- PMM
- サーバーサイドエンジニア
- カスタマーサクセス
- Other occupations (18)
- Development
- Business
- Other
「Magic Moment Playbook の本質的価値を突き詰め、世の中に届けたい」Product Manager 中村が大切にするプロダクト作り
京都工芸繊維大学修士課程(高分子専攻)を卒業後、キャリアデザインセンターで企画・営業を経験後、リクルートへ転職。スタディサプリのPdM、事業開発を担い、教育格差の解消に向けてプロダクト開発・事業開発を行い事業成長に貢献。医療系スタートアップのカケハシに転職し、薬局向け業務支援システムのPdMを経験。その後、プロダクトが目指す世界に惹かれ2021年11月に Magic Moment へPdMとして入社。
唯一無二のプロダクトビジョンに惹かれ、Magic Moment へ
ー色々なご経験を経てプロダクトマネジャー(以下PdM)としてご活躍ですね。PdMにはどのような経緯でなられたのでしょうか。
振り返ると社会人のほとんどが企画職ですね。PdM をしているのは、本当に偶然で、リクルート時代にマーケティングを担当している時に、プロダクトとしてどうあった方が良いのか、仕組みとしてどうあった方が良いのか、を考えることに没頭していたら、PdM にアサインされました。プロダクト開発に取り組む中で、どれだけ優秀な人がマーケティングや営業をしても、プロダクトがいい体験を設計できていないと世の中に届かないことに気づきました。どれだけ、ユーザーに刺さるのか、ということですね。
PdM という仕事は、楽しいですよ。
なぜ楽しいかというと、顧客の持っている課題解決やその先のビジョンの実現に向けて、直接的にどういうアプローチでどのように進めるかを設計し、推進できるからです。純粋に何かを企画して、世の中に届けることが好きだったので、PdM という役割に仕事として没頭しています。
特に、プロダクトは Magic Moment のような SaaS として提供する会社にとっては事業の根幹です。PLG という言葉の通り、プロダクトが本質的な価値を持つことが事業の成長に直結するので、そこの責任感とやりがいは変えられません。
ーMagic Moment を知ったきっかけを教えてください。
リクルートでスタディサプリという to Cサービスのプロダクト開発を経験した後、次のキャリアを考えるときに、to B を経験したいという思いで、カケハシへ転職しました。カケハシは Vertical SaaS であり、事業の転換期にありました。成長フェーズの真っ只中で、SMB だけではなく、エンタープライズで利用されるサービスを目指していました。それはそれで楽しかったのですが、そもそもプロダクトとして、どういう課題をどう解決するのか、という根本から設計する環境に身を置きたいと考えるようになりました。
そんな時、エージェント経由で Magic Moment に出会いました。
ー最初から Magic Moment への関心が高かったと聞いていますが、なぜでしょう?
カケハシよりもアーリーなステージにあり、プロダクトが1→10のフェーズ、プロダクトの価値をとことん突き詰められる環境だと捉えました。そのタイミングで PdM をやりたい、チャレンジしたいなと。
何より、プロダクトビジョンに惹かれました。「営業に携わる誰もが顧客のために”真剣に価値を提案する”世界の実現」、最高にワクワクしました。また、それを支える会社のバリューである Go True Way にも共感し、ぜひ話を聞いてみたいと思いました。
自分からエージェントに面談設定をお願いしたのは、Magic Moment だけだったかもしれないです。笑
ー入社の決め手を教えてください。
色々ありますが、求人を見て直感的に良いと思ったことが、面談を通じて確実になったことが決め手でした。最終面談の村尾と会う前にはもうほぼ気持ちは固まっていましたね。
そもそも、「Xを解決したらYの世界が訪れること」という本質的な課題を見つけ、解決することで誰もが心地良くなる世界が作れることがすごく良いと思っています。
Magic Moment は Go True Way にあるように、「逃げずに本質的に向き合うこと」を会社が宣言していることが、自分の大切にしている価値観にマッチしていることはとても大きかったです。
実際、営業というどの事業会社においても必要なポジションをターゲットにしていることに加え、CRM がうまく使われていない実感もありました。そのため、Magic Moment Playbook が解決したいことが、営業組織における課題だということもすんなり理解できましたし、必要性に共感しました。
ー面談で印象的だったことはありますか?
エントリーした企業には「何が課題ですか?」と聞くようにしていました。最終面談で村尾から「今までにないプロダクトを作ろうとしているから、言葉にして、社内外に伝えることが課題」と聞き、わかりきっているものではなく、マーケットから作ろうとしているんだ、と理解しました。プロダクトの価値から作りたいと考えていたので、Magic Moment がまさに自分がチャレンジしたいフェーズにあると思い、入社を決めました。
Magic Moment が目指すビジョンを純粋に信じ、全員が成長に向かって進んでいる
ー入社してみて、イメージしていた通りでしたか?
