こんにちは!マイファーム人事部の岩本です。
現在当社では、国や沖縄県から受託した「農業・地域活性化プロジェクト」におけるプロジェクトマネージャーを募集しています。
「沖縄の案件って、具体的にどんなことをしているの?」と思ったあなたへ。
今回は、沖縄・離島活性課の課長である前城(まえしろ)さんによる、現地の養鶏農場へ足を運んだ際のリアルな現場レポートの第2弾をご紹介します!
こんにちは。株式会社マイファームで沖縄・離島活性課の課長をしている前城です。主に沖縄の農業と地域を元気にする仕事に携わっています。
今回は、前回の養鶏農場とはまたガラッと毛色の違う、糸満市で菊と野菜を育てる複合農場「波平花卉(なみひらかき)生産組合」を訪問したときの様子をご紹介します。

菊の電照栽培(※人工光を利用した栽培方法)
広大な圃場(ほじょう)に、菊がびっしりと並んでいる。電照栽培のための設備が整った、本格的な農場です。
栽培されている菊には「太陽の花」というブランド名がついていて、その名前がなんとも糸満らしくて素敵だなと感じました。
今回も前回同様、農福連携コーディネーターや糸満市の障害福祉課のみなさんと一緒に訪問し、「障がいを持つ方々の就労先候補となる農場で、作業の実態を確認し、福祉施設と農業現場のマッチングの可能性を探ること」が目的です。
結論から言うと、今回の農場もかなり面白く、可能性に満ちていました。
頼もしすぎる「農福連携のプロ」である農家さん
訪問先である「波平花卉」は、小菊・スプレー菊を主力に、オクラや枝豆、葉野菜の生産も手がける複合農場です。
代表の波平 渡さんは、実はご自身も農福連携の技術支援者やコーディネーターとして活動されている方。
そのため福祉への理解が深いのはもちろんですが、何より「できる仕事をどんどん作り上げていきたい。ボランティアではなく、継続できる仕事として組み立てたい」という言葉がとても印象的でした。
農家さん自身がこうした仕事の持続可能性の視点を持っていることは、仕組みを作る側の私たちにとっても本当に心強いです。
選択肢が広がる、4つの現場作業
この農場の最大の特徴は、作業の種類が豊富なことです。
「参加する方の得意や好みに応じて担当を振り分けられる」という、農福連携としての懐の広さを感じました。
私たちが今後どう環境を整えるかの視点も含めて、現場作業の様子をレポートします。
① 苗の植え付け(ハウス内)
菊の苗を一本ずつ丁寧に土に差し込んでいく作業です。均一に並べることが、その後の生育を安定させる大切なポイント。
力加減の習得に少しコツが必要ですが、「ここはチームで工程を分担して対応しやすくしよう」など、仕組みづくりのアイデアが活きる場所です。慣れれば繰り返し作業として安定します。

菊の苗の植え付け

ハウス内は電照栽培の設備が整っている
② 草取り(圃場・屋外)
オクラ畑で、雑草や大葉を手作業またはハサミで取り除くルーティン作業です。波平さんも「説明がわかりやすく、取り組みやすい作業」とおっしゃっていました。
沖縄の暑さへの配慮や、オクラの葉によるチクチク対策(長袖・手袋の着用)など、障がいを持つ方が安全に働けるようなルールや環境を農家さんと一緒に整えていくのも私たちの役割です。

広大なオクラの圃場

ハサミで不要な葉を落とす
③ 菊の出荷調整ライン補助(屋内)
収穫した菊をコンベアに並べて乗せていく作業。機械が自動で整列・結束してくれるので、人は「乗せる」ことに集中できます。
屋内の立ち仕事で天候に左右されず、一定のテンポで進められる安定感があります。8月・10月が繁忙期になるため、事前の人員計画が鍵になります。

菊をコンベアに載せると自動で結束される
④ 段ボールの組み立て・運搬(屋内)
出荷用の段ボールを組み立て、所定の場所へ運ぶ手順の決まった繰り返し作業です。
「運ぶのは本当に単純。通年で作業がある」と波平さん。屋内で天候に左右されないため、継続的な就労を作る上で非常に大きなメリットになります。

ブランド菊「太陽の花」のダンボール
見学中、波平さんから「塗装業者が廃棄に費用をかけている余剰塗料を農場で引き取り、障害のある方に段ボールへ絵を描いてもらってはどうか」というアイデアをいただきました。
一つひとつデザインが異なることで商品に「味」が生まれ、廃棄コストの削減にもなる。かつ、「障がいのある方と一緒に作っています」というストーリーが付加価値になる、という発想です。
実現にはクリアすべき確認事項がいくつもありますが、こういう発想が生まれるような農場との連携は、とても可能性を感じます。
善意だけではない。「継続できる仕組み」をゼロから作る
今回の見学内容をもとに、福祉作業所のスタッフや支援者のみなさんへ向けた説明会を行います。まずは習熟しやすい「コンベアライン補助」や「段ボール運搬」から試験的に始めていく予定です。
波平さんの「継続できる仕事として組み立てたい」という言葉が、今も頭に残っています。
農福連携は、善意やボランティアだけでは続きません。
仕事としてしっかり成立させてはじめて、農家にとっても、働く障がいのある方にとっても、本当の意味での対等な関係と持続可能な仕組みが生まれると思っています。
その仕組みをゼロから形にしていくのが、私たちの仕事です。
さいごに
「単なる社会貢献ではなく、持続可能な沖縄の地域ビジネスを作りたい」「多様な人と関わりながら、泥臭くもクリエイティブな調整役に挑戦したい」という方。私たちと一緒に、沖縄の農業の未来をつくりませんか?
★現在、沖縄・離島活性課では一緒に働く仲間を募集しています!
少しでもこの仕事に興味を持っていただけた方、まずは選考ではなく「カジュアルに話を聞いてみたい」という形でも大歓迎です。 画面下の「話を聞きに行きたい」ボタンから、ぜひお気軽にエントリーしてください。
(※面談を確約するものではございませんのでご了承ください)
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