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★Genki Group法人紹介★リニューアルしたこうのす共生病院を突撃取材しました

こんにちは。株式会社メディクルードの廣松です。

今回は5月に新病院へと移転し、リニューアルしたばかりのこうのす共生病院について取り上げたいと思います。

メディクルードが東京本社を担うGenki Groupは医療/介護・福祉/教育のコングロマリットですが、こうのす共生病院はその中でも医療領域において先進的な取り組みを行っている病院です!

※以前こうのす共生病院について取材した記事はこちら。

★Genki Group法人紹介★鴻愛会(医療・介護) | 株式会社メディクルード
こんにちは。株式会社メディクルードの廣松です。僕は謎解きイベントが趣味なのですが、コロナ禍の中オンラインで行うイベントも増えてきました。先日1万人が同時参加するイベントを体験したのですが、オンラ...
https://www.wantedly.com/companies/mediclude/post_articles/307821

👆未来の展望に関する熱い思いが語られています。必見です!

以前よりソフト面でも改革を進めてきたこうのす共生病院ですが、今回の移転によってハード面でも大きくパワーアップがなされたようです。「想いをカタチにする新病院」がスローガンとして掲げられた今回のリニューアル、実際にどのように想いが反映されているのか、実際に探っていきたいと思います!

今回案内してくださるのは、前回のインタビューでもお世話になった、理事長室兼システム情報管理室の長島さんです。(以下敬称略)

廣松)まず質問なんですけど、今回なぜ病院を移転することになったんですか?

長島)一番は老朽化ですね。以前の病院では当院が今後展開をしていきたいビジョンを叶えるのに限界がありました。今回の移転では病院自体が大きくなっただけでなく、最新の機器を多数入れたり、私達のビジョンを反映した設計が随所に盛り込まれたりしています。

廣松)ありがとうございます!どのように反映されているのか非常に楽しみです!

長島)まずここは外来の待合室です。

密を避ける作りであると同時に、少しでも楽しい時間を過ごせるようにカラーやデザインを工夫しています。

また、電話呼び出しシステムを導入していて、病院の外にいても順番になったら呼び出しが可能となっています。ホームページやスマートフォンから待ち時間を確認することもできます。

それから、タブレット端末を使って現在の症状を聞くAI問診を行っています。事前WEB問診として来院前に自宅で問診を行うことも可能となりました。待合室で待機してもらう時間が短縮され、こちらも「密」を避けることに繋がります。

廣松)以前のインタビューで、「いかに時間を感じさせない待合室を作るか」という考え方から「待合室に人がいないようにするためにはどうすればいいか」に変わってきている、という話がありましたが、それが実現化された形ですね。

長島)今回様々な部分でアナログからデジタルへの置き換えを行っています。例えば会計はクレジット・電子マネー決済システムや自動精算機を入れています。それから病棟の方で言いますと、いわゆるナースコールがスマートフォンと連携できるようにしています。見守りカメラを付けて転倒時などにスマートフォンから画像が見られるようにしていますし、離床などを検知する見守りセンサーを100台とほぼすべてのベッドにつけていますね。

廣松)最近介護のほうのプロジェクトにも関わっているので、こちらの見守りセンサーについても存じておりますが、100台も入れているのははかなり凄いですね・・・!

長島)こちらの病室前液晶表示灯は普段は部屋番号の表示のみになっており、ナースが操作したときのみ名前などの個人情報が現れる仕組みになっていて患者さまのプライバシー保護になっています。また患者さんの情報を自動反映し、転記の必要がありません。

今回病院全域に業務用wifi、患者さま用フリーwifiを完備し、電子カルテや業務用スマートフォンの活用や患者サービスとして役立っています。これにより病棟のどこにいても電子カルテ入力や、スマートフォンによるナースコール対応、見守りカメラ(病室カメラ)の確認ができ、看護スタッフの業務効率化になっています。

廣松)ここはいわゆるナースステーションですかね?僕の知っているナースステーションよりも随分と開放的な作りですね。

長島)患者さんがナースさんに話しかけやすいような作りになっています。ナースからしても患者さんの様子がすぐに見れるような形ですね。もちろんその分個人情報の管理には気をつけなければなりませんけどね。

長島)こちらは放射線科です。

こちらのCTスキャンなのですが、画像解析にAIを用いたディープラーニング技術が搭載されており、少ない被ばく量で高画質の画像がスキャンできます。最大で60%も被ばく量を減らすことが出来るんです。

こちらは目玉のMRIですね。M R IにもC T装置同様にディープラーニング技術が搭載されており、短時間で高画質な画像を得ることができます。また、閉所恐怖症の方の不安を少しでも軽減させるため、撮影対象者が入る空洞内が今までより広くなっています。MRIを導入することによって脳梗塞や動脈瘤の早期発見が可能となっており、予防医学的な部分ができるようになりました。

廣松)予防医学と言えば健診・人間ドック部門を新たに開設したそうですね。

長島)そうですね。ちなみに健診・人間ドック部門は一般の外来患者様とは別エリアで受付〜会計までほぼ全てのメニューが実施できるようになっています。健康な状態で来ているのに、病気の方と一緒の待合室にいることを懸念される方に配慮しています。

廣松)細かい部分にも配慮が行き届いているんですね。

長島)そういった工夫は随所に盛り込まれていて、例えばこちらの救急外来のソファは手すりを格納して寝転がる事ができるようになっています。緊急時にはそれをそのままストレッチャーとして使うことも出来るようになっているんですよ。

👆寝転がることが出来るソファー。一緒に見学に来ていた弊社佐藤さんに寝転がってもらいました。

長島)こちらはリハビリ科です。

以前に増して質の高いリハビリを提供出来るよう、機器を増やし、リハビリ室の広さも旧病院の4.2倍となっています。さらに、介護保険サービスでの短時間通所リハビリ(デイケア)も開始いたします。単に機能改善のみを目的とするではなく、対話を通してその人らしい生活を出来るように支援していきたいと思っています。具体的には理学・作業療法士が個別に対応し、100個以上のプログラムから最適な自主トレーニングをオーダーメイドできるようにしています。

例えばこちらの機器ではエアロバイクをしながら、画面で認知機能の向上を目指したゲームができるようになっています。複合課題や二重課題と呼ばれるもので、認知症予防に効果的と言われています。

👆体験してみましたがなかなか難しいです!

廣松)以前のインタビューでは「医療と介護の壁を壊す」をスローガンに掲げておられましたが、これらの取組もその一つにありそうですね。

長島)もちろんこれだけにとどまらず、グループ内に介護施設を持っている強みを活かしつつ、病院から介護施設、介護施設から病院への患者さまの移動や情報共有がスムーズに行えるような病院づくりをしたいなと思っています。

廣松)デジタル化を進めているのもそこに関わってきていそうですね。以前、埼玉県鴻巣市をアジアを代表するスマートヘルスケアタウンにしたいとおっしゃっていましたが、そこに着実に向かっているんだなということを今回の見学で改めて感じました。本日はご案内いただきまして本当にありがとうございました!


以上こうのす共生病院についての記事でした。

次回は入社して1ヶ月が経ち、初めてのプロジェクトを終えた新卒2期生ついての記事になっています。お楽しみに!

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