そうですね、シリーズAの社員数50人前後の規模で働くことが初めてだったので、どんなもんだろう、と思っていたのですが、思ったよりカオス(プロダクトや事業、組織として解くべき課題がかなり多い)でした 笑。
ただ、色々ある課題を解いた先の世界には、Magic Moment が目指すビジョンがあると思い、その世界を目指したいという気持ちが強まりました。実際入社してわかることの方が多いと思いますが、顧客像や課題を捉えることができてきたからこそ、より面白みも増しています。
ーMagic Moment での仕事内容を教えてください。
Magic Moment Playbook のプロダクトマネジメントをしています。誰のどんな課題をどう解くかの整理を行います。そのために、PRD(Product Requirement Document)作成や開発ロードマップの策定、開発プロジェクトのマネジメント、開発案件の企画立案をしています。
もう少し抽象度を上げると、Magic Moment Playbook のビジョンを実現するために何が必要なのか、を考えることです。ビジョンの実現とは、営業や営業組織がもっている課題を解決することで、僕らが思い描く状態を実現できていることだと理解しています。そのためには、今までとは違う解決方法で、より本質的に解決できる仕組みを提供することが求められています。その仕組みを設計し、それをカタチにしていくのが Magic Moment におけるPdMの仕事です。
ー社内でもたくさんの方とコミュニケーションを取られていますよね。
はい。ポジション的にも色々な方と連携を取ったり、教えてもらったりすることが多く、入社当初から色々助けてもらっていて働きやすさを感じます。
Magic Moment は子どもっぽい純粋さを持っている人が多いと思います。変に気を使いすぎず、自分を大きく見せよう・よく見せようという人がいないです。僕自身もですが、Magic Moment の事業やビジョン、ミッションに心から共感して入社しているので、純粋に事業の成長に向かって進んでいる人が多いです。また、それを求められています。
ちなみに、一番純粋で子どもっぽさを感じるのは代表の村尾ですね、笑。50人前後の規模の会社においては、会社の特徴が代表の考えや性格に大きく影響すると思っているので、まさに「純粋さ」の集団です。安心してコミュニケーションできます。
ー入社して印象深いエピソードがあれば教えてください。
Magic Moment Playbook がローンチ1年を迎え、プロダクトが誰のどんな課題を解決するのか、解決したいのか に改めて向きあい、言葉にして仮説にして解決策を考えています。その中でずっと課題として認識していながら、なかなか前に進められていなかった課題をプロジェクトとして解決に動くことになりました。
ある日の夕方に打ち合わせがあり、その課題に対して前提を整理し、何が課題でどのように課題の要素を分解するべきかを整理し、結果どのようなプロダクトを目指すべきかという論点を整理して欲しいと言われました。
まさかの締め切りが翌日昼。ずっと解決に至らなかった課題に関してアウトプットを出すため、全く時間がないんですね。焦りました。無謀すぎると思いました。けれど、プロダクトチームだけでなく、ビジネスチーム、エンジニアチームなど、プロダクト開発に関わる全ての人に助けてもらいました。
プロジェクトには直接関わっていないメンバーも時間を使い助けてくれたことはとても印象に残っています。純粋にプロダクトを良くしたいと思い全員が取り組んでいることを実感しましたし、自分ごととして積極的にフォローし合える文化を感じました。
結果、無事にアウトプットとして出すことができ、実際の重点課題として解決に向けて企画・開発を進めています。
それぞれがプロフェッショナルであることを自覚して、取り組んでほしい
ープロダクトチームのことを教えてください。
今は、PdMが業務委託を含めると3名、デザイナーが1名の構成です。プロダクトビジョンの実現に向けて日々奮闘しているチームです。比較的経験が浅い若手メンバーが多い構成ですが、企画においてはそれぞれがプロフェッショナルであるという自覚を持って取り組んでいます。
企画の進め方としては、PdMからUI/UXデザイナーにコンセプトを伝え、モックを作ってもらうところからです。企画として文字で起こしていくと一見素晴らしいものに感じるのですが、ユーザー操作をイメージしたモックを作ると、イメージしていたものと違うな、ということも起きます。
ユーザーにどんな体験を届けるのかを突き詰めて本質的な価値を提供できることを追求したいので、デザイナーと一緒に具体的なユーザー体験を作り上げる部分をとても大切にしています。もちろん、ユーザー体験はプロダクトチーム内で完結することはありません。セールスチームや顧客にも聞くことで、顧客にとっての価値を考え抜いています。最終的なUIの細かな部分はデザイナーにお任せしています。
ー チームで課題に取り組むときに大事にしている価値観は?
