こんにちは、ラワンセ 遠藤(ネットワークエンジニア)です。
ネットワークの基礎を学ぶシリーズの補講として、今回は「LANとWAN」について解説していきます。
これまでの回では、IPアドレス、デフォルトゲートウェイ、ルーティングなどを学んできました。
今回は、「ネットワークの規模や範囲」に注目して、LANやWANという考え方を整理していきます。
また、よく聞くインターネット、イントラネットについても合わせて説明します。
目次
■問題
家庭内のWi-Fiや会社内ネットワークのような、比較的狭い範囲のネットワークを何と呼ぶか?
■選択肢
A. WAN
B. LAN
C. MAN
D. GAN
■回答
B. LAN
■解説
ネットワークは、接続されている範囲や規模によって分類されます。
その中でも特によく使われるのが、LAN、WANです。
□LANとは?
LAN は、Local Area Networkの略です。
「狭い範囲のネットワーク」を表します。
例えば、家庭内Wi-Fiや会社のオフィス内ネットワークなどがLANです。
つまり、「近い場所同士をつなぐネットワーク」というイメージです。
□WANとは?
WAN は、Wide Area Networkの略です。
「広い範囲のネットワーク」を表します。
例えば、インターネット、本社と支社をつなぐ回線やクラウドサービスとの通信などがWANにあたります。
つまり、「離れた場所同士をつなぐネットワーク」です。
□家庭のネットワークで考える
例えば、自宅のPCがインターネットへ接続する場合、
PC
→家庭内Wi-Fi(LAN)
→ルータ
→インターネット(WAN)
という流れで通信しています。
つまり、普段私たちはLANとWANを両方使っています。
□デフォルトゲートウェイとの関係
第7回で学んだデフォルトゲートウェイは、「別ネットワークへ出るための出口」でした。
これはつまり、LANの外(WAN側)へ通信するための入口とも言えます。
PCは、「同じLAN内か?」「別ネットワークか?」を判断し、別ネットワークならデフォルトゲートウェイへ通信を渡しています。
(企業のネットワークの場合などにはデフォルトゲートウェイを通って同じLAN内の別ネットワークに行くこともあります、どんな場合か考えてみましょう)
□インターネットとは?
インターネットは、世界中のネットワーク同士が接続された巨大なWANです。
誰でもアクセス可能な公開ネットワークであり、
Webサイト
動画配信
クラウドサービス
など、多くのサービスがインターネット上で動いています。
□イントラネットとは?
イントラネットは、企業や組織の内部だけで利用するネットワークです。
例えば、
社内ポータル
社内ファイルサーバ
勤怠システム
などがイントラネット上で動いていることがあります。
外部から自由にアクセスできない点が、インターネットとの大きな違いです。
□初心者ポイント
「インターネット = Wi-Fi」と思われがちですが、実際には違います。
Wi-FiはLANへ接続するための無線通信技術です。
その先でインターネット(WAN)へ接続しています。
Wi-Fi→LAN接続手段
インターネット→世界規模ネットワーク
という違いがあります。
□もう一歩理解を深める
企業ネットワークでは、
本社LAN
支社LAN
データセンタLAN
など複数のLANをWANで接続していることがあります。
このとき重要になるのが、ルータやルーティング、VPNなどの技術です。
今後の回では、こうしたWAN通信を支える技術についても学んでいきます。
■まとめ
LANは狭い範囲のネットワーク
WANは広い範囲のネットワーク
インターネットは巨大なWAN
イントラネットは組織内部向けネットワーク
デフォルトゲートウェイはLAN外への出口
□今後について
今後のシリーズでは、ルーティングやNATなど、「LANの外とどう通信するか」という技術が登場していきます。
今回のLAN / WANの考え方は、その基礎になります。
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