ここ数年、他店舗からヘルプ薬剤師に来て頂く機会が増えています。
「今日はどこの店舗から、どんな方が来てくれるのかしら」
と秘かに毎回楽しみにしている私。何年も同じ店舗に所属していると、良くも悪くも「このやり方が一般的なのだろう」と、自店舗で長らく続いてきた慣習に倣うのが当たり前となりがちですが、ヘルプ薬剤師と出会うたび、様々な気付きや発見があります。
服薬指導前の患者様への声掛けがさわやかで説明も明瞭な人、業務の合間にサーっと在庫状況を眺め、「この薬、余剰ならうちの店舗に移動してもらえません?」と交渉する人、今まさに一包化進行中の分包機横へ来て、出てくるそばから手に取り、その場でサクサク鑑査し始める人・・・等々。先日は、ロキソプロフェンテープへの素敵な輪ゴムの掛け方に思わず胸キュンしそうに。その度に薬剤師の皆さん各人の豊かな個性を感じます。
時には、恥ずかしながら自店舗では日頃ウッカリ抜けていた加算もあり、ヘルプ薬剤師による目線のお陰で「これ取っていいんだ!というか、取るべきだったんだ」と気付かされることも。彼らからすると、日頃から当然と思う姿勢や行動かもしれませんが、我々から見ると「知らなかった」「気付かなかった」ということも意外とあるのです。ベテランか新人かという経験年数というより、あくまで薬剤師個人による、日頃からの薬局業務に対する心掛けによるものかもしれませんね。かえって新人さんの方が丁寧だったり、慎重に確認を繰り返すこともあります。まさに「初心に立ち返る」とはこのことです。
遠くからヘルプに来て頂く中、ファーマシーテクニシャンである私としては「どのような点をどうサポートすれば、ヘルプ者が安心して業務に集中できるか」と、常にサポートのツボを探っています。ただでさえ複雑で重ためな処方を扱うことが多い我が店舗、ヘルプ者の経験値や個性を観察しつつ、自店舗スタッフとしての動きは重要です。
一方、思いがけず質問されることで、自身を含め自店舗スタッフ達が普段何気なくやってきた業務の流れ・やり方にハッとさせられることも。
ヘルプ薬剤師の存在は、もちろん人手不足をカバーする意味合いが大きいのですが、迎えるスタッフ一同にとっても、新鮮な気付きや学びの機会となり、とてもありがたいです。一日の業務を無事終えると「今日はありがとうございました!ご縁があったら、また是非来てくださいね」という思いで、毎回お見送りしています。
もしかしたら一期一会になるかもしれないヘルプ薬剤師との出会い、皆さんの中にも共感される方がいらっしゃるでしょうか。
よろしければご感想・コメントもお寄せ頂けると嬉しいです。
関連あるあるも是非どうぞ。
<2025.7.28 調剤大好きC子>