笑顔で率直にフィードバックすることです。深刻な顔をせずに明るく、遠慮せずに言います。プロダクトとして本質的価値を届けイケてるものになるために、仮説を進化させていかないといけないと思っています。例えば、プロダクトオーナーから「XXという機能が必要だ」と言われた時、じゃあ作りましょうとなるのではなく、そのアイデアや主張には仮説が必ずあり、その検証は必ず誰かしないといけないです。もし、フィードバック が出づらい環境であれば、思いだけで作ってしまうことに繋がりかねませんよね。そういった意味でも、心理的安全性を確保しつつ、能動的にフィードバックを獲りにいく TRUE OPENNESS を両立させたいと思っています。
ーワクワクする時はどんな時ですか?
仮説を持ち、その解に向かって試行錯誤し、答えが明らかになった時です。プロダクト開発をする時に、1つアイデアがあるとすると、そのアイデアに対しては必ず、顧客にとって必要なのか、どういった時に必要なのか、という仮説があります。
わかりやすい例で言うと、Magic Moment Playbook は誰のものか?と言う問いに対して、営業担当者という仮説があります。営業担当と一口に言っても様々いますよね。ジュニアから、シニア、トップ営業もいれば、フィールドセールス・インサイドセールス。商談もリードタイムもそれぞれです。一旦仮に、営業としてのペルソナ像を設定した後に、色々な意見を集めていくとYESもあればNOも出てきます。どんどん突き詰め、企画を練っていくと解像度が高まっていくのが面白いです。
実際を知ることで、また別の新しい仮説ができ、その度に立て直していく。具体化する時も、一方で抽象度を上げていく時も、整理していく時もいつも仮説を検証しプロダクトとして実装させていく様を見るのが楽しいです。
プロダクトの未来のため、TRUE であることにこだわりたい
ーPdMという仕事はプロダクトの未来を決めるとても責任ある仕事ですよね。
確かに、この企画がプロダクトの未来を決めるのかと思うとプレッシャーを感じます。ただ、それは PdM だけで成し遂げられるものではないです。そして、企画はプロダクトにとって最もピュアなものなので、企画を出す際にはシニアやジュニアといった経験を取っ払い、顧客にとって本質的な価値であるかを徹底的に議論できる環境を大切にしています。また、その環境が Go True Way によってしっかり醸成されているため、議論がブレても立ち帰れます。
ーPdM のやりがい、醍醐味を教えてください
Magic Moment Playbook をより良いものにしたい、と思ったときには必ず舵を取る役目が必要です。その舵取りを担うのが PdM であり、面白いところだと感じています。一方で、私たちは今までの日本のマーケットにはない新しいコンセプトのプロダクトを提供しているので、そのコンセプトを大切にしつつ、マーケットやユーザーにプロダクトをフィットさせにいくことは、かなり挑戦的なことでやりがいを感じています。
プロダクトが成長する場面の中心にいるため、私たちの描いた企画がマーケットやユーザーが本当に求めているモノなのか、ということを日々問われていますね。
ー皆さんに聞いています。CEOに言われて印象的だったこと、教えてください!
入社後、オンボーディングと並行してプロダクトのロードマップ策定やプロセス設計、個別の企画推進など複数の物事を同時に進めなければならなくなり、抱え込んでしまったことがありました。そのとき、村尾から、「1st:顧客、2nd:プロダクト、3rd:仕組み のように考えて進めるべきだ」と言われました。
全部が全部、優先度高くやりたい気持ちはありますが、課題解決の先に顧客があるコトを優先する、つまり顧客にとって本質的に価値を届けていくということを意識すれば、明確に前に進めるんだとハッとしました。今も溢れかえりそうになりながらも、前に進めているのはこの言葉があったからだなと思います。
徹底して TRUE であることを求められているし、村尾自らが体現していると感じました。
純粋に Magic Moment が描くビジョンにワクワクする人とご一緒したい
ーどんなプロダクトチームにしていきたいですか?
プロダクトチームは、若いメンバーが中心であることはお伝えした通りです。なので、経験ある方も高いポテンシャルをお持ちの方も全方位で募集しています。
Magic Moment の目指している世界を一緒に創りたい、と純粋にワクワクする心を持つ人たちが集まっています。会社の Core Value の一つに TRUE OPENNESS があり、自ら考えていることや意思をさらけ出して、たくさんの人からフィードバックをもらうこと、また率先してフィードバックすることを大切にしています。
今以上に、人が人でしかできないことに集中し、人と人が強く結ばれる世界を実現したいです。進化するデジタルをうまく使い、人にしかできない=人が介在するからこそ価値を生み出すこと に人がフォーカスできる世界を Magic Moment Playbook を通じて実現することに熱中いただける方、お待ちしています!
中村のオフタイム:
2人の子どもたちと遊ぶことが楽しいですね。特に、上の子が1年前から将棋を始めたのをきっかけに将棋を一緒に始めました。子どもと一緒に勉強しています。