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チームで協業しながら自分自身の成長も加速させる。事業成長に寄与するメダップPdMのプロダクト作り。

こんにちは!メダップ広報です。
今回は、PdM(プロダクトマネージャー)として入社し、foro CRMのプロダクトマネジメントとユニットのマネージャーを務める柚木さんのインタビューを紹介します。

クラウドサインのPdMやマネージャーを経験後、メダップでプロダクトマネジメントや事業検証等を担当し幅広く活躍している柚木さんに、開発の進め方や工夫について教えていただきました。

ぜひご覧ください!

【プロフィール】

柚木 俊亮(ゆぎしゅんすけ)/プロダクトマネージャー

■新卒で株式会社DMM.comラボ(現:合同会社DMM.com)に入社し、Webディレクターとして3Dプリントに関連する Webサービスの開発ディレクションや運用・改善業務に従事。
■2018年秋、弁護士ドットコム株式会社に電子契約サービス「クラウドサイン」のプロダクトディレクター(のちにPdM)として入社。 既存機能のアップデートや新機能開発、ジョイントベンチャーである「SMBCクラウドサイン株式会社」設立などに 携わり、2022年よりPdMグループ デリバリーチームのマネージャーに就任。マネジメントを通じ、 デリバリープロセスの最適化とチーム力向上に努める。
■2023年11月よりメダップに入社。

これまでのご経歴を教えてください

新卒でDMMのWebディレクターに

新卒でDMM.comに入社しました。当初からITやWebに興味があったわけではなく、「文系の自分は企画営業職に就くのかな」とぼんやり考えながら就活をしていました。

ところが、たまたま参加したDMM社の企業説明会で「Webディレクターという職種は監督である。エンジニアやデザイナー、様々なひとと協力してモノをつくっていく」という話を聞いて、なるほどそういう道もあるんだと驚きました。
自分ひとりで何かを作り上げるというより、みんなで悩みながら形にしてくというチームプレイのスタイルが好きなだったこともあり、この説明に強く惹かれて、Webディレクターとしてのキャリアをスタートしました。

Webやディレクションの基礎、開発を学んでいく中で、「SaaS」のことや「プロダクトマネージャー」という職種があることを知りました。同時に自身のスキルや市場価値を高めたいと考えるようになり、弁護士ドットコムへの転職を決意しました。

弁護士ドットコムでクラウドサインの開発に携わる

弁護士ドットコムでは、クラウドサイン事業本部に所属し、電子契約サービスの開発に携わりました。
私が入社した当時はまだ「電子契約」というもの自体に懐疑的な方も多くいらっしゃいましたが、コロナ禍によるDX化の波も一因となり、急速に導入が進んでいきました。目まぐるしい日々が続きましたが、スクラム開発や仮説検証、マネジメントなど本当に多くのことを学ばせてもらいました。

長らく在籍する中で、次第に自分はこの組織やポジション、やり慣れた文化に甘えているのではないか?と考えるようになり、「新たな環境で自分のスキルが通用するか挑戦してみたい」という思いが強くなっていきました。
組織やプロダクトのフェーズにも変化を感じていましたし、6年目に差し掛かるタイミングで転職を決意しました。

前職で表彰頂いた時の記念写真

そこからどのような経緯でメダップへ入社されたのですか?

お恥ずかしい話ですが、私自身大きな野望というか、世界や社会を変えたい、というマインドはあまりないなんですよね。
一方で、そういった熱意を持った方はとても尊敬していますし、そういった方を強く支援したい、また近くにいることで自身も飛躍的に成長したいという想いがあります。弁護士ドットコムへの入社を決めたのも、熱意あふれる事業責任者に強く惹かれたことが決めてでした。

メダップを知ったのは、元同僚の紹介です。医療業界のこともメダップのことも全く知らない状態でしたが、当時の経営メンバー、特に代表の柳内との会話の中で先ほど述べた強い熱意に触れ、「この人たちと一緒に事業を成功させたい」と思い、入社を決めました。

現在はプロダクトマネージャー(PdM)として、「foro CRM」という病院向けの顧客マネジメントツールの開発に携わりながら、開発チームやメンバーのマネジメントに従事しています。

入社されて、どのような業務を担当されているのでしょうか?

