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月間1.3億PVの膨大なトラフィックをさばき、AKB48総選挙のアクセス過多によるサイトダウンも回避-“ここ”にしかない責任とやりがい

株式会社ネットネイティブ 社員インタビューvol.2「インフラエンジニア T・N」

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1、なぜネットネイティブを選んだのか

ーネットネイティブを選んだきっかけは?

前職では、自社サービスからクライアント案件までさまざまなWebサービスのインフラシステムを設計・構築し、保守管理していました。約12年間同じ会社で働いてきましたが、転職を決意したのはクラウド時代のインフラエンジニアとしてさらにスキルアップしたいという想いから。数社に内定を頂きましたが、ネットネイティブを選んだのは事業の軸となる自社サービスが明確で、創業当初から理念にブレがないこと。また、サービスの内容が面白そうで、今後もさらに成長していきそうな点にも惹かれました。これまで培ったスキルや経験を即戦力で活かせ、既存システムの保守に限らず新しいことにどんどんチャレンジできそうな環境も、背中を押してくれました。

ー自社サービスがポイントになった理由は?

他社サービスを受託して開発・運用していると、クライアント様との関係はかなりシビアになります。技術やお金、スケジュールに制約が出てきますし、途中で仕様やスケジュールが変更になることもあります。それでも、なるべく要望に応えるために無理をして家族に迷惑を掛けてしまったり、自分を犠牲にしたりすることもありました。自社サービスであれば、ある程度柔軟に制約もコントロールできると思いました。現に、今はネットネイティブ初の専任インフラエンジニアとして、私のやりたいようにやらせてもらっていますし、余裕を持って仕事ができています。

2、現在担当している内容・今後力を入れていきたいこと

ー現在、対応している業務内容は?

入社して数ヶ月間は、既存システムの把握と、監視・モニタリング設定を行っていました。現状のシステム構成や設定を確認しながら、足りないドキュメントや監視設定を作成し、問題点を洗い出してタスク管理ツールのJIRAに登録していきました。今の大きなミッションの一つは、レガシーなシステムを新しい技術や手法を取り入れたモダンでセキュアなシステムへ移行することです。技術選定、改善提案、本番環境への実装、運用保守の負担軽減、インフラコストの削減、プロジェクトのタスクやスケジュールの管理、次への布石となるPDCAを行う、といったことを一手に引き受けており、一つのサブプロジェクトが無事に完了するたびにやりがいを感じています。

ー一番やりがいを感じたプロジェクトは?

システムの問題点を洗い出している時、本番環境データベースサーバの空き容量が急激に減っていっていることに気がついたんです。システムの構成上、データベースサーバに画像データを格納する作りになっていて、あと2〜3ヶ月で対策を行わないとデータベースサーバの容量がフルになり、サイトがダウンしてしまう危機的状況でした。最速かつ人員と体力少なめで対応するため、データベースサーバを「Amazon Aurora」へ移行することにし、綿密な移行計画と移行手順を作成。容量がフルになる予定の1週間前にノーメンテ・ノーダウンタイムで切り替えることができた時は大きなやりがいを感じました。「Amazon Aurora」の移行により、サービスのパフォーマンスが向上したのと、データベースサーバのインスタンス数を大幅に削減できたので、運用工数コストやインフラ費用も大幅に削減することもできたんです。サービスの表面上は普段通りでしたが、裏では大手術が行われていました。

ーその活躍が評価され、社内MVPの受賞も。

インフラエンジニアの仕事内容は社内の方でも分かりづらくて、「何も起きていない時は何もしていない」と思われることもあり、会社によってはコスト部門扱いにされてしまうこともあります。前職ではこれ以上の危機的状況を何度も解決してきた自負はありましたが、あまり高い評価はされなかったように感じています。ネットネイティブの開発部長はインフラ出身なので、仕事内容を正当に評価してもらえるのはとてもありがたいです。

3、これから力を入れていきたいところ

ー今後、力を入れていきたいことは?

「モデルプレス」はさらに知名度を上げて成長すると思うし、新しいサービスのローンチも控えているので、今後ますます読者数とアクセス数が増えていきます。どのような状況においても、ネットネイティブのサービスを楽しみにしているユーザー様に、安全で安定した信頼性のあるサービスが提供できるようなシステムや体制を作っていきたいです。

ーサイトの信頼性をインフラからも?

インフラ業務の延長線には、Googleが提唱している「SRE(Site Reliability Engineering)」というセキュリティとサービスの信頼性を高める考え方があります。今はレガシーなシステムの改善を行っている途中ですが、SREの種は少しずつ撒いています。いつかSREになろうというよりは、気づいたら SRE になっていたね、という感じになればいいと思っています。

ーAKB48総選挙によるアクセス過多の時はどのような対策をした?

毎年大量のアクセスが来るAKB48総選挙の時は、過去のリクエスト数やサーバー台数と、日々監視しているパフォーマンスの状況から判断して、システムを準備しました。インフラエンジニアは、観察・洞察力がある頭の柔らかい職人であるべきだと思っています。机上の空論や、ちょっと試したことをブログにしたというレベルではなく、数多くの修羅場をかいくぐってきた経験や教訓が大切になります。本番環境データベースサーバの容量問題対応の際もさまざまな選択肢はありましたが、どれが正解なのかの判断は過去の経験則や教訓があってこそできたと思っています。

4、ネットネイティブらしさ・好きなところ

ー会社のいいところは?

MVPで表彰してもらえたことに繋がるのですが、縁の下の力持ちであるインフラエンジニアの仕事でもしっかりと評価してくれるところです。それに、個人に与えられる裁量権や意志決定権が大きいので、実力と主体性があれば、やりたいことがチャレンジできる職場です。もちろん責任は大きくなりますが、自分がこうしたいという想いは形にしやすいです。

ー自分から提案することが多い?

そうですね。技術的負債があるので、改善しなければいけないタスクは多いですが、何から進めていって、どう改善していくのかは任せてもらえています。

5、どんな人と働きたいか

ーどんな方に入社してもらいたい?

一人で何でもできるフルスタックエンジニアよりは、何か特定の分野(データベース、セキュリティ、パフォーマンスチューニング、自動化、負荷分散など)のスキルが高くてDevOpsで協力できる方と働きたいですね。

ー人間性の面では?

技術は“謙虚な姿勢”がないと身に付かないと思っているので、謙虚な方が良いですね。あとは基本的なことですが、チームなのでしっかりコミュニケーションが取れる方と働きたいです。エンジニアとしては、物事を単純化して考える人、論理的に考える人。あとは責任感と使命感があって、慎重かつ大胆な方が良いですね。

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