2023年7月のM&A発表から1年が経ったYOUR MEAL。今回は、組織や事業の変化とこれからの挑戦、そして採用への想いを、代表取締役CEOの須藤に伺いました!
代表取締役CEO 須藤 大輔
人材系企業を経た後、楽天株式会社にてグループマネージャーとして事業会社向けにリサーチを軸とし商品開発/事業戦略構築の支援を実施。2017年株式会社アカツキ入社。2018年株式会社アカツキライブエンタテインメントに出向。同年執行役員、翌年に取締役COOとなり、アソビルの立ち上げ、経営に携わる。2021年にMuscle Deli取締役副社長COO就任。2023年より現職。
M&Aを経た変化、100年後を見据えるYOUR MEAL ── M&A発表から1年が経ち、組織や事業面でどのような変化がありましたか? 「やりたくてもできなかったこと」に挑戦できる機会が増えました。大志を抱いて活動する中、ポジティブな意味で会社が安定したのは大きな変化です。DM三井製糖という歴史ある企業のグループ会社になったことで、世界や今後の文化をつくるといった観点からも、100年後も永続的に発展するために寄与するものをつくらなければ、という意識が芽生えました。
これまで中期経営計画では3年後、5年後というスパンで考えていましたが、今はさらに先、100年スパンで物事を捉えています。自分がいないであろう100年後も続いている会社や事業って何だろうとか、今まで考えたことのなかった視点もそうだし、世の中の課題を解決して価値を発揮し続けるためには、組織や文化を育てていくことも大事だとより強く感じるようになりました。
── YOUR MEALとして、変わらないでいたいポイントとは? 自分自身がハングリー精神を持ち続けてきたし、今はさらに強まっています。M&A後って良くも悪くも守りに入ることが多いですが、社内にも安定感が出てきた中で、危機感を持ってひりひりと挑戦し続けることが重要だと考えています。グループ会社からの期待値も常に超えていきたいですし、100年後もチャレンジし続ける会社にしたいという思いは変わりません。
グループアセットを活用し、多様な食の課題解決へ ── 現在の事業展開の方向性について教えてください! ボディメイクフードの「Muscle Deli(マッスルデリ)」や一人一人に合わせた食事を届ける「YOUR MEAL(ユアミール)」など、冷凍弁当の販売を主軸にしてきましたが、事業をスケールするには原材料の仕入れから製造、販売まで一気通貫で行う必要があると感じ、昨年にM&Aを決断しました。
今はグループのアセットも活用して、さまざまな食の課題を解決する体制をつくりながら、いろんなプロダクトを生み出し、広めるチャレンジをしています。産前産後や妊活中の方、睡眠不足の方など、人によって必要な栄養や抱える課題は変わるので、多様なニーズ一つ一つに真剣に向き合いながら、YOUR MEALのおいしい「食」で解決していきたいと取り組んでいます。
最近では高タンパクのパン「 YOUR BREAD 」やロッテとのコラボ商品「 モナ王×マッスルデリ 」など、一般流通向けの商品も積極的に展開しています。今は同時に複数のプロジェクトを進めて、多くの人の目に留まる機会を増やし、多くのナンバーワンブランドを作っていきたいですね。
── 多様なニーズの中でも、特に注力していく領域はありますか? シニア領域には、食に留まらずいろんな方向からアプローチしていこうと考えています。高齢化率が高く社会保障制度も厳しい状況の中、食とメンタルを通じて高齢者の方々を元気にすることは、社会全体にとっても重要なミッションだと捉えています。シニア層が摂取しやすいタンパク質や噛みやすい食などのプロダクトをはじめ、不動産なども含めた事業に取り組んでいきます。
他にも美容領域やスポーツ領域など、人々のカラダとココロを健康にする事業を積極的に展開していこうとしています。
── 主軸事業の「Muscle Deli」についても、今後の展開を教えてください! 2017年にリリースして以来、「Muscle Deli」はダイエットやボディメイクに取り組む多くの人のライフスタイルをサポートしてきました。健康的な食を当たり前に、手軽に摂取できるという価値観を拡大すべく、ダイエットを目指すユーザーだけではなくビジネスユースも含め、ユーザー層を広げていくフェーズにあります。
このさらなる拡大を目指し、10→100にグロースしていく責任者の募集も始めました。今の市場に対してサービスをどうグロースさせていくのか、戦略から決められる環境があります。もちろん僕やチームメンバーと議論しながら取り組んでいただきますが、新たなチャレンジを試みたい人がいたらぜひ、ご連絡をお待ちしています!
当事者意識で創っていく、これからのYOUR MEAL ── 人が増えていく中で、どのような組織や文化を醸成していきたいですか? YOUR MEALの企業文化の中でも、自分が特に大事にしているのは「当事者意識」。たとえば展示会に出展する機会などでも、自分たちの商品を自信を持って提供して、来場者に反応を直接聞きに行ったり、積極的に声をかけて商品の良さを伝えてほしいんです。商品を愛しているからこそ自分もそれをしているし、メンバーも頭でっかちにならず、現場感を常に持っていてほしいと思っています。
あとはどんどん挑戦してほしいです。失敗しても成功しても挑戦した本人の責任だからこそ、悔しい想いをしたら糧にしてほしいし、成功したらその分めちゃくちゃ自慢すればいい。そんな当事者意識を持って仕事に取り組んでほしいですね。
部課長以上の役職者には、主語を『会社』や『社会』にしてほしいと思っています。会社として、社会としてやるべきことを考える視座が必要だし、長期的な視点で物事を捉えてほしいです。自分は100年後のためにやるべきことを考えているし、それぞれのレイヤーで当事者意識を持っている、そんな組織を皆でつくっていきたいです。
── 今、YOUR MEALが求める人材とは? 先述したとおり、当事者意識を持って事業や会社を作りたいという人。僕は結構アイデアマンでめちゃくちゃ仕事とってきちゃうんだけど(笑)広げた風呂敷を畳める人を求めています。人がいれば仕事はいくらでも作れるし、いろんなことに何倍速ででもチャレンジできる。だからこそ、人が増える今のタイミングで、組織文化を社内全員が同じ目線で強めていくことが必要だと考えています。
── 社員の成長環境を作る上で、意識していることはありますか? 一人一人、必要な環境をつくっていく気持ちでいます。たとえば「将来は社長になりたい」というWILLを持ったメンバーが入社した際には、CSの経験を持つ彼をそのままのポジションにすることは彼のWILLの近道ではないと判断して、社長室をつくりました。基本的に僕と同じ行動をしてもらい、一緒に全部署からの仕事を受け取りながら、彼自身の成長に必要な経験を積んでもらっています。
このように、既存の枠組みにとらわれず、メンバーのWILLと会社のWILLが合致すれば、最大限成長できる環境をつくっていけると思っています。もちろん特定の領域で専門性を高めたい人には、その領域で活躍してもらえばいいし。
ただ、働く動機をモノやコトに依存しないでほしいとも思っています。会社なのでプロダクトがなくなったり組織が変わったりすることもあるから、そういったときにモチベーションを失わないよう、自分自身のWILLで動く。そういった仲間を、僕たちYOUR MEALはいつでも歓迎します!
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