こんにちは、ラワンセ 遠藤(ネットワークエンジニア)です。
ネットワークの基礎を学ぶシリーズの第2回として、CCNAの問題を題材に知識を身につけていきます。
□前回の振り返り
前回はOSI参照モデルについて解説しました。
ネットワーク通信を7つの層に分けて考えるモデルでしたね。
今日はネットワークの基本モデルの一つである「TCP/IPモデル」について、CCNAの問題を題材に説明していきます。
目次
□前回の振り返り
■問題
■選択肢
■回答
■解説
□TCP/IPモデルの構成
□OSI参照モデルとの対応
□初心者ポイント
□もう一歩理解を深める
■まとめ
■問題
TCP/IPモデルにおいて、OSI参照モデルの「トランスポート層」に対応する層はどれか?
■選択肢
A. インターネット層
B. トランスポート層
C. アプリケーション層
D. ネットワークインターフェース層
■回答
B. トランスポート層
■解説
TCP/IPモデルは、実際のインターネットで使われている通信モデルです。
OSI参照モデルでは7層に分かれていましたが、TCP/IPモデルでは4層にまとめられています。
その中で「トランスポート層」はOSI参照モデルと同じ役割を持っており、データの送受信の管理や通信の信頼性を担当します。
TCPやIPというのは通信に使われるプロトコル(約束事)の一種です。
細かい話は今後改めて出てきますので、それまでは「そういうものがあるのか」と思っていただければOKです。(気になる方は検索してみてください)
□TCP/IPモデルの構成
層 役割
アプリケーション層 アプリケーションの通信(Web・メールなど)
トランスポート層 通信の信頼性・ポート番号
インターネット層 IPアドレス・ルーティング
ネットワークインターフェース層 物理通信・MACアドレス
□OSI参照モデルとの対応
OSI参照モデル(7層)とTCP/IPモデル(4層)は、以下のように対応しています。
OSI第7〜5層 → TCP/IP アプリケーション層
OSI第4層 → TCP/IP トランスポート層
OSI第3層 → TCP/IP インターネット層
OSI第2〜1層 → TCP/IP ネットワークインターフェース層
□なぜTCP/IPモデルを学ぶのか
OSI参照モデルは「考え方(理論)」でしたが、TCP/IPモデルは「実際に使われている仕組み」です。
OSI → 理解のためのモデル
TCP/IP → 実際に動いているモデル
という違いがあります。
□初心者ポイント
OSIとTCP/IPで混乱しやすいですが、
OSI:細かく分けて理解する
TCP/IP:実際の通信で使う
と考えると分かりやすいです。
□もう一歩理解を深める
実務では「この通信はL4(トランスポート層)の問題」といったようにOSIモデルで考えつつ、実際の通信はTCP/IPモデルで動いています。
両方セットで理解することが重要です。
■まとめ
TCP/IPモデルは実際のインターネットで使われているモデル
4層構造でシンプルにまとめられている
OSI参照モデルと対応関係がある
理論(OSI)と実務(TCP/IP)をセットで理解することが重要
□今後について
次回は「データカプセル化」について解説していきます。
通信の中でデータがどのように変化していくのかを理解すると、ネットワークの仕組みが一気にイメージできるようになります。
引き続き、順番に学んでいきましょう。
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