こんにちは、ラワンセ 遠藤(ネットワークエンジニア)です。
ネットワークの基礎を学ぶシリーズの第6回として、CCNAの問題を題材に知識を身につけていきます。
□前回の振り返り
前回はIPアドレスについて解説しました。
IPアドレスはネットワーク上の機器を識別するための「住所」のようなものでした。
今回はそのIPアドレスとセットで使われる「サブネットマスク」について解説していきます。
目次
■問題
■選択肢
■回答
■解説
□具体例
□なぜ255.255.255.0になるのか
□CIDR表記との関係
□なぜ必要なのか
□初心者ポイント
□もう一歩理解を深める
■まとめ
■問題
サブネットマスクの役割として正しいものはどれか?
■選択肢
A. 通信速度を向上させる
B. IPアドレスのネットワーク部とホスト部を識別する
C. MACアドレスを変換する
D. ポート番号を管理する
■回答
B. IPアドレスのネットワーク部とホスト部を識別する
■解説
サブネットマスクとは、IPアドレスのどこまでが「ネットワーク」を表し、どこからが「機器(ホスト)」を表すのかを区別するための情報です。
IPアドレスだけではその境界が分からないため、サブネットマスクを使ってネットワークの範囲を明確にします。
□具体例
例として以下のような設定を考えてみます。
IPアドレス:192.168.1.10
サブネットマスク:255.255.255.0
この場合、192.168.1 の部分がネットワークを表し、.10 の部分がそのネットワーク内の機器を表します。
つまり「どのネットワークに属しているか」と「その中のどの機器か」を分けていることになります。
「どのネットワークに属しているか」をネットワークアドレスといい、
「その中のどの機器か」をホストアドレスといいます。
ネットワークアドレスはマンション自体の住所、ホストアドレスはマンションの何号室かを表しているようなイメージです。
□なぜ255.255.255.0になるのか
サブネットマスクは2進数で考えると理解しやすくなります。
255は2進数で表すと 11111111 となり、この「1」がネットワーク部分を意味しています。
つまり、1が続いている部分がネットワーク、0の部分がホストという考え方になります。
□CIDR表記との関係
実際の現場では、サブネットマスクは次のような形式で表されることが多くあります。
192.168.1.10 /24
この「/24」は、先頭から24ビット分がネットワークであることを示しており、255.255.255.0と同じ意味になります。
この表記方法はCIDRと呼ばれ、現在ではこちらが主流です。
□なぜ必要なのか
ここで「なぜわざわざネットワークを分ける必要があるのか」という疑問が出てきます。
ネットワークが大きくなりすぎると、通信が増えて混雑しやすくなります。
そのため、サブネットを使ってネットワークを分割し、効率よく管理する必要があります。
□初心者ポイント
サブネットマスクを理解すると、「同じネットワークかどうか」を判断できるようになります。
この判断ができるようになると、機器同士が直接通信できるのか、それともルータを経由する必要があるのかが分かるようになります。
□もう一歩理解を深める
実際の通信では、同じネットワーク内であれば直接通信が行われ、異なるネットワークの場合はルータを経由して通信が行われます。
この判断の基準として、サブネットマスクが使われています。
■まとめ
サブネットマスクはネットワーク部とホスト部を分けるための情報
IPアドレスだけでは分からない範囲を明確にする役割を持つ
CIDR(/24など)とセットで覚えることが重要
ネットワーク分割や通信判断に欠かせない仕組み
□今後について
次回は「デフォルトゲートウェイとは何か」について解説していきます。
異なるネットワークへ通信する際に必ず登場する重要な概念なので、今回の内容とつながる形で理解していきましょう。
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