こんにちは、ラワンセ 遠藤(ネットワークエンジニア)です。
今回は実践編として、「netstat」コマンドを使い、PCで現在行われている通信を確認してみます。
これまでの回では、ポート番号、well-knownポート、TCP/UDPなどについて学んできました。
今回は、それらが実際にPC上でどのように使われているのかを見ていきます。
目次
■今回やること
■netstatとは?
■実際にやってみよう
■どんな結果が表示される?
■表示の見方
■ESTABLISHEDって何?
■ポート番号を見てみよう
■もっと詳しく見てみよう
■LISTENINGとは?
■初心者ポイント
■もう一歩理解を深める
■まとめ
■今回やること
Windowsのコマンドプロンプトで netstat コマンドを実行し、現在の通信状態を確認します。
■netstatとは?
netstat は、「どの通信が行われているか」「どのポートが使われているか」を確認するコマンドです。
ネットワークエンジニアだけでなく、サーバ管理者やセキュリティ担当者もよく使用します。
■実際にやってみよう
まず、コマンドプロンプトを開きます。
Windowsキー
→検索文字に「cmd」と入力しエンター
→コマンドプロンプト起動
次に、以下のコマンドを入力します。
netstatCtrlキーを押しながらCを押すと止まります。
■どんな結果が表示される?
実行すると、以下のような情報が表示されます。
TCP 192.168.1.10:49721 142.250.xxx.xxx:443 ESTABLISHED
TCP 192.168.1.10:49721 172.64.xxx.xxx:https ESTABLISHED最初は難しく見えるかもしれませんが、1つずつ見るとシンプルです。
■表示の見方
例えば、
192.168.1.10:49721これは、自分のPCのIPアドレス : 使用中のポート番号を表しています。
一方、
142.250.xxx.xxx:443142.250.xxx.xxx:443は通信相手を表しています。
443番ポートなので、HTTPS通信を行っていることが分かります。
■ESTABLISHEDって何?
ESTABLISHED は、「通信中」という意味です。
つまり、「現在この通信が成立している」状態を表しています。
■ポート番号を見てみよう
前回学んだwell-knownポートも実際に表示されます。
例えば、
80 → HTTP
443 → HTTPS
53 → DNS
などです。
普段Webサイトを開いているだけでも、多くの通信が行われていることが分かります。
■もっと詳しく見てみよう
次は以下のコマンドを実行してみます。
netstat -an-a
→ すべての接続を表示
-n
→ 名前解決せず数字で表示
という意味です。
こちらの方が、実際のIPアドレスやポート番号が見やすくなります。
■LISTENINGとは?
結果の中に、
LISTENINGという表示が出ることがあります。
これは、「そのポートで待ち受けしている」状態を表しています。
つまり、サーバとして通信を待っているということです。
例えばブラウザやアプリ、Windows内部のサービスなどがポートを待ち受けしています。
■初心者ポイント
「自分は何も通信していない」と思っていても、PCでは多くの通信が常に行われています。
例えば、
- ブラウザ
- Windows Update
- チャットアプリ
- セキュリティソフト
などがバックグラウンドで通信しています。
netstat を使うと、それを実際に確認できます。
■もう一歩理解を深める
実務では netstat を使って、
- 不審な通信がないか
- サーバが正しく待ち受けしているか
- 特定ポートが開いているか
などを確認します。
ネットワークやサーバのトラブル調査で非常によく使われるコマンドです。
■まとめ
netstat は現在の通信状態を確認するコマンド
IPアドレスとポート番号を確認できる
ESTABLISHED は通信中を表す
LISTENING は待ち受け状態を表す
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