幅広い業務に関わらせてもらっているのですが、開発関連と事業関連、大きく2つに分けられます。

開発に関係するものでいうと、まずはプロダクトマネージャーとしての業務があります。現在メダップにはPdMが私を含め3名いますが、それぞれでプロダクトマネジメントに関しての役割や業務が異なります。私の場合は、フェーズによって以下2つの業務を担っています。

  • Discoveryフェーズ

顧客の抱える課題を特定し、それに対するソリューションを策定します。
具体的には、ロードマップの策定、ユーザーインタビュー、仮説検証、要求定義などを行います。
ロードマップ策定にあたっては、事業計画を達成するために今プロダクトには何が求められるのかを考え、経営、Sales、CSなど他チームと協議しつつ、いつ何をどの程度のコストで作るのかを意思決定します。

  • Deliveryフェーズ

Discoveryフェーズで決定された「プロダクトで提供すべきソリューション」を実際の機能として作り込んでいきます。
開発ディレクション、リリースノート作成、他チームへの連携・調整などを行います。いかに開発にかかるリードタイムを短縮しつつ、価値を正しく顧客へ提供できるかを思考しながら各メンバーとコミュニケーションを取っています。

プロダクトマネジメントと並行して、開発チーム自体を強くするための取組みも欠かせません。マネージャーとして、成果の最大化のためには開発チームをどう組織していくか?目標はどこにおき、いま何に投資するか?などを常に思考しながら、チーム作りを行っています。

事業関連でいうと、直近ではSalesやCSなどのGTM(Go-to Market)のメンバーに混ざって、事業検証的な動きをしています。プロダクトレイヤーのもう少し上流部分ですね。

病院の地域連携活動は、科学できる部分がまだまだ多くあると感じています。常に顧客や医療の理想状態をアップデートし、そこから紐解いた現実とのギャップはなにか?それはプロダクトで解決するのか?PS(Professional Service)で解決するのか?はたまたそれ以外の手段があるのかなど……。
考えるべきことは尽きません。
GTM領域はまだまだ勉強中ですが、顧客やビジネスを深く知ることは当然プロダクトの方針にも良きフィードバックとなるので、非常に学びがいがあります。

オフィスにて仕事中

メダップでのプロダクト作りについて教えてください。

人とプロダクトという手段の使い分け

プロダクトのロードマップや機能について考えるときには、必ずPSについても思考します。
プロダクトが適切なソリューションである可能性もあれば、プロダクトではなくPS、つまり人の手が課題に対する最適解ということもあるからです。
プロダクトもPSも、結局は顧客へ価値を届けるための手段に過ぎません。
それぞれの特徴として、PSは柔軟性が高い反面、相応のコストもかかるので、特に効率性や再現性が認められる課題はプロダクトで優先して解決すべきと考えています。

※弊社CS/PS(Professional Service)の役割や業務の詳細については、こちらのストーリーをご参照ください!

「顧客に深く入り込む」コンサル営業から未経験で挑む医療系SaaSのCS/PSとは。 | メダップ株式会社
こんにちは、メダップ広報です。今回は、1人目のプロフェッショナルサービス担当として、コンサルティングファームの営業を経てメダップへ入社し、カスタマーサクセス/プロフェッショナルサービスチームでマ...
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PSと協働しながらユーザーの課題を吸い上げ

実際に機能を作ることが決定し、仕様やUIを検討するときも、PS・CSと深くコミュニケーションをとって進めていきます。
どちらも深く顧客へ入り込んでいて、いわゆるVoCを頻度・解像度ともに高くあげてくれます。特にPSはプロダクトを使った戦略策定やその実行まで行うので、PSの課題=ユーザーの課題といえます。

もちろんPdMが直接ユーザーヒアリングにいくこともありますが、社内に実運用者がいるので、意見や要望の吸い上げ速度は非常に早く、かつ正確ですね。仕様策定も素早く正確にできるので、PdMとしては助かりますね!
まさに協働している実感があります。

開発を円滑に進める上で、大事にされていることはありますか?

