こんにちは!事業推進部の東城です。
仕事中だけでなく、日常生活でも「インプット」と「アウトプット」という言葉が飛び交うようになりました。いきなりですが、アウトプットの重要性について考えたことはありますでしょうか・・・?
Locoではアウトプットの場として、就業後に「日報」を書く文化があります。メンバーがFacebookのエンタープライズ向けSNS「Workplace」で日々の学びを投稿し、みんなに共有しています。社内プロジェクトである「日報活性化PJT」のオーナーとして、1ヶ月社内の日報を活性化することを目的に様々な試みをしてきました。その中で、私が学んだ「アウトプットの重要性、学びを発信する3つのメリット」について、日報を例にお話ししていきたいと思います!
—————
1.アウトプットは学びを整理して記憶させる
日報は1日の業務中、あちこちに考えを巡らせたものを復習・整理できる場。文字でまとめることによって、得た知識は吸収されて定着していきます。
人間の考えは、浮かんでは消えるの繰り返しで、エビングハウスの忘却曲線も有名な話です。
出展:エビングハウスの忘却曲線 - フリー・ジュニアアカデミー へようこそ
結論、人は忘れるんです。
それを防ぐためにみんなはメモを取るなりしていますが、そのメモにもうひと工程加えて、学びを定着させるのが日報だと考えています。
具体的なアウトプット工程はというと、学んだことを
・自分の経験と結びつける
・知っている知識と比べる
・自分の表現で言い換える
・活用して応用させる
こうして、1日で得た情報を分解して、繋ぎあわせることによって知識は定着されていきます。
なぜなら、考えは自分の中ではっきりしていないと言葉にできないので、分かったふりをしていては日報は書けないからです。それが学びを文字に起こす難しさであり、意味なのだと考えています。
2.アウトプットは学びを身に付かせる
知識は人に教えられるようになった時に初めて自分のものになる。日報と日記の大きな違いは「公開していること」です。
伝わるように書くプロセスはもちろん、「人に教えるつもり」で学ぶことを意識するだけでも、インプットの質は全く違ってくるはずです。
ラーニングピラミッドについて、ご存知でしょうか。
教育メソッドの平均的な学習定着率を表したものとして有名で、「教えること」がいかに知識を定着させることにつながるか、可視的に理解できます。
出典:【理論】なぜ、人に教えると「良く学ぶのか?」 – toiee Lab(トイラボ)
また、あのマネージメントの父ピーター・ドラッカーもこう言ってます。
No one learns as much about a subject as one who is forced to teach it.
人に教えることほど勉強になることはない。
本を読む際、あるいは何かを勉強する際、「人に教えるつもり」で学び、他人に分かるように整理して伝えることで学びが身に付き、自分のものになります。
日報でアウトプットすることは、まさにこのプロセスを促すものだと思いました。
3.アウトプットで新たな学びを得られる
学びを公開するもう一つのメリットは、フィードバックをし合えることです。
Workplaceでは、「いいね!」「スタンプ」「コメント」など、さまざまな方法でフィードバックが可能なのですが、その中身は大きく下記の3種類に分類できます。
・同意や共感
・新しい視点、異なる意見の提示
共通の価値観を持つ仲間を見つけたり、異なる意見を持つ仲間とすり合わせることで考えが深まったり、新たな発見を得たり。
仲間と意見や学びを共有し、フィードバックし合うことで新しいアイデアの創造につながります。つまり、学びを共有することはとてもクリエイティブなコミュニケーションです。
—————
1.学びを整理して記憶させる
2.学びを身に付かせる
3.新たな学びを得られる
以上、私が思う「日報を活用したアウトプットの重要性、学びを発信する3つのメリット」でした!
日報を書くメリットはその他にもたくさんあって
例えば
・日々の感謝を伝えたり
・その人のキャラクターが投影されるから、読むとメンバーへの理解が深まったり
・アウトプットを意識すると、たくさんインプットしようとアンテナを張るようになったり
・日報を読んで他部署の業務を理解し、新たな連携に繋がったり
などなど。
せっかく日報文化があるのだから、せっかくアウトプットの場があるのだから、これからもこの機会を最大限に活かし続けていきたいと思います!
もちろん、ここで挙げたものはあくまでもほんの一部に過ぎません。ぜひ、皆さんの日報やアウトプットの意義を考えるきっかけになりましたら嬉しいです^^