に働きたい人、ネイキッドで活躍できる人はどんな人だと思いますか。
ネイキッドでは、セクションごとに分業化はありつつ、枠を超えてさまざまなことに挑戦できる環境にあります。
私自身でいえば、プロジェクトデザイナーとしてイベント全体をディレクションするだけでなく、ある案件では映像に使うナレーション原稿を自ら書くといったこともありました。自分の仕事はここからここまでと線を引くのではなく、どんな業務に対しても柔軟かつポジティブに取り組める人こそが、ネイキッドで活躍できる人なのではないかと思います。
案件によってやるべきことが変わるため、やったことのない業務や初めて経験することもたくさんあります。そうした状況を“いい意味で飽きない、毎日が刺激的“と思える人なら、ネイキッドで充実したキャリアを過ごせるはずです。