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「働く」とじっくり向き合って見つけた自分軸と仲間の意味

伊藤さんは、IT企業での営業、フリーランスを経験してmanabyに入社。現在事業所マネージャーとエリアのリーダーを務める伊藤さんの「働く」をお聴きしました。

【プロフィール】
伊藤嵩晃
2017年4月入社
就労支援事業部 行徳事業所マネージャー、事マネリーダー(関東A)
※2023年3月現在

自分の働き方を見つめたシェアハウスでの暮らし

―これまでどんな働き方を経験されたのでしょうか

大学卒業後、IT企業に営業として入社しました。研修もそこそこにすぐに現場に出ることとなり、なかなか大変な思いをしましたね。就職先企業も新卒採用をするのが初めてだったので、お互いに慣れないまま激務が続く日々。私自身、初めての社会人生活でちゃんとしなければと気張りすぎたところもあったのか、気付けばいっぱいいっぱいになってしまって。少し立ち止まって働き方を見直そうと思い、夏になる前に辞めることを決めました。

それから、関東近郊の自然豊かな場所にあるシェアハウスに引っ越しました。そこは居住空間のほかにコワーキングスペースが併設されていて、いろいろな人が集まって働きながら暮らしていました。そんな環境に身を置いて、じっくり働き方を考えてみようと決めたのです。

シェアハウスにいたのは企業勤めのサラリーマン、フリーランスで働くクリエイターや体調を崩して退職した人など、本当にいろいろな人たちでした。私はそこで暮らしながら、フリーランスとしてWebライティングと制作の仕事をスポットで請負いました。食べていけるくらいには稼ぐことができましたよ。

そこで1年間暮らして、一緒にご飯をつくって食べながらいろいろな人と話しました。自分が数か月で仕事を辞めたことについて「もったいない」とか「3年は我慢しなきゃ」と言われることが多かったのですが、ここでは「よく頑張ったね」って言ってもらえたのです。

manabyの組織文化にもありますが、まさにダイバーシティな環境で寝食を共にして、価値観が洗い出された感じがします。多様な働き方を眺めながら、これから自分はどう働いていきたいかについて考えたんです。そしてたまたま見かけたのがmanabyの記事。障害のある方に選択肢を提供する仕事に興味を持って、早速見学に行きました。

―当時manabyは創業して1年未満。入社を決めた理由は

まず社長の話に共感し、そのあと仙台本社で社員に会ってみてすぐに決めました。

社長に初めてお会いしたのは当時事業所としていたマンションの薄暗い一室で、一瞬「やばいところに来てしまったかもしれない」と思いましたが(笑)

そこで「今度本社でキックオフイベントあるから参加してみないか」と誘っていただき、新幹線で仙台へ。社員同士のワークにも参加させてもらいました。ワークではよりよい支援をするために社員たちが活発に意見を交わし合い、明るく前向きに話し合っていたのが印象的です。飛び入りの私にもたくさん意見を聞いてくれて興味をもってくれて「記事で読んだ雰囲気と同じだ」と驚きました。

創業したばかりで、まだいろいろ整っていないところはありましたが、とくに不安はありませんでした。manabyのミッション、バリューに共感して腑に落ちたのが大きかったですね。

支援員、兼任広報、そして管理者へ

―それから支援員として武蔵小杉事業所(現川崎事業所)でスタートしたのですね

2017年4月、事業所の立ち上げと同時に入社しました。福祉業界は初めてでしたが、先輩や同僚に教えてもらいながら支援に携わりました。

当時はまだまだ社員も少なく、企業を運営していくのも社員で分担して力を合わせてやっていましたね。私は前職でWebライティングを経験していたこともあり、広報チームとして支援員と兼任して社内報やSNSなどを担当したんです。

その後は事業所も社員も急速に増えていき、新しい事業所の立ち上げとともに異動しつつ、支援員としての経験も積んでいきました。忙しい日々でしたね。そのころ管理者をやってみないかという声をかけてもらいました。広報の仕事も好きでしたが、今後のキャリアについて考えたときに、一つに絞って利用者と向き合う支援をやってみようと思えたのです。


―管理者となり、難しさを感じることはありますか?

事業所は基本的に6名体制で運営しますが、それぞれの経験や得意なことを活かして成果を上げていくということを考えるのが管理者です。難しくもあり、とても面白いと感じるところでもあります。

私は管理者になってから「事業所はいまどんな状態か」を考える時間を創るようにしています。いまの状態を客観的に見つめ、何が必要かを整理して、事業所のみんなと話します。ダイアローグになることもあるし、議論になることもある。メンバーが入れ替わったらまずはお互いのことを知り合うことが大事ですよね。業務に追われると時間がない、となりがちですが、コミュニケーションの優先度を上げて大事にしています。

社会人8年目の現在地

―様々な立場を経験してきた伊藤さんにとって、「働く」とは

誰かのためになる、他者貢献、ということだと思っています。自分が働くことが、クルーさんのためになり、一緒に働く仲間のためにもなるんだなと。貢献した結果、それがまた各自の成長につながると実感しています。

組織で働くのは自分には向いていないかも、と感じて一人でフリーランスとしてやってみたけど、一人ではできないこともあった。組織で働く苦手意識はあったけど、実際manabyでやってみたら、一人では思いつかない意見を聞けたり、自分が必要だと思ったときに相談することができたんです。

安心して話せる環境で、協力してものごとを進めるという経験をして、たくさん助けてもらいました。組織で働くなんて無理と思っていたけど、ずいぶん考え方が変わりましたね。引き出しが増えたのも感じます。

いまは管理者として、そしてエリアをみるリーダーとして、みんなが働きやすい環境をつくって、一人ひとりが力を発揮して働けるように、そしてその結果クルーさんをサポートしていけるようにしていきたいですね。

―働くうえで大切にしていることはありますか

価値観や考えを大切に、できるだけ正直に、自分らしくあることを大切にしています。自由に考え、納得して自分で決めて動くこと。だからこそ他者も大事にしたい思うのです。その人がどんな価値観を大切にしているのかを尊重して、理解をすること。決めつけることなく、あきらめることなく。それこそダイアローグですね。

―これからどんなことに挑戦したいですか

チームで目標に向かって成し遂げて成長していく、ということに挑戦したいです。スタッフのやりたいことや強みを引き出し、やりたいことを実現できるようにサポートをしていく、そんなリーダーでありたい。スタッフ一人ひとりが強みを生かして活躍することは、クルーさんへの良いサービスにもつながります。そのためにもダイアローグは必要で大切だと感じています。仲間とダイアローグをして、実現していきたいですね。

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