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HEROs Sportsmanship for the futureの記者会見におじゃましました!



先日10/30、東京・赤坂の日本財団にて、HEROsのプロジェクト発表会が行われました。
スポーツ×社会貢献というのは、欧米ではよく取り組まれていますが、まだまだ日本では周知されていない流れ。
どのようなアスリートが、どういった目的で、このプロジェクトに携わっていくのか気になり、記者会見に参加させていただくことにしました。

「HEROs」とは日本を代表するアスリートたちが、それまで個々で実施していた社会貢献を、日本財団をプラットフォームにし、競技の枠を超え一緒になって社会貢献活動をしていくための専門団体です。
今回、このプロジェクトチームに発足時から携わっていたのが、サッカー元日本代表の中田英寿さん。「社会貢献は苦しいものではなく、楽しいもの」と話した中田さん。これまでにも頻繁に社会貢献活動をしてきた中田さんは、プロジェクトを通じて現役時代にはあまりできなかった、他スポーツのアスリートとの関わりを楽しみにしていると笑顔をみせました。

他にも、柔道の井上康生さんやバレーボールの大林素子さん、バスケットボールの田臥勇太さんなど、多くのアスリートがプロジェクトに賛同し、アンバサダーとして会見に登壇しました。

会見の最後には質疑応答の時間が設けられていました。パラスポーツに関心のある私は、車いすバスケット元日本代表の根津慎志さんに質問したく、どきどきしながらその時を待っていました。
質疑応答の時間になり、さあきた!と思ったら、まさかの誰も手を挙げないという展開。会場に一瞬シーンとした空気が流れます。某テレビ曲や新聞社と、大手メディアがたくさんいるなかで、学生の私がこの沈黙を切り裂くべきか否か・・・と迷っているうちに、先を越されてしまいました。
その後も他社メディアの方からマイクを奪うことができず、会見は終了。
少し尻込みしてしまったがために、せっかくのチャンスを生かすことができませんでした。思い出せば思い出すほど悔しい体験となりましたが、次回はこの反省を生かし、臆せず切り込んでいこうと思いました。


今回発足したこの「HEROs」プロジェクトには、アンバサダーとして3名のパラアスリートが参加しています。2020年に向け、今日パラスポーツの認知度を高めるイベントなどが各地で開催されています。パラスポーツの特性や、競技としての面白さが、徐々に社会で浸透しつつあると思う一方で、ふとそういったイベントそのものに参加することを「社会貢献」だと捉えている人が、少なからずいるようにも感じます。
「HEROs」では、パラアスリート自らが率先して社会貢献活動に乗り出します。この取り組みは、「障がいのある人」=「支援される人」という、多くの人が無意識のうちに浮かべているであろう構図を壊してくれる、と私は考えています。パラアスリートが、誰かのために動くこと。そしてその活動を広く知ってもらうこと。この誰もが誰かの〝HERO〟になることができる環境こそ、2020年に向けて私たちが目指すべき社会の姿なのではないでしょうか。

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