私たちMenuMenuは、飲食店の多言語対応と店舗まわりの運用を支えるプロダクトをつくっています。日々データを追っているのですが、7月28日の発表は社内で一度手が止まりました。
厚生労働省が公表した令和8年度の地域別最低賃金額改定の目安。Aランク54円、Bランク56円、Cランク56円です。Aランクに入るのは埼玉・千葉・東京・神奈川・愛知・大阪の6都府県。引上げ額の目安が小さいのは、大都市を含む側でした。
報道の見出しは「引上げ率4.9%」で揃います(昨年度は6.3%、いずれも全国加重平均で見た数字)。ただ、その平均はどの都道府県にもそのまま当てはまりません。私たちがお客様と話していて感じるのは、まさにこのズレです。東京の店主が受け取ったニュースと、鹿児島の店主が受け取るべきニュースは、同じ発表なのに中身が違う。
東京商工リサーチの集計では、2026年上半期の「飲食業」倒産は509件(負債1,000万円以上、前年同期比5.3%増)。地区別では近畿169件・関東136件がいずれも前年同期を下回る一方、九州は64件で64.1%増でした。目安額が56円の側で、件数が動いています。
答申の12項には、中小企業省力化投資補助金、デジタル化・AI導入補助金、業務改善助成金などについて「充実及び活用促進に取り組むことを要望する」という一文があります。政府に対する要望であって、新制度の創設ではありません。それでも、こうした制度の名前すら届いていない現場があることを、私たちは日々の商談で実感しています。
技術で解けるのは、人の代わりではなく、人の手が足りない時間帯の運用です。数字の重みが地方に移っていくなら、私たちのプロダクトが届くべき場所も変わる。そう考えています。
同じ課題を面白いと思える方と、一緒に仕事がしたいです。
https://menumenu.life/blog/minimum-wage-2026-regional-gap
#MenuMenu #飲食店DX #業務効率化 #スタートアップ