新卒でMicwareに入社し、現在は札幌オフィスでチームリーダーとして活躍するSさん。車載ソフトウェア開発の最前線で、若手のうちから責任ある仕事にどう向き合ってきたのか。入社のきっかけから、成長を支えた環境、そしてこれから入社する方へのメッセージまで聞きました。
「若いうちから裁量を持って働きたい」。就職活動や転職活動の場で、よく聞かれる言葉です。一方で、実際にどこまで任せてもらえるのか、どんな成長機会があるのかは、会社の中に入ってみないと見えにくいものです。
今回話を聞いたのは、札幌オフィスで車載ソフトウェア開発に携わるSさん。入社半年で経験豊富な協力会社さんと仕事を進める立場になり、現在はチームリーダーとしてメンバーを支えながら、車載システムの重要機能を担当しています。華々しい肩書きよりも、目の前の仕事に向き合い、分からないことを聞きに行き、自分から役割を広げてきた。そんなSさんの歩みには、ミックウェアらしい成長環境が表れています。
きっかけは、車への興味よりも「手に職をつけたい」という思い
採用担当:まずは学生時代のお話から聞かせてください。新卒でMicwareに入ったんですよね?
Sさん:はい、新卒です。札幌出身で、専門学校ではシステムエンジニア科にいました。
採用担当:そもそもエンジニアになろうと思ったきっかけは何だったんですか?
Sさん:昔から工業系だったんですよ。どちらかというと「手に職をつけたい」っていう考え方で。廃れない業界がいいなと思っていて、情報系に進みました。
採用担当:就職活動では、最初から車載ソフトウェアに興味があったんですか?
Sさん:いや、正直、車に特別興味があったわけではなかったです(笑)。就活も結構現実的に見ていて、仕事内容だけじゃなくて、生活とか収入とかも含めて考えてました。
Sさん:合同説明会で先生に「どこ受けたらいいですかね」って相談したら、一覧表みたいなのを作ってくれて。その中で上の方にあったのがMicwareでした。うちの学校から入った人がいなかったらしくて、「ちょっと見てきて」みたいな感じで(笑)。結果、そのまま入社しました。
入社半年で、経験豊富な協力会社さんと進める立場に
採用担当:今はリーダーとしてメンバーも見ていると思うのですが、いつ頃からそういう立場になったんですか?
Sさん:正式には違うかもしれないですけど……入社半年くらいですかね(笑)
採用担当:半年!?
Sさん:はい(笑)。最初は試験業務から始まったんですよ。それが終わって次の案件に入ったら、協力会社さんが2人付いて。実質リーダーみたいなことをしていました。
採用担当:入社半年で、ですか?
Sさん:そうです。しかも協力会社さんの方がエンジニア歴は全然長いんですよ(笑)。自分より経験のある方にお願いしたり、確認したりしながら進めないといけなくて。正直、一番しんどかった時期かもしれないです。
採用担当:どうやって乗り越えたんですか?
Sさん:上の人がずっと会議で、聞きたい時にすぐ聞ける状況ではなかったんです。でも「分からないです」では済まない。なので、自分で調べるしかなくて。札幌オフィス中を歩き回って、協力会社さんや周囲の詳しい方に聞いて回っていました。
Sさん:たぶん当時は「あいつまた聞きにきたな」って思われていたと思います(笑)。でもそのおかげで顔も広くなりましたし、いろんな人に助けてもらいながら何とか回せたと思います。
「うちらのおかげでアップデートできる」
採用担当:現在担当している業務について教えてください。
Sさん:ソフトウェア更新の部分ですね。スマホのアップデートみたいなものをイメージしてもらうと分かりやすいと思います。
採用担当:車載システムのアップデート機能、ということですね。
Sさん:そうです。他の機能に不具合があったとしても、アップデートで修正できるじゃないですか。でも、その更新機能自体がこけたら終わりなんですよ。
採用担当:確かに。言われてみると、かなり重要ですね。
Sさん:責任はめちゃくちゃ重いです。試験も厳しいですし、何かあれば説明もしなきゃいけない。でも、その分面白いです。
Sさん:アップデートできるのって、うちらのおかげだよね、って言えるんですよ。大規模開発の中の歯車というより、根幹の部分をやっている感覚があります。
採用担当:その言葉、すごくいいですね。
Sさん:責任は重いですけど、そこが一番面白いですね。失敗できない緊張感はあります。でも、これだけ重要な機能に関われる機会って、なかなかないと思うんです。
数百人規模の開発だからこそ、責任もやりがいも大きい
採用担当:車載開発の面白さって、どこにあると思いますか?
