こんにちは、Little Rooms代表の平です。
昨年、「2026年3月までに解決したい課題5つ」というnoteを公開しました。あれから半年あまり。
5つの課題のうち、解決したもの、半分まで進んだもの、論点そのものが変わってしまったものが混在しています。今回は、敢えてその振り返りではなく「次に解きにいく課題」を公開します。
振り返りが気になる方は、ぜひカジュアル面談にて。
目次
課題①|LOOSYの“見つけられる力”をつくる
いま起きていること
チャレンジ
課題②|世界情勢に揺るがないサプライチェーン
いま起きていること
チャレンジ
課題③|コア人材からルーティンワークを剥がす
いま起きていること
チャレンジ
課題④|LOOSYの“次”を生み出す体制
いま起きていること
チャレンジ
いま、特に力を入れて採用しているポジション
ブランドマーケター
BizDev
おわりに
この1年、Little Roomsはようやくブランドが市場と噛み合いはじめました。
ソファブランド「LOOSY」は、発売から1年で15,000台を超え、会社としての売上は2023年の4倍まで伸びました。
その伸びを受けて、2つの足場を仕込みました。
ひとつは、恵比寿に2フロア・250㎡のオフィス兼クリエイティブハブを構えたこと。撮影スタジオとショールームを同居させ、SNSの中だけにあったLOOSYを、空間として体験してもらえる場所にしました。
今のチーム規模からするとだいぶ背伸びをした投資ですが、これから先の数年を見据えて意思決定しました。
メンバー7人で250㎡のオフィスに引っ越した話|Little Rooms,Inc.
新しいオフィスで、移転パーティーをしました🎉|Little Rooms,Inc.
もうひとつは、マーケティング部門にマネジメントメンバーが加わったこと。「プロダクトの価値を市場にどう伝え続けるか」を本気で握れる人がチームに加わり、ここからは“マーケ戦略が回っている前提”で次の絵を描けるようになりました。
次のステップへの足場は、確かに整ってきている。だからこそ、ここで改めて、2026年中に解きたい4つの課題を公開しておきたいと思いました。
採用に注力しているポジション(BizDevとブランドマーケター)も、この4つの課題と地続きです。記事後半で触れていきます。
それでは、課題①から——
課題①|LOOSYの“見つけられる力”をつくる
LOOSYはこれまで、広告を中心に多くの人に情報を届けてきました。でもそれだけでは足りません。広告で“仕掛ける力”とともに、LOOSY自体がお客様に“見つけてもらえる力”が必要です。
いま起きていること
LOOSYの認知は、まだ広告の出稿量にぶら下がっています。広告を出せば伸びる、止めれば鈍る。この状態のままブランドを大きくしていくのは健全ではありません。
一方で、ショールームをオープンしてみて改めて思ったのは、リアルでお客様の声が聞こえる環境の強さでした。
世の中にAIが当たり前になるほど、人の体験や“このブランドが好き”という気持ちの価値が高まっていく。その実感を改めて持てたことは大きいと思っています。
チャレンジ
ただバズを生み出すのではありません。「LOOSYというプロダクトが、お客様にどんな価値を提供できるのか」——置くだけでこういう気持ちになれる、こういう場所が生まれる、それが伝わるコンテンツを積み上げていく。
結果として「ソファといえばLOOSY」と自然に検索され、思い出される。広告依存から抜け出し、ブランドそのものの引力でお客様に見つけてもらう状態を、2026年中に形にします。
課題②|世界情勢に揺るがないサプライチェーン
家具は、世界のどこかで何かが起きると、すぐに作れなくなったり、運べなくなったりする商材です。
いま起きていること
世界情勢がかなり不安定になり、仕入れ・物流・原材料のリスクが、明確に高まっています。LOOSYの原料も、今はどうしても石油由来のものに依存している部分があります。
為替が動けば原価が動き、輸送が滞れば届かない。これを“いつか考えること”にしておくわけにはいきません。
チャレンジ
原料そのものの見直し、国内製造に切り替えたときのコスト比較、梱包サイズの最適化、生産地の選択…… 打てる手を一つずつ並べて、外部環境が揺れてもLOOSYの品質と世界観を守れる仕入れ・生産の設計に作り替えます。
AIとともに戦略を練り、ステークホルダーや工場に当たり、最後は人が意思決定する。こういった“改善プロジェクトそのものを立ち上げて回す”のが、後述するBizDevの仕事です。
課題③|コア人材からルーティンワークを剥がす
会社が次に進むとき、いつも詰まるのは「そのメンバーにしか回せない仕事」です。
