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娘の将来が心配なわたしが、LMCに入社した理由

はじめまして。デザイナーの今井です。私がLMCに入社した経緯について、お話しさせていただきます。

これまでいくつかの会社を経てグラフィックデザイナーとして13年目となります。流通系企業、旅行会社の新聞広告・不動産業企業のSPツール、チラシパンフ、飲食系企業の年間SP、大型ショッピングモールの通年広告、音楽系プロダクション・J2サッカーチームのwebデザインなど幅広く様々な業界のデザインを経験させてもらいました。

LMCの面接を受けたのは実は2度目で、1度目は最終面接の直前で他の会社に決めたため辞退させてもらいました。その後もLMCのことは頭の片隅にあり、不動産業の広告デザインを過去にやっていたことや、何より以前は忙しいと聞いていた残業時間が大幅に改善されていた点から、もう一度受けさせてもらえないかと駄目元でメールをさせてもらい、入社に至ります。あの時弾かれなかったLMCの懐の深さに感謝しております。

なんのために仕事をしてるんだろう


デザイナーとして13年目となりますが、その前は普通に4年制の大学を出て普通にエンジニアを2年やっておりました。電機系企業に出向しビールや製薬会社のプラント設備の運用システムの構築を行なっていました。プロジェクトが始まるとコーディングとデバッグで会社に篭り、帰れない日は明け方まで仕事をして出社時間まで自腹でカプセルホテル生活が続きました。ボロ雑巾のようにクタクタになり夜中に歩きながら「なんのためにこの仕事をしてるんだろう」と自問自答する日々。「どうせなら好きに生きたい。自分で何かを作り出す仕事につきたい。」と広告の世界に飛び込みました。

奈落


DTPスクールを卒業し入社した広告代理店は、名前入りの段ボールがあり廊下で仮眠をとるような以前よりひどい環境でした。「社内ホームレス」と呼んで皆笑っていましたが、カプセルホテルよりひどい生活に戸惑いました。先が全く見えない毎日でしたが、毎日確実にスキルアップできているのが楽しかったし、ものの見えないシステム作りより、目に見えるデザインをする方が確実に自分にはあっていると確信しました。毎日必死で仕事をこなしていると、一人のベテランアートディレクター(当時アラフィフ)の下につくことになりました。

人生の師との出会い


なんの経験もなかった自分を「なんか面白そうだから」とその会社に拾ってくれたのがそのADで、当時の自分からしたら雲の上の人のような存在でした。その人のもとで初めてやった仕事は有名なお酒の広告のデザインリサイズで、メインビジュアルとキャッチコピー、注意書きの3つのコンテンツを、それぞれの段組(サイズ)に再配置し直すだけの仕事。正直「2時間くらいで終わるだろう」とタカをくくっていたのですが2日かかりました。ミリ単位での修正。文字組みやカーニングの基礎。オブジェクト同士のバランス感覚。仕事に対する心構えを一つ一つ丁寧に叩き込まれました。

分からないことばかりだったので休みはWebとカメラのスクールに通い、とにかくその人に食らいついてそこの会社で沢山の経験をさせてもらいました。カメラマンの重たい機材を背負って数日間雪山を駆け回ったり。ドローンのない時代にはしごに登り長い棒の上にカメラをつけて園庭を撮影したり。深夜に代理店の担当者を背に「あーでもないこーでもない」と修正をさせられたり。夜21時からはじまる客先打ち合わせの恐怖も。夜中3時にボツをくらう絶望感も。響き渡る社員の怒号と壁に空いた営業の拳の穴も。大きな仕事も小さな仕事も、お客や代理店、印刷会社との付き合いから、焼酎、ブランデー、ウィスキー、酒の飲み方まで。そこからいくつかの会社を経験し、なんやかんやありまして今に至ります。

LMCでの仕事


LMCに入社してからまだまだ日が浅く、わからないことの方が多いのですがその中で感じたことは まずLMCの「人」の暖かさとエネルギーです。若い人が多く真面目な一面もありつつ笑顔の爽やかな社員の多い会社だと思います。自分のいる制作チームは3人体制、個性的で気のおけないメンバーがそろっております。その中で自分は新規案件の制作を担当させてもらっており、チームの魂を受け継いだMさんとスケジュール管理が得意なIさんと、それぞれの得意分野を生かしたチームワークで、少ない人数を互いにバックアップできる環境だと思います。

自分のこと


浦和生まれの浦和育ち。父、母、兄の3人が教師という教師一家の家庭でした。中学の時、朝目が覚めると二段ベッドの下で担任が寝ていたり(父の教師仲間)、母の教え子たちがクラスメートにいたり。大学時代はひたすらバイトしてお金を貯め、海外旅行をしていました。ドイツを中心にフランス、ベルギー、オランダ、オーストリア、チェコ、ハンガリーと旅をしました。朝ホテルで朝食のパンを余分にもらいハムとチーズを挟み、昼飯にするような貧乏旅行、片言の英語と身振り手振りで自分の勝手気ままな生き方はこの頃から変わってないのかと思われます。娘がもう少し大きくなったらいつかまた家族3人で行けたらと思います。

子供のこと


好き勝手生きてきた自分ですが、子供ができて随分と考え方や生活が変わりました。娘が小さいときは夜泣きがひどく、布団におろすといつまでも泣くので、嫁とお義母さんとで順番に夜通し抱っこしたり。休みは抱っこ紐で公園のブランコで揺れてあやしたり。少しずつ話せるようになると保育園に行くのが嫌で毎朝ギャン泣きされ心が折れそうになったり。苦労のぶんだけかわいいのですが、今では4歳になり少しずつ親から離れていく成長がうれしくもあり、時が止まればいいのにと疎ましくもあります。いつまで手を繋げるのか、一緒にお風呂に入れるのか、髪に触ることができるのか。子供を育てているようで自分が育てられているんだなと感じます。LMCに入り子供との時間が増え、本当にありがたいです。

【人事補足】

ちょっと感動する、グッとくる自己紹介をしてくれた今井さんです。当たり前ですが、人にはそれぞれ歴史があるんだなぁと改めて実感する社員紹介でした。今井さんはLMCにおいて貴重な「大人」です。先日行った残暑払いで、若手男子が続々と今井さんに懐いていってるのを見てから“LMCの岩合さん”と心の中で呼んでいます(※岩合さんとは、猫を手懐けるのが異常に上手い写真家です)。入社して3ヶ月ちょっとですが、業務でも大活躍され、同じ部署の伊藤さんから「救世主」と呼ばれているほどです。そんな今井さんとお話してみたい方は、ぜひお気軽にご応募ください!

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