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【JANOG54@奈良】未経験エンジニアが入社3か月でネットワークの技術会議に参加してみた

こんにちは!株式会社まほろば工房のエンジニア見習い、Bです。

入社して3か月、まあネットワークの基礎は分かってきたかな?と伸びた鼻を手入れする日々。そんな僕が2024年7月3日(水)〜5日(金)に開催された、JANOG54@奈良に参加してきました。

JANOG54 Meeting in NARA
JANOG54ミーティング 開催概要 日時2024年7月3日(水)~ 7月5日(金)会場本会議:奈良県コンベンションセンター懇親会:ホテル日航奈良参加費本会議:無料懇親会:7,700円(税込)主催日本ネットワーク・オペレーターズ・グループホ
https://www.janog.gr.jp/meeting/janog54/

ネットワーク初心者がネットワークの技術会議に参加するとどうなるのかをご紹介します。

JANOGミーティングにまだ行ったことがない方は参考にしていただき、常連の方は初参加の時の気持ちを思い出していただけるような記事にしたいと思います。どうぞ最後までお付き合いください!!

JANOG54とは?

まずはJANOGについて、公式の説明を引用します。

JANOGとはJApan Network Operators' Groupを意味し、
インターネットに於ける技術的事項、および、それにまつわるオペレーションに関する事項を議論、検討、紹介することにより
日本のインターネット技術者、および、利用者に貢献することを目的としたグループです。

つまり、インターネットの技術に携わる人々の集まりということですね。

そんなエキスパート集団が日々の研鑽の成果を発表する場がJANOGミーティングであり、その54回目が、今回僕が参加してきたJANOG54です。

JANOG54は奈良!

夏・冬と年に2回開催されているJANOGミーティング。54回目の今回は、奈良県奈良市にある奈良県コンベンションセンターで開催されました。期間は2024年7月3日(水)〜5日(金)で、僕は全日参加させていただきました!ちなみに前回は福岡、次回は京都と、その時のホスト企業が所在する地域や希望する都市で開催されているようです!!

まず最寄り駅に到着すると、可愛い暖簾?がお出迎え!!この緑と茶色の組み合わせ、会場の全体のテーマカラーだったのですが、奈良感?があってとても素敵。


駅から15分ほど歩くと、荘厳な雰囲気の施設を発見!!ここが今回の目的地、JANOG54の会場、奈良県コンベンションセンター!!!クールで先進的なイメージを醸し出すシンプルな骨組みと、木のぬくもり溢れる外観が絶妙にマッチしていて、この建物を見ることができただけでもJANOGに参加してよかったと感じる程でした!!(え?)

左側にかかっている今回のための垂れ幕もデザインがとても素敵です!!製作費はいくらくらいなのだろうか(え??)

施設名とイベント名が同時に写ったショット。

看板で記念撮影

うちわ、バッグ、お茶や水など、お土産がたくさん!!うちわカワイイ。

これはお菓子。こんなに素敵なお土産、もらっていいのでしょうか!?これで友人向けのお土産は買わなくて済む!これらの記念品は全て、協賛企業の方々によって提供されているとのことでした。この場を借りて感謝させていただきます。本当にありがとうございます!!!

歯ブラシか蚊帳ふきんがもらえちゃう!!僕は蚊帳ふきんを選択。家に飾ろう。

で、結局どうなの?(TL; DR)

人に文章を見てもらうときは結論から書け、と大学の英語の先生から教わったので、まず結論を述べます。TL; DRという略語、初めて使います。使ってみたかった。


結論: 難しすぎるんじゃ。

本当に伝えたいこと: 行くチャンスがあるなら必ず行ってください。


というわけで、自分の無知を晒して言わせていただきますが、とても難しかったです。内容を完全に理解し共感や感動を得るには、まだまだ知識が足りないことを痛感しました。
しかし、「この世の中は自分の知らない最先端の技術で繋がっているんだ!」と、まるで宇宙から地球を俯瞰しているような、そんな気分になりました。
知的好奇心を強く刺激され、自分もその繋がり一員になれることに喜びを覚えたのは 、このJANOGミーティングに参加したからにほかならず、この感覚をまだ経験していない方々には次回の参加を強く勧めたいです。

なぜこの結論に至ったのか

逆に皆さんに問いたいのですが、ネットワークって難しくないですか?普段利用しているだけ、さらにたとえスマホアプリを作っていたとしても、インターネットがどのような仕組みで繋がっているのかを意識することはほとんどありません。

ここで自分の尊厳のために断っておきますが、僕は情報系の大学院を修了していて、基本情報技術者試験にも合格していて、趣味でアプリ開発もやっています。つまり、エンジニアリングに関しては全くの門外漢ではなく、さらに大学院ではネットワーク構築の研究室に所属していたため、むしろ他分野のエンジニアよりもネットワークには多少詳しいとまで言えるのではないかと自負しています。

そんな僕でさえ、(よく考えると当然至極のことなのですが、)最先端の技術の説明はチンプンカンプンなわけです。というのも、前提となる実際に現場で使われている現状最先端の技術を知らないので、そこでの問題提起は頭に入ってこないのです。

それでも、“行ってよかった”。

言い換えると、情報工学修士号を持っていても未知の世界が広がっているのがネットワークの世界であり、その技術会議こそがJANOGミーティングなのです。ここだけにしかない技術に触れることができる、本当に貴重な機会でした。

私は3日間全てに参加させていただいたのですが、1日目より2日目、そして3日目と知識をアップデートするにつれて理解できる内容も増えていき、来場者の先輩エンジニアの方々とお話しすることができるようになったのは、この場が生んだ奇跡と呼びたい気持ちです。

参加したプログラム

以下は参加したプログラムです。これ以外の時間は、展示ブースを回ったり、技術者の方々とお話しさせていただいたりしていました。

・マンガ海賊版サイト動向2024 -対策状況アップデート
・若者へのネットワーク技術継承BoF
・若者エンジニアが知っておくべきインターネットの現実
・アマチュアAS運用を議論するBoF
・ライトニングトーク
・オフレコLT〜ここだけの話〜
・JANOG Update
・閉会宣言/次回開催予告

それぞれのプログラムについて記事を書きたいくらい素晴らしい発表ばかりでしたが、ここでは割愛させていただきます。

印象に残っているのは、若者支援への強い思いです。自分(自社)に対して直接の利益とならないにもかかわらず、もしくは身銭を切ってでも、後継者支援についてこんなにも真剣に考えていることに感銘を受けました。

(一方で僕は年齢ばかり食った1年目エンジニアなので、自力で頑張る他ないなと改めて認識しました。)

おわりに

JANOGミーティングは素晴らしい学びの機会を僕に与えてくれました。

来場者は3,249人と大盛況でしたが、会場が巨大だったため、人で溢れているというほどではありませんでした。ありがたい。
この記事をご覧の皆様、次回JANOG55でお会いしましょう。必ず、会いましょう。

おわり。


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