いま起きていること
今のLittle Roomsでも、ブランドの中核を担うメンバーが日々の実務に追われ、新しいことに全力投球できないときがあります。たとえばSNSやプロダクト企画を一人で背負っているメンバーがいて、その人の手が空かない限り、次のブランドの準備が始められない。外部パートナーに参画してもらっても、結局その人が管理することになり、かえって消耗してしまうことも。
チャレンジ
AI化の波で、これまで人がこなしてきた“作業”は急速に減っています。だからこそ相対的に重みを増しているのが、「何を選ぶか」「どう進めるか」という意思決定の部分です。Little Roomsに今いちばん必要なのは、AIを使いこなし、自分で考え、決めて、前に進められる“マネジメントレイヤー”の人。
ここが厚くなると、コアメンバーは作業から解放され、それぞれが新しい価値を生む仕事に集中できる。コアメンバーのルーティンワークを引き剥がし、一人ひとりが次のチャレンジに向き合える状態を、2026年中につくります。
課題④|LOOSYの“次”を生み出す体制
Little Roomsは、「LOOSYの会社」でいるつもりはありません。
いま起きていること
LOOSYで掴んだ“ブランドの育て方”を、次のブランド、その次のブランドへと再現していきたい。
しかし今は、新しいものを生み出せる人の手が、目の前の運営でふさがっていて、新ブランドの立ち上げに思うように取り組めていません。
直近ではようやく、マーケティング統括の新メンバーが加わってくれたことで、ブランドディレクターがLOOSYブランド内の新商品の準備に着手できたところです。
チャレンジ
課題③でコアメンバーの手が空けば、LOOSYブランドの新商品、そしてLOOSYに続く新ブランドへと挑戦を広げていける。
同時に、LOOSYを置いてもらえる施設を全国に増やしたり、オフラインの体験を強化したり——そうした“まだ誰のボールにもなっていない仕事”を形にしていきます。
「Little Roomsは、ブランドを生み出し続ける会社だ」と言い切れる体制を、2026年中につくり始めます。
いま、特に力を入れて採用しているポジション
この4つの課題は、2つのポジションと地続きです。
ブランドマーケター
課題①の主役です。SNSで“バズらせる”のではなく、LOOSYのコアな価値がより多くの人に伝わる状態をつくりインパクトを最大化する。プロダクトがどんな文脈で取り上げられ、どう紹介されてはじめて意味があるのか——企画からKPI設計までを自分で立てられる人。
今はブランドディレクターがこれを担っていますが、その隣に立って一緒に戦略設計し、いずれ並走できる人を探しています。
D2CブランドでPRやマーケをやっている方はもちろん、広報やメディア、SNS運用を支援会社としてやりきって、次は事業会社で本質的な価値づくりに挑みたい、という方にもやり甲斐を感じていただけるかもしれません。
BizDev
課題②③④を横断する役割です。サプライチェーン改善プロジェクトの立ち上げ、オペレーション改善プロジェクトの立ち上げ、新しいブランドを生み出すための組織づくり、プロダクトをオフラインで置いてもらえる場所を全国に増やす販路開拓など、まだ誰のボールにもなっていない抽象的な課題を、自身でプロジェクトの形にして前に進める。
AIを駆使して、関係者を巻き込み、意思決定し、やり遂げる ——そんな動き方に魅力を感じる方を求めています。
家具プロダクトは、物理的な手触りがあり、事業がグロースすると在庫や原価など新たな課題も生じます。無形商材とはまた違ったやり甲斐があると思います。SaaSやソフトウェア領域等で課題解決をしてきた方にもぜひご興味持っていただきたいです。
おわりに
正直にお伝えすると、直近は売上を最優先で追いかけるフェーズではありませんでした。
この1年は、採用や組織づくり、次の成長に向けた基盤づくりに大きく投資してきました。
ただ、その投資は確実に実を結び始めています。
直近で一番大きい変化は、お互いに「悔しい」「負けたくない」と思えるメンバーが揃ってきたことです。同じ熱量でプロダクトを語り、マーケティングを語り、ときにはライバルのように切磋琢磨できる仲間たち。
経営者として特に嬉しいのは、経営者として、大きなイシューを任せられるマネジメントレイヤーの面々が活躍し始めていて、今このチームで働けるのは、もし私が社員だったらかなり楽しそうだなと感じています。
ここから先は、経営陣のアイディアだけでなく、各領域をやりきってきた人たちが、フラットに議論しながら次のブランドを生み出していくフェーズです。
まだ整っていない、正解もない。でも、だからこそ面白い。この4つの課題を、一緒に解きにいきませんか。