シャワー浴びてたら首がバキッと鳴ったデスクワーカーの話
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こんにちは。ラワンセの松本です。
皆さん、日々デスクワークに勤しんでますか?
Wantedlyの記事をご覧の方々は、椅子に腰掛け、机に置かれたPCに向かって業務をされてる方が多いかと思っています。
かく言う私も例に漏れず、インフラエンジニアとして週5デスクワークの生活を続けています。
学生の頃に飲食店等でアルバイトをしていた頃に立ち仕事も経験しましたが、身体の疲労感が大きく毎日ヘトヘトだったので、社会人になってからはデスクワーク、最高〜〜!と日々感じています。
そのように立ち仕事と比べると身体のしんどさは随分軽減されたと思われるデスクワークですが、そんな我々デスクワーカーを悩ませることの一つに「身体がバキバキになる」という事情があります。
バキバキになる、と抽象的な書き方をしましたが、例えば代表的なものは肩こりで、人によっては背面全体(首〜背中〜腰まで)が凝り固まる、眼精疲労、頭痛、むくみ、猫背、巻き肩、などなど……
デスクワーカーの身体をバキバキにする事象は枚挙に暇がありません。
そして物騒な記事タイトルをつけた私は言うまでもなく身体をバキ散らかしています。
元々学生の頃から勉強などで机に向かっている時から身体につらさを抱えがちでしたが、歳を重ねていくことで年々ますますバキバキの強度が上がっている気がします。
ただ、もう10年以上そういった身体の状態なので、少しでも不調を感じ始めたらストレッチをする、休日は一万歩を目安に歩く、毎日浴槽に浸かる、水分は多めに取る、頭痛や吐き気を引き起こすほどになったら整体や整骨院等に行く、と対策も打っています。
その日は、鉛の板を背負っているように肩が重く、腰も張っていて、たしかに普段よりもバキバキ度が高い状態でした。
そんな身体のだるさを抱えながら、いつも通りお風呂に入り、いつも通りシャワーを浴びようと上を向いた途端、首の後ろに鋭い痛みが走ると同時に「バキッ!!!」とよもや人体の、しかも首から鳴ったとは思えない破裂音のようなものが聞こえました。
手癖で指をポキっと鳴らすやつがあるかと思いますが、あれのレベルMAXという感じです。
まず、痛い的なことを口走った気がします。
そして一瞬間を空けて、ズーン、と重たい痛みが首の後ろに広がっていきました。
そして痛みとともに、不安感が私の中に広がっていきました。
首の骨が痛いって大丈夫なのか?と。
しかし幸いなことに、頭痛や手の痺れなど、首の痛み以外の異変は現時点では感じていませんでした。
私は急いで、かつ、慎重に残りのタスクを済ませ、浴室を後にしました。
その日は痛みを抱えつつも安静に努め、就寝しました。
翌朝、状況は変わっていませんでした。
というよりもむしろ、痛みは少し増しているような感覚さえありました。
頭痛、手の痺れなどは変わらず発症していません。
休日だったので机に向かうことは避けられましたが、不運なことにその週末はかかりつけの整体院が休診であったため、翌日別の病院に行くことにしました。
結論から申し上げると、「首の捻挫」でした。
シャワー浴びるために上を向いただけで捻挫!?と愕然としましたが、その通りでした。
病院では首にテーピングを貼られ、しばらくは患部を冷やしておくようにとアイシングを勧められました。
足首や手首の捻挫は経験がありましたが、まさにそれらと同じ処置を首にも受けました。
捻挫の引き金となったのは、シャワーのために上を向く動作でしたが、根本的な原因は「身体がバキバキであること」でした。
普段よりも身体が凝り固まっていたことで、首周りの筋肉が突っ張ってしまい、変な力が働いたことで首の後ろに負荷が掛かったようです。
具体的には、胸の上部(鎖骨の下あたり)が縮んで固くなっていたことで、本来スムーズな動作で上を向けたはずが、首の前側の可動域が狭くなったことで、首の後ろに負荷がかかり捻挫に至ったと。
ただ、直接的な原因はその箇所かもしれませんが、身体の様々な箇所が凝り固まっている・可動域が狭くなっていることで互いに悪い作用を引き起こし、結果的に首を痛めることとなりました。
身体のコリの原因については、もちろんスマホや料理など日常の動作も考えられますが、一日の多くの時間を同じ姿勢で過ごしているデスクワークが大半を担っているだと推察されます。(少なくとも今回の私の事象についてはそうだと思います)
とはいえ、もしも正しい姿勢で過ごせていたら、身体にはそこまで大きな負荷はかからないと思われます。
頭が前に落ちている状態(いわゆるストレートネック)や、猫背、巻き肩、浅座り(いわゆる仙骨座り)などは、本人はラクに感じるかもしれませんが、長時間過ごしていたら身体に負担がかかる姿勢です。
この「悪い姿勢」と長時間のデスクワークが組み合わさることで、「バキバキの身体」が出来上がり、「首の捻挫」を引き起こしてしまいました。
正しい姿勢で机に向かいましょう、ときっと誰もが学生の頃によく言われていたことと思います。
あの頃よりも歳を重ね、より長時間机に向かうようになった大人こそ、正しい姿勢を意識しなければならないと実感しました。
「正しい姿勢」についてはとても細かい&私は専門家ではないので各自ググって頂ければと思いますが、私が今回の通院時に聞いたのは「骨盤を立てて座る」はマストで実施してほしいとのことでした。
首の位置を正しくするか、肩を下げるとか、ディスプレイの位置を目線の高さにするとか、やるべき対策は様々あると思いますが、私の場合はこの一件から、忙しくとも骨盤を立てて座ることだけは意識するようにしています。
捻挫治療の甲斐あって、一週間ほどで痛みは治まりましたが、この時に受けた文字通りの「痛い思い」を忘れないよう、長々と記事にしたためることとしました。
あくまで医療知識のない、いちインフラエンジニアの体験記ですので、この人はそうなんだ〜ぐらいで受け取っていただけると幸いです。
ともかく、首だけでなく、身体を痛めるデスクワーカーが一人でも減りますように。
皆さんもご自愛くださいませ。