ー グローバルに進化する開発チーム ー
アリャンさんに聞きました! Q&Aインタビュー ~異国の地で踏み出したエンジニアの第一歩~
今回は、マップクエストのシステム開発チームに新しく加わった仲間をご紹介します。
今年2月よりチームに参加したのは、インド出身の新卒エンジニア Aran(アリャン)さん。Jain Universityを卒業し、日本での勤務が彼にとって初めての海外での仕事となります。
「日本の技術力を学びたいという想いから日本でキャリアをスタートさせました」と話すアリャンさん。
日々、積極的に業務に取り組み、職場に新しい風を吹き込んでくれています。
■Q1. なぜ日本で働こうと思ったのですか?
A.私は子どもの頃から日本のVlogやアニメを通じて、日本という国に強い憧れを持っていました。特に感銘を受けたのは、日本人の仕事に対する真摯な姿勢と、ものづくりへのこだわりです。日本の技術は世界的にも高く評価されており、そうした環境の中で働きながら成長したいという想いがありました。今回、初めての海外勤務として日本を選んだのは、「学びたい」「挑戦したい」という自分の気持ちに正直になった結果です。
■Q2. 日本語のレベルはどのくらいですか?
A.現在はJLPT N5を取得済みで、毎日日本語の勉強を継続しています。漢字や語彙にはまだ苦戦することもありますが、実際の業務の中で実用的な言い回しや敬語に触れられるため、教科書だけでは得られない実践的なスキルが身についていると感じています。最近では、日本語での会話にも少しずつ自信が持てるようになってきました。
■Q3. 日本語での仕事に不安はありましたか?
A.最初はやはり不安がありました。専門用語や敬語の使い方が分からず戸惑うことも多かったです。でも、社内ではLarkの翻訳機能を活用して、上司や先輩たちと円滑にコミュニケーションを取ることができています。また、わからないことがあった時も、みなさん丁寧に説明してくれるので安心して質問できます。言語の壁はあっても、「わかろうとする努力」があれば乗り越えられると実感しています。
■Q4. 日本語はどこで学びましたか?
A.私は日本に来る前に、Zenken株式会社の日本語教育プログラムを受講しました。基礎的な文法から始まり、実際の会話やビジネス表現まで幅広く学ぶことができたので、日本での就職活動や生活の準備にとても役立ちました。今も毎日、通勤時間などを活用してアプリや動画での学習を続けています。
■Q5. 日本のビジネスマナーで印象的なことは?
A.一番驚いたのは、「報・連・相(報告・連絡・相談)」の文化です。インドでは、個人がある程度の裁量で判断しながら動くことが多かったのですが、日本ではチームとしての動きを大切にしていて、常に情報共有が求められます。この「報告・連絡・相談」を徹底することで、トラブルが未然に防げたり、業務が円滑に進んだりするという点に、とても納得しています。こうした文化は、仕事の信頼関係を築くうえで大事だと感じています。
■Q6. 日本の職場文化で驚いたことはありますか?
A.はい、たくさんありますが、特に印象的だったのは「時間を守ること」への意識です。私の大学では、授業が予定通りに始まらないこともよくありましたし、遅刻するのが普通のような雰囲気がありました。しかし、日本では会議も始業も「ぴったり」にスタートします。電車やバスの運行も驚くほど正確で、最初は戸惑いましたが、今はその正確さに安心感を覚えています。
■Q7. 日本の生活にはすぐに慣れましたか?
A.最初は文化や習慣の違いに戸惑うこともありましたが、今は豊橋市の生活にすっかり慣れました。街は清潔で静か、治安も良くてとても住みやすいです。近くのスーパーやコンビニでの買い物にも慣れ、外食や弁当の文化も楽しんでいます。特に、四季の変化を感じられる点はインドとは違った魅力があります。
■Q8. 日本で特に驚いたり、良いと感じたことは?
A.清潔さと秩序のある社会に驚きました。電車の中もオフィスのトイレも、どこに行ってもとてもきれいです。私の国では「多少汚れていても気にしない」という風潮がありますが、日本では「人に迷惑をかけないように使う」という意識が感じられて、それがすごくいいなと思いました。会社のオフィスも清潔で、毎日快適に仕事ができる環境です。
■Q9. 将来はどんなキャリアを目指していますか?
A.技術者としてのスキルをさらに伸ばしながら、チームをまとめるようなリーダー的なポジションに成長したいと考えています。特に、後輩をサポートしたり、外国籍メンバーの橋渡し役になれたらいいなと思っています。
■Q10. 働き方で希望はありますか?
A.私はオフィスでの勤務を希望しています。自分にとっては、実際に顔を合わせてやり取りすることで安心感が生まれ、ちょっとした相談もしやすくなります。言葉に自信がない場面でも、表情やジェスチャーがあると伝わりやすいですし、何よりチームとの関係構築において大きなメリットがあります。
■Q11. 日本企業が外国人社員に対してできるサポートは?
A.言葉や文化の違いは誰にでもありますが、それを越えるために必要なのは「理解しようとする姿勢」と、具体的で丁寧なサポートだと思います。たとえば、明確な業務指示や、定期的なフィードバックの時間があると、安心して働けます。また、最初の1〜2ヶ月間のオンボーディング期間に、仕事の進め方や会社の文化を教えてもらえると、とても助かります。
■Q12. これから日本で働きたい人へのアドバイスは?
日本で長く働き、信頼される技術者・ビジネスパーソンとしてキャリアを築いていきたいです。
A.まずは、日本の文化やマナーをリスペクトする姿勢を持つこと。分からないことがあっても素直に聞き、積極的に学ぶことが大切です。そして、常に前向きでいること。日本は努力をきちんと評価してくれる社会なので、正しい姿勢で取り組めば、誰にでもチャンスがあります。自分を信じて、一歩踏み出してほしいと思います。
■多様性がチームに新しい価値を
アリャンさんはとても明るく社交的な性格で、現在は日本語を勉強しながらも、社内では Larkの一時翻訳機能を活用し、スムーズなコミュニケーションを実現しています。言語や文化の違いはありますが、それがチームにも良い刺激となり、新たな発想や柔軟な視点につながっています。
マップクエストでは今後も、多様なバックグラウンドを持つメンバーの活躍を後押しし、国際的な開発チームづくりを進めてまいります。
もしアリャンさんを見かけたら、ぜひ気軽に声をかけてみてくださいね!