Sさん:やっぱり規模ですね。数百人規模のプロジェクトなので。一つのものをみんなで作っていく感覚があります。
Sさん:アプリ開発だと数十人で作るものもあると思うんですけど、車載は関わる人が本当に多い。その中で、自分たちの機能がちゃんと動くことが全体に影響する。責任も大きいですけど、その分やりがいもあります。
採用担当:最近はAIの活用も進んでいますよね。仕事の進め方は変わりましたか?
Sさん:めちゃくちゃ変わりました。昔は資料の見た目とかも結構気にしていたんですけど、今はAIがある程度作ってくれるので。見栄えよりも中身を見られるようになった感じがあります。
Sさん:効率化された分、「じゃあ内容は?」ってなるんですよ。誤魔化しが効かなくなったというか。より本質的な部分が求められていると思います。
札幌オフィスは、世代を越えて自然に話せる雰囲気
採用担当:札幌オフィスって、他拠点と比べても仲がいい印象があります。
Sさん:仲良いと思います。楽しくない人いないんじゃないですかね。役職や年次に関係なく、みんな普通に話していますし、上の方たちも若手のことをよく気にかけてくれます。
採用担当:面倒見がよくて、良い意味で若手のことをすごくかわいがってくれている感じがありますよね(笑)。
Sさん:ありますね(笑)。若手に「どうしたらオフィス良くなると思う?」とか聞いてくれますし、飲みに行ってもそういう話をしてくれます。正直、若手側もドライに見ているところはあると思うんですけど、それでも気にかけてもらえるのは普通に嬉しいですよね。
Sさん:面倒見もいいですね(笑)。でも、押しつけがましい感じではなくて、本当にありがたいです。若手の発信からカフェスペースができたり、コーヒーメーカーを置いたり、やりたいことがあれば結構やらせてもらえる雰囲気があります。
採用担当:今の札幌オフィスは、若手にとってどんな環境だと思いますか?
Sさん:僕が入った頃より良いと思います。上もいて、下もいて、若手も増えて。コミュニケーションも取りやすい。結構いいバランスになってきたと思います。
Sさん:役職がある方だから話しかけにくい、みたいな感じはあまりないです。みんな普通に話しますし、困った時に聞きに行きやすい環境だと思います。
「やらされる」より、「取りに行く」人が成長できる
採用担当:最後に、若いうちから責任ある仕事をしたい人へメッセージをお願いします。
Sさん:やらされちゃダメだと思います。取りに行ける人なら、仕事は上がってきます。
Sさん:やりたいって言えば任せてもらえる環境はあります。でも待っているだけだと難しいと思います。だから本当に成長したいなら、自分から取りに行った方がいいです。その方が絶対面白いと思います。
編集後記:札幌から、車載開発の根幹を支える
Sさんの話で印象的だったのは、「最初からリーダーを目指していた」というよりも、必要なことに向き合い続けた結果、自然と役割が広がっていったということでした。分からないことがあれば自分で調べる。詳しい人に聞きに行く。相手を巻き込みながら、目の前の仕事を前に進める。その積み重ねが、今のSさんをつくっています。
入社半年で経験豊富な協力会社さんと仕事を進めたエピソードは、Micwareの「若手にも任せる」文化を象徴しています。もちろん、簡単な環境ではありません。だからこそ、周囲に聞きに行く力、自分で考える力、関係者と協力しながら進める力が磨かれていくのだと感じました。
そしてもう一つ印象的だったのは、ソフトウェア更新機能に対する誇りです。「アップデートできるのって、うちらのおかげだよね」。その言葉には、目立つ部分だけではなく、車載システム全体を支える根幹に関わっているという自信がありました。札幌にいながら、数百人規模の大規模車載開発に携わる。若手のうちから責任ある仕事に挑戦する。そんな環境で成長したい人にとって、Micware札幌オフィスはきっと面白い場所になるはずです。