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【CTO就任挨拶】エンジニア社長が自分の会社を辞めてリーウェイズのCTOを引き受けたワケ

 はじめまして。8月1日付けでリーウェイズのCTOに就任した神谷です。坊主頭にメガネがトレードマークの研究開発エンジニアです。親しい友人からは小坊主などと呼ばれています。ちなみにメガネは伊達です。

1.研究開発エンジニアって?

 Wantedlyでは「研究開発エンジニア」という職種はないようで、「その他エンジニア」に分類されるエンジニアです。Wantedlyの職種にあるWebエンジニアのスキルも持っていますが、それだけではなく、データ分析、数値シミュレーション、組み込みソフトウェア開発など、「何(What)が出来るか」という観点で切り取るといろいろあるので、「どのような(How)働き方が出来るか」という切り口でまとめて「研究開発エンジニア」を自称しています。

 「研究開発」とは、Wikipediaによると以下の通りです。

研究開発(けんきゅうかいはつ、英語: Research and development、R&D)とは、特定の対象を調査して、基礎学問の研究や、目的に応じた応用研究の模索、将来的に発展する技術等の試験を行い、技術的な優位を得るための活動である。

そういう働き方をしてきたエンジニアです。

2.もう少し具体的に

 私はこれまでに、精密機器メーカー、データ分析ベンチャー、IoTスタートアップで、まさに上記の「技術的な優位を得るための活動」や新製品・新規事業開発の仕事をしてきました。精密機器メーカーでは、半導体素子の設計・評価、電子透かし技術の応用開発を行い、データ分析ベンチャーでは自然言語処理技術を活用した新規事業開発を担当しました。IoTスタートアップでは、一人目のエンジニアとして参画し、創業者のアイディアを製品化する開発を担当しました。その後に「テクノロジーで新しいチャレンジを支援する」という目標をかかげて起業し、複数のベンチャー企業の新規事業開発や新規プロジェクトの立ち上げを支援してきました。

 各々の会社で研究開発の対象は(そもそも分野も)異なりますが、どこの会社においても、数値シミュレーション、データ分析、機械学習、ソフトウェア開発などの保有スキルを使って、新しい製品やサービスを開発する仕事に携わってきました。

 ざっといろいろ書きましたが、まとめると、「リーウェイズのCTOは新しい製品やサービスを創る仕事をしてきた小坊主」くらいに覚えていただけると幸いです。

3.リーウェイズのCTOになったワケ

 そんな小坊主がなぜリーウェイズのCTOになったのか、ちょっとだけ語らせてください。

 最近の某シェアハウス事業周辺のブラックなニュースの例を挙げるまでもなく、ずっと以前から、不動産業界は非常にグレーな印象がつきまとってきた業界でした。そのようなグレーな印象を持たれる原因や実際に消費者の不利益が業者の利益になるような取引の原因は「情報の不透明性」にあります。

 リーウェイズは、「テクノロジーで不動産投資環境の新エコシステムを創る」をミッションとしてかかげ、情報の透明性を高めることで市場参加者と取引の数を増やし、不動産投資のマーケットを公正かつ健全に拡大させることを目指しています。代表の巻口は、不動産業界に25年も関わり続け、業界の構造と課題を熟知しています。その上で、業界の健全な発展のためにチャレンジしています。

 また、当社には巻口をはじめ不動産投資の専門家、金融工学の専門家、アプリケーション開発をリードする機械学習エンジニア、GitHubを使いこなす営業、よく気が利く柔軟なバックオフィスなど、優秀な社員が多く在籍しています。

 そんなリーウェイズで私が初めて担当したプロジェクトは、社内で最重要プロジェクトとして位置づけられ、大きなやりがいを感じて取り組んでいました。

 そのような状況で、前任の大塚さんからCTOの引き継ぎのオファーがありました。小規模ながら会社を経営する身として考えなければならないことも多々ありましたが、ミッションの大きさ・可能性・やりがいと天秤にかけ、「テクノロジーで新しいチャレンジを支援する」というモチベーションを全力でリーウェイズに向けることに決めました。

4.CTOの仕事

 CTOの仕事はいろいろとありますが、一般的な内容はCPO佐伯の記事によくまとまっているので、そちらを参照していただくとして、リーウェイズでの仕事について紹介したいと思います。

リーウェイズでの小坊主の仕事は大きく整理すると以下の通りです。

1)技術・開発戦略の立案と実行

2)開発組織マネジメント

3)その他必要なこと全て

1)と2)は一般的にCTOに求められることでもあります。1)について、いまいまは、既定路線の戦略に沿って進めています。金融機関や大手不動産事業者との共同プロジェクトや、プロダクト開発におけるアーキテクチャの決定がそれにあたります。人工知能技術の適用範囲拡大・精度の向上や、その他先端テクノロジーの活用など、先々を見据えたコア技術の蓄積・高度化のための活動も含まれます。2)については、開発チームメンバーの採用活動や、開発効率を上げるための開発環境整備などを進めています。

3)は、当社がまだ組織規模が小さいために、発生する仕事という側面もありますが、経営者目線で心掛けたいと思っていることでもあります。担当が決まっていないけど誰かがやらなければならない仕事があれば、自分でやるなり誰かに依頼するなりして業務が円滑に回るように配慮するのが経営者の役割の一つと考えています。当然、組織全体としての効率や優先度はありますが、手が空いているなら、必要なことは何でもやる心構えでいたいと思っています。ただし、任せる時は信頼して任せたいと思っています。

5.最近のニュースと今後の計画

 ちょうど先日、オリックス銀行様との共同プロジェクトについてプレスリリースが出ました。

▼オリックス銀行様プレスリリース

業界初、AIを活用した個人向け不動産投資キャッシュフローのシミュレーターを導入

今回オリックス銀行様に導入いただいたシステムは、不動産投資ローンのキャッシュフローを人工知能技術を用いて予測するシステムです。当社が開発・保有するGate.をベースにオリックス銀行様のご要望を反映して提供しています。他にも同様の共同プロジェクトを進めています。

 リーウェイズでは、今後も金融機関や大手不動産事業者にテクノロジーを提供し、共同で、透明性が高く信頼できる不動産投資環境の新エコシステムを創っていきます。そんな当社で、共にミッション達成に向けて全力でコミットする仲間を募集しています。この記事を読んでチャレンジしてみたいと思った人は、ぜひコンタクトください。

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