丁寧なプロセスの共有

ロードマップ策定から仮説検証、要求・要件定義は主にPdMが担っていますが、開発チーム全員に対し、「何を」「なぜ」「いま」作るのかの背景や意思決定プロセスは特に丁寧に共有することを心がけています。

私自身のスタンスとして、完全に固まりきったボールをもらうより、裁量というか余白があって、自分なりに考えて仕事を進めていきたいタイプなんです。自分で考えて進めるほうが、楽しいじゃないですか。開発はクリエイティブな仕事ですから、自ら考えて価値を生み出したいと思っています。

PdMとして開発メンバーとコミュニケーションをとるときもこのスタンスで接しています。要件をきっちり決めてデザイナー、エンジニアにパスするというよりは、「これを実現するためにこれが必要だと思っているが、一緒に考えたい」「参考サービスをみるとこのような挙動をしているが、実際にデザインに起こしながら詰めていきたい」といった感じで、結構ゆるいまま開発キックオフをすることも多いです。

ただし、背景の説明もなく余白のあるボールを渡してしまうとむしろ混乱を生んでしまうので、その意味でも先述したように、背景と意思決定のプロセスを共有し、全員が同じ目線でプロダクトや機能について思考できるように留意しています。

「UXに鑑みてここはどういう挙動にすべきか?どういう文言にすべきか?」ということは、PdMに限らず「仕様について一番考えて抜いた人」が、その自信と根拠を元に決めればよい。PdMはその意思決定に対し、最終的に「責任は持つので、考えてもらった案でいきましょう」と言える存在であればいいかなと思っています。メダップにおいてPdMはプロダクトの責任者といえますが、必ずしも仕様の決定は責任者でなくてもよいだろうと。

一見、上流から全員で仕様を考えるよう進め方をするとコストが上がりそうと思われるかもしれませんが、意外にも開発効率は改善されており、半年前と比較すると2倍近いパフォーマンスを発揮できています。丁寧なプロセス共有が結果的に円滑なコミュニケーションに繋がり、生産性も上げられているのです。

また、私も直近はプロダクトマネジメントより事業検証面での稼働が多く、仕様の検討に時間を割けないという都合もあります。この点でも、各メンバーが主体性をもって意思決定してくれていることは非常に助かっており、チーム全員で開発に取り組んでいくことの重要性を実感しています。

休みの日に娘と

最後に、今後の課題と展望を教えてください!

開発チームとして

メダップが実現しようとしている世界や提供したい価値を実現するためには、事業もプロダクトもまだまだ道半ばといったところです。まずはその第一歩である「患者の流れ最適化」に向けて邁進しているところですが、これに伴ってプロダクトの数もまだまだ増えていく想定です。

既存プロダクトをアップデートしながら新規プロダクトも立ち上げたい。
多くの開発組織が突き当たるであろう壁に、我々も直面しています。リソースも限られていますし、プロダクトを増やすからと言ってメンバーも倍々に増やしていくわけにはいきません。
少人数でありながら、一人ひとりが主体性をもって意思決定できる筋肉質な組織となる必要がある。他のマネージャーとも協力しつつ、この体制を素早く作り上げていきたいですね。

個人として

これまでのキャリアと比較しても、メダップでは様々なことにチャレンジさせてもらっています。
このままPdMから「プロダクトマネジメントに心得のある何でも屋」みたいなポジションになれたらいいですね。特に直近では、GTMと開発間にある意思決定のリードタイムをさらに短縮して、サービスやプロダクトのリリースや改善の質・速度を向上させていきたいと考えています。
PdMという役職につよいこだわりがあるわけではないので、自身の強みやスキルを活かしつつ、事業成長に最大限寄与し続けたいです。



編集部より
今は、会社全体が成長フェーズにあり、今後さらなる組織拡大を目指しています。
「経営から、病院を変える。病院から、医療を変える。」という、私たちのビジョンに興味を持ってくださった方、新しいことに前向きに挑戦したい人にはぴったりの環境です。

一緒に成長できるメンバーをお待ちしています。

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